この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

地球人は科学的に創造された、のだそうです。

2020-08-29 22:58:03 | 戯言
 土曜日はお昼にちょっとした贅沢をしようと思って久しぶりに【魚女眞】に行ったら何と!昨年の11月に閉店していました。
 魚女眞の「本日の仕入れランチ」、めちゃめちゃ魚が新鮮で、超お気に入りだったんだけどなぁ。
 お気に入りという割には10か月ぐらいは行ってなかったわけだけど、やっぱり駐車場がないお店は「よし行くぞ!」と思わない限りなかなか行けないよね。
 代わりのお店でランチを済ませ、そのままとぼとぼ久留米のアーケード通りを歩いていたら、多目的ギャラリーで『UFO科学展』なるイベントがあっていました。
 UFO科学展?なんじゃらほい?と思ってギャラリーに足を踏み入れたら、広くはないギャラリーの壁には何枚ものパネルが張ってあって、主にダーウィンの進化論を否定する内容でした。
 あー、これ、ラエリアンだぁ。
 ラエリアン、話には聞いたことがあったけど、実際遭遇したのは初めてだなぁ。久留米なんて地方都市でも布教しないといけないなんてご苦労様です。

 ラエリアンというのはぶっちゃけて言ってしまうと「エロヒム」という宇宙人が教祖である宗教団体です(本人たちは宗教団体であることを否定しているようですが)。
 いろいろと問題がある団体なのですが、そこらへんのことは検索して調べてください。
 
 いい機会だから断言しておきますね。
 宇宙人は(地球人を除いて)存在しません。
 宇宙人の存在を信じる人になぜ宇宙人の存在を信じるのか尋ねると口を揃えたようにこう答えます。
 宇宙は広大だから(地球型の惑星も数多く存在するはずなので)宇宙人はいるはずだ、と。

 確かに宇宙は無限と言っていいぐらい広大です。
 地球型の惑星も数え切れないぐらい存在するでしょう。
 しかし生命が誕生する確率はそういった事象をあざ笑うかのように極小なのです。
 ある科学者がこんなことを言っていました。
 地球に生命が誕生する確率は時計の箱の中にゼンマイや文字盤などの部品を入れ、ぐるぐる掻き混ぜているうちに偶然時計が組み上がってしまったのと同じぐらいの確率だ、と。
 ゼロではないが、限りなくゼロに近いのです。

 およそ46億年前に地球は誕生しました。
 そして最初の生命が誕生するのは38億年前です。
 ではここで問題。
 38億年前に最初に地球に生命が誕生して以降、同様に無機物から生命が誕生したことは何度あるのか?
 答えは0回です。
 無機物から生命が誕生したのは38億年前に一度あったきりなのです。

 全宇宙において、地球が最も生命の誕生する環境が整っているといっても異議を唱える人はいないでしょう。
 何しろ実際一度生命が誕生しているのですから。
 しかしそのもっとも環境が整っている地球ですら生命が誕生したのは一度きりなのです。
 これは宇宙の広大さを理由に宇宙人が存在するという考えを否定するに十分な根拠だと言えるでしょう。
コメント
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