この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

第6回折紙探偵団九州コンベンションに行ってきました、その1。

2016-05-28 21:14:02 | 折り紙・ペーパークラフト
 先週末は土日にかけて佐賀大学で行われた第6回折紙探偵団九州コンベンションに行ってきました。
 
 まずはJRの佐賀駅にarigoziraさんをお出迎え。
 気安く請け負ったのはいいんですが、集合時間がまさかの8:14。その時間に佐賀駅に行くには普段仕事に行く時より早く家を出なくちゃいけないよ…。
 まぁ一度約束したからには何としてでも行かなくっちゃね。結局着いたのは約束の時間より5分遅れでしたけど。
 無事合流して、佐賀大学に向かおうとしたら「『くすくす』に行ってみない?」とarigoziraさん。
 くすくす?何のこっちゃ?と思ったんですけど、佐賀の有名なパン屋さんだとのこと。
 まだ朝食が済んでいないのかなと思ったんですが、別段そういうわけではないらしく、コンベンションでこのお店の紙袋を抱えた参加者を多く見かけるので行ってみたかったようです。好奇心旺盛なarigoziraさんらしいね。
 カーナビに導かれて市内の若宮一丁目にある『石窯パン工房くすくす』に到着。


   

 アメリカンな外観のパン屋さんでしたよ。
 カレーパンとクリームパンとミニクロワッサンとあとナッツのたくさん乗ったフロランタン(?)を買いました。
 カレーパンとクリームパンとミニクロワッサンは日曜日の朝食で、フロランタンはおやつで頂きました。
 どのパンも美味しかったですけど、店内の冷蔵庫にコカコーラが置いてあるのはどうかと思いました。
 どんなに良い素材を使っています!と謳ってもコカコーラが一緒に売ってあるんじゃその程度のお店なんだなとしか思えないですからね。コカコーラを飲んでる人もそれが体に良いと思って飲んでるわけではないだろうし。
 でもよい店を紹介してもらいました。
 佐賀に来ることがあったらまた来よう。それにしてもコンベンション参加者でこの店に来る人ってどうやって来てるんだろう?ホテルや駅から歩いてくるには遠いと思うんだけど…。

 9時近くになり会場である佐賀大学に到着。
 参加受付、教室受付、招待講師講演、全体写真撮影などがありましたが、割愛♪

 午後の部2限目から初めて自分が受け持つコンベンション講習が始まりました。
 今回の講習作品はプラスチックローズクォーターローズの2種類を予定していました。
 なぜこの2作品を選んだのかは当然理由があります。
 プラスチックローズを選んだのは、まずせっかくのコンベンションなんだから、少しは毛色の変わったものを講習した方がいいだろうと考えたからです。
 それに折り紙作品をプラスチックで折る「折りプラ」を自分の裡だけで終わらせてしまうのは勿体ない、とも思ったのです。
 クォーターローズはそのついで、って感じかな。

 いろいろ考えた末に講習作品を選んで臨んだ講習でしたが、結果から言えば見事なまでの失敗でした。
 何が失敗だったのか、どう失敗だったのかはいろいろです。
 まず講習時間が申し込みをした時点では90分だと思っていたのですが、実際には60分でした。なぜこのような勘違いをしていたか、理由は簡単、3月の折紙探偵団の例会で講師をしたときは講習時間が90分だったからです。当たり前ですが、イベントごとに講習時間は違うのですね。

 また講習に必要だから持ってくるように、と指示したセロテープを他ならぬ講師である自分が忘れました。アホか、と思いましたよ。 
 幸い講習前のお昼休みに気づいたので、事務方の人に余っているセロテープはありませんか、と聞きに行ったのですが(なかったら一っ走りコンビニに買いに行くつもりでした)、近くで話を耳にしていた女性が「余っているテープがありますよ」と言って新品のテープをタダでくれました。
 天使かと思いましたよ。
 ただし、その女性とコンベンション期間中再会することも遭遇することもなかったので恋に落ちることもなかったです。
 ブログ上ではありますが、あらためて礼を言わせてもらいます。どこのどなたか存じませんが、ありがとうございました。

 次にコンベンション参加者は川崎ローズぐらいは当然折れるものだと思い込んでいました。
 そう思い込んだ理由はコンベンションの参加費は4千円もするのです(2日間通じて、ですが)。4千円もする折り紙イベントに参加する以上はある程度折り紙に通じているものだ、川崎ローズぐらいは折れるだろう、そう思っていました。
 が、実際は全員が全員そこまで折り紙に通じているというわけではなく、中には初心者と呼んでもいいような人も少なからずいました。
 ただ、初心者が参加していたことは予想外ではありましたが、逆に初心者が4千円も参加費を払ってイベントに参加するということは、折り紙もまだまだ捨てたものではないってことなのだな、と思いました。
 それはさておき、プラスチックローズは川崎ローズが折れることが前提の作品だったので、講習は難を極めました。

 講習時間は先に述べた通り60分で、講習は14:20から15:20までだったのですが、講習中一杯一杯だった自分は何を勘違いしたのか、15時ちょうどになって「あ、もう終わりですね」と言ってしまいました。その言葉を真に受けた参加者二人が帰られてしまいました(他の人は間違いにすぐ気づいた)。
 
 とどめとしては講習作品であるプラスチックローズを講習参加者13人のうち、1人か2人しか完成させられなかったこと…。せめて参加者の半分は完成させられないとねぇ。

 これだけミスの連続で、自分の初のコンベンション講習はこれ以上ないっていうぐらい失敗だったんですが、ただ、失敗だった割りには講習を受けた人からの評判は案外悪くなかったです。家に帰ってから続きをしたいという人もいたし、他の作品を習いたかったという人もいましたしね。

 そっか、他の作品でもよかったのか…。
 自分はこれまでブログで自作の折り紙作品を発表し、その中のいくつかは折り方も公開してきたのですが、コメントしてくれるのはごく親しい常連さんの一部だけで、世間一般からはまったく相手にされてなかったので、自分の作品には需要がないのだとばかり思っていました。
 だから、コンベンションも川崎教授が考案した川崎ローズを元にしたプラスチックローズを講習作品に選んだのですが、それは間違いでしたね。他人の褌で相撲を取るべきじゃなかったです。

 来年コンベンションで講師を務めることがあったら、純粋に自分の作品で勝負してみたいです。
 まぁ今回いろいろやらかしてしまったんで、あんなトラブルメーカーはもう御免だ、と講師申し込みを拒否されるかもしれませんけどね。笑。

 失敗の連続でしたが、得るものもあったコンベンション初講習でした。


                                    続く。
コメント (9)
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