この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

富士山に登ってきました、その9。

2024-08-19 21:35:38 | 旅行
 財布の中にお札が一万円札一枚と千円札が一枚しかないことを知った時、軽く絶望しました。
 後払いでどうにかならないものかと思ったりもしました。
 でもその時気づいたんですよ。
 富士登山では小銭を何かと使うので、100円玉を多めに持ってきていたことに。
 100円玉を足すとギリギリ宿泊代の12500円を支払うことが出来ました。
 めでたしめでたし♪
 と言いたいところですが、この後お茶を買ったら、最終的に財布の中には50円(!)しか残りませんでした。
 3100メートルの高地で有り金が50円しかない心細さといったら!
 皆さんも富士山に登る際はお金を多めに持って行きましょう、、、まぁ予約していた山小屋に泊まれていたら、お金の心配はしなくてよかったのですが。

 山小屋のスタッフさんの案内でこの日の寝床へ。
 富士山の山小屋の中には大部屋で雑魚寝をするところもあると聞いたのですが、この日宿泊することになった【太子館】はカプセルホテルみたいな感じでしたよ(太子館の建物は木造ですが)。
 カプセルホテルと違うのは寝るのがベッドではなく、寝袋だということでしょうか。
 まぁ贅沢を言ってもね。

 横になってからしばらくの間はあまりの疲労に身体が身動き一つ出来ませんでした。
 防寒着を着ることが出来たのは三時間か、四時間経ってからですね。
 その後も深く眠ることはなかったです。
 4時前になり起床、下山の準備をしました。
 下山の準備といっても飲み終えたペットボトルなどをビニル袋に入れ、リュックに詰めただけですけどね。
 5時ちょうど、ご来光を拝むことが出来ました。

   

   

 写真でも充分美しいかと思います。
 でも実物はこの何倍も美しかったですよ。
 八合目のご来光でもこれほど美しいのですから、頂上から見るご来光の美しさはこの比ではないのでしょう。
 それを眺めることが叶わなかったのは残念でした。
 
 日が完全に昇り、下山の途に就きました。

                     続く。
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