この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

デート代は男が出すべき?

2023-02-14 21:10:05 | 戯言
 セクシー女優の深田えいみさんによると、「デート代は男が出すのが当然」なのだそうです(こちら)。
 そういう考えの女性がまだいるということにちょっと驚きました。
 確かに、「デート代は男が出すのが当然」という時代が過去にはありました。
 なぜデート代を男が出すのが当然なのか?
 理由は単純、男性の収入の方が女性よりも(確実に)多かったからです。

 今では女性が高校や大学を出た後、社会に出て就職をするのは当たり前ですよね。
 でも当たり前じゃない時代があったのです。
 高校を出た後、結婚まで家業の手伝いをする、いわゆる「家事手伝い」というコースが昔はあったのです。
 断っておきますが、ここでいう「高校を出た後」というのは「高校や大学を出た後」ではないですよ。
 あくまで「高校を出た後」です。
 今でこそ女性が大学に進学するのは珍しいことではないですが、昔はそうではなかったのです。
 それに結婚は恋愛結婚ではなく、お見合い結婚を指します。
 本人の意思とは関係なく、親が決めた相手と結婚するのが当然という時代が過去にはありました。

 「家事手伝い」の女性と働いている男性がデートをすれば、男性がデート代を持つのはごく当然のことですよね。
 「家事手伝い」の女性がいたというのは自分たちの親世代の話ですが、女性の収入が男性より低かったのはそこまで昔の話ではありません。
 男女雇用均等法が施行されたのは昭和60年のことです。
 男女雇用均等法なんて法律が出来たのは当然のことながら男女の雇用機会や賃金が均等ではなかったからです。
 収入の多い男性と収入が少ない女性がデートをすれば、収入の多い男性がデート代を出すのは当然でしょう。
 デート代は男性が出すのが当然と考えている女性は、男性の方が雇用に関して恵まれている社会を望むのでしょうか。
 それならデート代は男性が出すのが当然と言えるかもしれませんが。

 デート代をどちらかが出すのだとすれば、それは男女に関係なく、収入が多い方が出せばいいんじゃないですかね。
 年収1000万円の女性と年収200万円の男性がデートをして、そのデート代を男性が全額負担するというのはおかしな話ですから。
 デート代を男が出すべきというのは、男性の方の収入が女性よりも多かった時代の名残だと思います。
 自分は男性なので、そういう時代が再びやって来たとしてもそれほど困りはしませんが、女性の方はどうですか?
コメント
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