この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

《やまめ山荘》でお昼を頂きました。

2025-01-07 17:45:05 | グルメ・おやつ
 岩屋神社での参拝を終えたのがちょうど12時を過ぎた頃だったので、お昼を食べに行くことにしました。
 さて、どこで食べるのか?
 もちろん事前にしっかり調査済みです。
 というか、予約もすでにしていました。
 そのお店というのが《やまめ山荘》です。

 皆さんは魚は好きですか?
 好きだとしたら、一番好きな魚は何でしょうか?
 自分はどの魚も好きですが、強いて挙げれば鯉ですね。
 鯉の洗い(刺身)と鯉こく(味噌汁)の組合せは最強だと思います。

 「鯉」と聞くと川魚は泥臭いんじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはないですよ。
 泥臭いのだとしたら、それはきちんと泥を吐かせてないからだと思います。
 きちんと泥を吐かせた鯉の清冽さといったら筆舌に尽くしがたいものがあります。

 そんなわけで鯉が一番好きなんですけど、やまめもまた好きなのです。
 やまめの塩焼きの野趣溢れる風味は最高です。
 岩屋神社に参拝をすることを決めたその日に、岩屋神社がある東峰村にいいお店はないか調べ、《やまめ山荘》を見つけて、ちょっとお高めだとは思いましたが、予約の電話を入れました。

 岩屋神社からそのまま《やまめ山荘》へと向かったのですが、カーナビがアホなのか、それともカーナビの指示するルートを自分が間違えたのか、とんでもない山道を通ることになりました。
 テニスボール大の落石がゴロゴロしてましたよ。
 テニスボール大の落石がゴロゴロしてるってことはサッカーボール大の落石が落ちて来ても不思議はないわけで、あの道は二度と通りたくないなぁ。

 13時前、無事《やまめ山荘》に到着。

   

 どこの武家屋敷かと思いましたよ。笑。
 
 この日自分はかなり我が儘な注文をしました。
 注文はやまめが3品つく「つつじコース」を、ただし3品のうち1つは甘露煮で、その甘露煮はもう1つ足して持ち帰りでお願いします、というものでした。
 どういう注文をしてるんだと思われるかもしれませんが、要はお袋にやまめの甘露煮を持ち帰ってあげたかったのです。
 注文を受けた仲居さんは少し考えるそぶりをしました。
 断られるのかなって思ったんですよ。
 断られた時は「つつじコース」を普通に注文し、甘露煮2つを持ち帰りで、と訂正するつもりでした。
 しかし仲居さんは、こう言ったんです。
 それならやまめが4品つく「椿コース」にされて、その4品のうちの2つを甘露煮で持ち帰りされては如何でしょうか?その方がお得です、と。
 こんな良心的な対応ってありますかね?
 最初の自分のオーダーだとつつじコースが3960円+甘露煮が1320円で計5280円になります(もし断られていたらさらにもう一つ甘露煮を買わなくちゃいけなかった)。
 それが「椿コース」だと4620円で済むんですよ。
 いいお店って客の(ある程度の)我が儘を聞いてくれるものなんですね。

 で、この日頂いたやまめの背ごしがこちら。
 
   

 「背ごし」というのは背骨付きの刺身のことです。
 コリコリとした食感が楽しめます。
 薬味がワサビではなく柚子胡椒というのも憎いですね。
 非常に美味でしたよ。

 家に持ち帰った甘露煮もまた美味でした。
 一緒に食べたお袋も「これまで食べた甘露煮の中で一番美味しい」と言っていました。
 来年はお袋を《やまめ山荘》に連れて行ってあげたいと思いました。
コメント
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