この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

壮絶な人生を送った棋士を描いた凡作『聖の青春』。

2016-11-20 18:52:15 | 日常
 松山ケンイチ主演、森義隆監督、『聖の青春』、11/20、Tジョイ久留米にて鑑賞。2016年40本目。


 原作は未読です。
 ただ、原作は未読ながら、映画が、どのエピソードを映画に取り入れ、どのエピソードを映画から外すか、その取捨選択を完全に間違えているということはわかりました。
 何しろタイトルが『聖の“青春”』であるのに、その要素が一切ないですからね。

 映画から受ける村山聖の人物像は、将棋の才能には恵まれているものの、幼少のころから患った病のために自堕落で、自暴自棄な生活を送り、自らの命を縮めてしまった、そんな印象を受けます。村山聖が極めて共感しづらい人物として描かれています。
 おそらく、原作ではそうではないのでしょう。いや、そうではないというか、そういう行動を取るに至った理由が丹念に書かれているのでしょう。
 しかし、映画では村山の行動を表面的に追いかけるだけなので、彼の行動がただ破天荒なだけにしか思えないのです。

 長大な原作を二時間の映画にまとめるのに、エピソードの取捨選択が必要なのは当然です。そして村山聖に関するエピソードの中で一番有名なのが、天才羽生善治と互角以上の戦いを繰り広げたことです。
 しかしそのエピソードにハイライトを当て過ぎるのはどうか、と思いますね。観客を呼ぶために羽生のネームバリューを利用するのは必然かもしれませんが、結果作品は何が言いたいのかよくわからない、ぼんやりとした凡作となってしまった、と思います。

 何が言いたいのかよくわからないというのは演出面でも言え、時折唐突に、白鳥が飛ぶシーンや食堂で働いているおばさんのカットが挿入され、自分は観ていて非常に混乱してしまいました。
 全然ストーリーに関係ないあの白鳥は何かの比喩?隠喩?森監督に会うことがあれば是非伺ってみたいですね。
 古本屋の女の子とのエピソードも完全に要らない、作品のノイズにしかなっていないと思いました。

 役者に対しては特に文句はありません。村山聖を演じるために20キロ増量して撮影に臨んだ松山ケンイチはすごいとすら思います。
 ただ、作品を宣伝する際、役者がコレコレこういう肉体改造をしたということが全面に押し出されるような映画は、それしか見所のない、ダメ映画だといってよいでしょう。

 この秋は期せずして、主人公が余命幾許もない作品が同時に公開されていて、自分はその中で宮沢りえ主演の『湯が沸くほどの熱い愛』と本作しか観ていませんが、『湯が~』があっという間の上映時間だったのに比べ、本作は「あとどれぐらいで終わるんだろう?」と何度か時間を確かめずにはいられませんでした。一言で言えば鑑賞中、腹が減ったなぁと思ったんですよね。傑作であれば空腹など気にならないことは言うまでもありません。

 映画は残念でしたが、原作は傑作らしいので今度読んでみようかと思います。


 お気に入り度は★☆、お薦め度は★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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第3回鳥栖ボードゲーム大会。

2016-11-19 21:09:32 | ゲーム
 今日は第3回鳥栖ボードゲーム大会でした。

 最大の目的は自分が考案した【トランプ将棋】のテストプレイ!
 にもかかわらずルールを書いたテキストを家に忘れてしまうという大失態。
 幸い会場であるフレスポ鳥栖が家からそんなに遠くなかったので慌てて取りに帰りました。近くてよかった!!
 テストプレイは3回出来ました。ゲームとしての致命的な欠陥は特に見当たらなかったです。
 貴重なアドバイスも頂きました。なるほど、と参考に出来るものもあれば、そのアドバイスを受け入れると全く別のゲームになってしまう!というものもありました。
 個人的には勝敗のつけ方にもう1アイディア必要かなと思いました。
 もう少し考えを煮詰め、ルールを整備して、完成度を高めたいです。

 同じく自分が考案した【スカイ・スクレイパー】もプレイしましたよ。


   

