この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

読み終えてホッとした『シャーロック・ホームズの凱旋』。

2024-03-27 22:23:23 | 読書
 森見登美彦著、『シャーロック・ホームズの凱旋』読み終えました。

 この年になると本を読み終えると、読み終わったことにホッとするようになりました。
 もうね、読むのがすごく遅いんですよ。
 図書館で借りた『プロジェクト・ヘイル・メアリー』なんて読み終わるまでに二ヶ月以上かかりましたからね。
 いつ返却を督促する電話がかかってくるかと気が気じゃなかったです。
 昔はこうじゃなかったけどなー。
 文庫本ぐらいであれば、一日で読んでいたような気がします。

 自分はことあるごとに言っているのですが、本は若いうちに読んだ方がいいですよ。
 youtubeやTikTokといったコンテンツは年を取ってからでも出来ますからね。
 その点読書は若いうちに習慣化しないと身につかないですから。
 まぁ老化によって読書スピードが極端に遅くなっている自分が言うのもなんですが。笑。

 余談が長くなりました。

 『シャーロック・ホームズの凱旋』ですが、読み終えられただけはあって面白かったですよ。
 面白くなければそもそも読み進められないですから。
 ただ、個人的に森見登美彦の最高傑作だと思っている『夜は短し歩けよ乙女』ほどではなかったかな。
 でも三年間待った甲斐は充分ありました。

 スランプに陥ったホームズとその相棒ワトソンが主人公のお話です。
 でも舞台は(ヴィクトリア朝)京都なんです。
 何じゃそりゃって思いますよね。
 何じゃそりゃって思わせるお話を面白おかしく読ませるのですから、森見登美彦のストーリーテリングの手腕はさすがだ、と思いました。

 この作品もまた映画化(アニメ化)されるのかな?
 されるような気がしますね。
 その際は来場者特典が一週目と二週目で違うといったあこぎな商売はお願いだから止めて欲しいです。切実に。
コメント
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