この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

人見知りの人は必読!『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込み』。

2016-07-24 23:02:52 | 読書
 若林正恭著、『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』読了。

 一説によると日本人の6割は人見知りなのだそうです。
 人見知りが6割もいてよく社会が成り立つもんだなぁと感心してしまいそうになります。
 まぁこの6割っていうのを鵜呑みにしちゃいけないんですけどね。
 なぜかっていうと、「あなたは人見知りですか?」という質問と「あなたは自分のことを人見知りだと思ったことがありますか?」という質問では当然答えが違ってきますから。
 前者は現在の自分がどうなのかを問うてるのに対し、後者は過去にそう思ったことが一度でもあるかを尋ねています。
 6割の日本人を人見知りとするためには後者の質問をしたのでは?と睨んでますけどね。違うのかな。
 ともかく、日本人には人見知りが多いというのは間違いないようです。

 自分はといえば、人見知りではないですね。
 人見知りって分かりやすく言えば、初対面の人に対して上手く話せないとかそういうことじゃないですか。
 自分は初対面の人だから上手く話せないとか、そういうことはないです。
 初対面の人とも話せるのか、羨ましいな、器用な性格をしているのだな、そう思った人は間違いです。
 自分が初対面の人とも普通に話すのは、回数によって対応を変えるということが出来ないからです。
 この人と会うのはもう5回目ぐらいかな、じゃあそろそろ親しく話してもいいかな、そういう判断が出来ないのです。
 この前もサナトリウムで初対面の女性にバンジージャンプをしたときの写真を見せていたら、不思議子ちゃんから「初対面の女性に写真を見せるのはちょっと(やめておいた方がいいですよ)」と窘められました。
 自分はその時、何度目だったら写真を見せても構わないのですか?そう問いたかったです。
 自分はおそらくそういった常識的な判断が生涯出来ないだろうな~。

 さて個人的なことを書いちゃいましたが話を戻します。
 本書は人見知りの自覚のあるお笑い芸人、オードリー若林正恭のエッセイです。そしてエッセイであると同時に成長記でもあります。
 お笑い芸人が書いたエッセイですから基本笑える内容になっているのですが、同時に成長記でもあるので感動も出来、さらに泣けるところもあります。
 特にハガキ職人Tのエピソードはグワッと来るものがありました。

 この本は人見知りの人は必読だと思います。
 だけでなく、対人関係で悩んだことがある人は読んだ方がいいですよ。
 つまり、老若男女誰にでも広くお薦めってことです。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 序盤の波に乗り損ねた『ロス... | トップ | いろいろと安請け合いをして... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オードリー、面白いですよね。 (せぷ)
2016-07-27 21:39:24
オードリー、面白いですよね。
春日と若林のコンビネーションは絶妙だと思います。
でもそのコンビネーションが絶妙なオードリーがデビュー当時はボケとツッコミが逆だった、というのは、人に歴史ありだな~と感心します。

>つまり、講師向きってことですね♪
性格的に講師向きであっても、能力がそれについていってるかどうかは微妙なところですね。ドナドナ~♪
返信する
実はオードリーが好きだったりします(^^) (蒼史)
2016-07-27 09:24:49
>自分は初対面の人だから上手く話せないとか、そういうことはないです。

つまり、講師向きってことですね♪
返信する

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事