 【スカイ・スクレイパー】、これまでに10回ぐらいはプレイしているのですが、今回、初めての快勝だったような気がします。自分が考案したゲームで自分が快勝して嬉しいというのも妙な話ですが。笑。

 その他、【カタン】もプレイしました。
 実は今日の【カタン】には特別な意味がありました。
 というのも今日が人生3回目の【カタン】だったのですが(1回目が辛勝、2回目が惨敗)、今日の結果次第では明日天神で行われるちょっとした【カタン】の大会に参加しよう、そんな無謀なことを考えていたのです。
 結果は惜敗、あと一歩及ばず、といったところでした。
 しかし今日の惜敗は前回の惨敗より堪えました。というのも前回惨敗した時は、サイコロの目が最悪で、誰がやったとしても勝てなかっただろう、そう思えるゲーム内容だったのです。
 しかし今日は逆にサイコロの目が最高であるにもかかわらず、自分の度重なるミスで勝利を逃してしまいました。
 自分にも【カタン】の才能があるのかも?と天狗になっていたところがあったのですが、一から修行をやり直したいと思います。

 あとは新ゲームをいくつかプレイしたのですが、正直ピンとくるものがありませんでした。もっと正直に言えば前回同様今回も何が面白いのか、まったくわからないゲームもありました。
 自分がまったく面白さがわからないゲームがネットでは酷評の嵐!というならやっぱりね♪と思うのですが、必ずしもそういうこともなく、最高評価を得たりするものもあって、そうなると自分のオツムの問題ってことかぁ、と少なからず凹んだりします。
 ルールが理解出来ないゲームを30分以上付き合うと、頭がガンガンに痛くなるので、次からはゲームの選択は慎重にしよう、、、と慎重な選択が出来るほどにはボードゲーム、よくは知らないんですけどね。笑。 

 とりあえず、今夜はゆっくり寝ることにします。。。
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ダンボール製の手提げバッグが完成♪

2016-11-18 21:24:13 | 折り紙・ペーパークラフト
 先日製作途中の写真をアップした(こちら)ダンボール製の手提げバッグが完成しました。


   

 手前に置いてあるのが文庫用の収納ボックス。イベント時にはこの収納ボックスに折り紙作品を入れるわけですが、収納ボックスをいくつも持ち運ばなくちゃいけないから、フツーの紙バッグじゃ小さすぎてダメなのです。

 この手提げバッグの特徴その1。
 手提げの紐が底を持ち上げるようになっている。


   

 フツーの紙バッグって紐が縁に糊付けされているだけなので、負荷がかかりすぎるとそこからビリッと破けてしまうじゃないですか。
 このダンボール製の手提げバッグは万が一にもそんなことにならないように紐を長めにして底から持ち上げるようにしました。
 これなら多少重いものを入れても荷重で紐が取れる、なんてことにはならないと思います。たぶん。

 特徴その2。
 持ち運び中、簡単に開かないように蓋にゴムバンドをつけてみました。


   

 シンプルな仕掛けなんですけど、逆に言えばシンプルな仕掛けで蓋が開かないようにするのはどうすればいいか、かなり考えました。
 こういうことを考えるのは楽しいです。

 出来上がりにはすごく満足しています。
 ただ見た目よりもはるかに長い製作時間がかかりました。
 ぶっちゃけ段ボールの箱に紐をつけただけのシロモノで、一時間ぐらいで出来たんじゃない?と思う人が多いでしょうけれど、そんなもんじゃないです。包装紙を箱の外に張り付けるだけでそれぐらい掛かりましたよ。

 この手提げバッグの唯一の欠点が折り畳めないこと、ですね。
 かなり大きめのバッグにもかかわらず折り畳めないので、普段どこに仕舞っておくか現在思案中です。
 まぁそれを考えるのもまた楽しいんですけどね。笑。
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ぼったくりにも程がある。

2016-11-17 20:42:41 | 日常
 1月31日はお袋の誕生日なのですが、毎年、モノではなく、コンサートやお芝居などのイベントのチケットをプレゼントするようにしています。
 モノだといろいろ考えなくちゃいけませんが、イベントのチケットだとある程度おふくろの趣味に合わせたものを贈ればいいですからね。
 ミュージカル『ミス・サイゴン』、新妻聖子の一人芝居、三谷幸喜のお芝居などのチケットをプレゼントしてきました。
 一緒に行くこともありますし、一人で行ってもらうこともあります。まぁ趣味が完全に一致しているわけではないのでそこら辺は仕方ないかな。

 一つ問題があるとすれば、誕生日のプレゼントなので、誕生日から大きくズレ込むわけにはいかないってことです。誕生日が1月31日で、4月に行われるコンサートのチケットを贈ってもね。

 今年は何のイベントにしようか、と考えましたよ。
 何かよさげなイベントはないかいな、、、あった!
 博多華丸・大吉 26周年記念公演が1月22日、キャナルシティ劇場で行われます。お袋は結構二人のファンみたいだし、よし、これにしよう。ついでに自分も行こーっと。笑。

 と思っていたのですが、残念ながらチケットは買えませんでした。
 新聞で告知記事を読んでチケットの申し込みをしたのですが、電話をしたのが午後だったので規定枚数はすでに売り切れていたのです。
 その後一般発売の時にも申し込んだのですが、電話をしたのがやはり午後だったので、チケット入手ならず。
 う~~~ん、華丸・大吉、こんなにも福岡で人気があったのか…。まぁ仕方ないですね、25周年記念公演のときはダウンタウンの松本もシークレットゲストで来たらしいですから。

 このチケットの入手は諦めたんですが、一応念のために転売サイトを覗いてみたところ、5500円のチケットが最高値では35000円で売りに出されてました。おぃおぃ、いくら何でもぼったくりにも程があるだろ。誰か買う人、いるんですかね?

 その後、2月に行われる手嶌葵のコンサートにお袋を誘ってみたのですが、今年一度行ったのでもういいとのこと。う~~~ん。
 結局来年の1月から2月に行われるイベントでお袋が気に入りそうなものは見つけきれませんでした。
 仕方ない、来年のお袋の誕生日は何かモノをプレゼントするか、、、そうなると何をプレゼントすればいいか、まーったくわかんないんだよね。笑。
 
 まぁ今から何をプレゼントするか、ゆっくり考えよう。
 これを贈ったら喜ばれますよ、という何かいいアイディアがある人は教えてください。よろしくお願いします。
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賢者現る。

2016-11-16 20:41:53 | 日常
 もう5ヶ月ほど前のことになりますが、『九連環』というパズルを紹介しました(こちら)。
 あれからどうなったかというと、『九連環』は不思議博物館本館に置きっぱなしのまま、そして誰も解くことが出来ないまま、自分はその存在すら半ば忘れかけていました。
 しかしとうとう現れたのです。
 『九連環』という究極のパズルを解いた賢者が。


   

 賢者の名前はアッシュさん。自分はてっきり元々『九連環』の解き方を知っていたのかと思いきや、不思議博物館で初めて触れ、途中まで解いてあったのをヒントに自力で外したのだそうです(ちなみに途中まで解いたのは自分。笑。)。
 いや~、すごいな!誰も解けないだろうと思ってましたよ。世の中はやっぱり広い。
 ちなみにこのアッシュさん、別にパズルが得意というわけではなく、ルービック・キューブなどはさっぱりなのだそうです。
 だとしても、この5ヶ月の間、誰にも解けなかったパズルをマニュアルなどを見ることなく自力で解いたのは偉業だと言ってよいと思います。
 その偉業を称え、ジュースをいっぱい奢らせてもらいました。
 アッシュさんはこの日、話を聞いたお客さんから3度『九連環』を解くことを求められ、応じたそうです。賢者もツライね。笑。
 まぁでも出来ればこの偉業は自分が為しえたかったなぁ、、、なんて言っても後の祭りですけどね。

 次に難しいパズルを手に入れたときは解けるようになってから持っていこーっと。。。
 
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パフュームのコンサートに行ってきました。

2016-11-15 22:00:30 | 音楽
 11/12、ヤフオク!ドームで行われた【Perfume 6thTOUR 『Cosmic Explorer』 Dome Edition】に行ってきました。
 以下コンサートのレビュー、、、ではなく、ただの雑感です。コンサートの詳しい内容を知りたい方はこちらのレポートを読まれたらいいと思います。

 ヤフオク!ドームには開場時間の15:00ちょうどに到着しました。
 バスから降りたら、盛大に「くわっ」とばかりに唾を吐いてるオッサンがいました。オッサン、そんな道の真ん中に唾を吐くなよ…。パフュームのファンだからといってマナーを守る人たちばかりじゃないってことですね。
 まぁその時間帯にヤフオク!ドーム周辺をうろついていたからといって、パフュームのコンサートに行くとは限らないし、パフュームのコンサートに行くからといってパフュームのファンだとは限らないわけですが。

 ここだけの話、開場時間を16:00だと勘違いしてましたよ。開演時間を勘違いしてなくてよかった。

 エスカレーターに乗ってドームのゲートへ。
 ここのエスカレーターに乗るときいつも不思議に思うのですが、屋外に設置してあるエスカレーターって雨に濡れて電気系統がショートしたりして故障するってこと、ないんですかね?ないから屋外に設置してあるんだとは思いますが。笑。

 5番ゲート前の広場にグッズ売り場が設営されていました。
 パンフレットぐらいは買うか!と思って並んだのですが、何と!パンフレットが2種類ありました。
 (公演の内容に触れているため)コンサート終了後に発売されるものとそうでないものの2種類です。
 やめてよ、こんなアコースティックギターな商売!略して阿漕な商売!
 迷った末、結局間を取って来年のカレンダーを買いました(何の間だ)。
 2017年の1年間をパフュームのメンバーに見守られながら過ごすのも悪くないだろうと思ったからですが、カレンダーは12枚の写真を1日で一気に撮影したんだな!と思えるシロモノでした。もうちょっと工夫したものにならなかったのかな。。。

 入場ゲートに向かう途中でなるみがコインロッカーに荷物を入れたいと言い出しました。お泊り用の荷物も持ってきていたので、両手が塞がってたんですよね。
 ロッカーに荷物を入れた方が身軽になっていいかと思って、自分が背負っていたリュックも一緒に入れたのですが、これはミスでした。
 というのも帰り、寒くなったらいけないなと思って持ってきていた上着も一緒にロッカーに入れちゃったんですよね。
 ドームの中は3万人(?)もいるのだから、熱気でムンムンに違いないと思ったのです。
 が、違いました。
 違うというのは3万人という人数ではなく(人数はよくわからない)、熱気でムンムンの方です。といっても決してファンの熱意がなかったというのではなく、単純にドームの中は(自分には)寒かったってだけですけどね。
 リュックの中には熱いお茶が入ったポッドもあったので、ダブルパンチでしたよ。

 会場内はスタッフさんが開演まで終始うろついていて、会場内での撮影はご遠慮くださいと声を掛けていました。
 自分なんて携帯電話で時間を確認していただけで注意されましたよ(普段時計の類いは持ち歩かないので)。
 にもかかわらず、開演ギリギリでやって来た、自分たちの前に座ったカップルの男性の方がスマホで開演前の会場の様子をパシパシと撮り始め、おぃおぃと思いました。幸か不幸か周りにスタッフさんがいなかったのです。
 こういうときってどうします?開演後も同じように写真を撮ってたら注意しようと思っていたのですが、さすがにそんなことはなかったです。

 予定の開演時間を5分ほどすぎ、いよいよコンサートが始まりました。
 2年前のマリンメッセでのコンサート同様、彼女たちのパフォーマンスは最高でした。
 ただ前回と違うのは、今回はステージまでの距離が感じられたことかな。
 あと、彼女たちはセンターステージで常に正面を向くように歌っていたので、自分たちが座っていた席からは常に横から見るような感じだったのが残念でした。一曲でいいからこちらを向いて歌って欲しかった、、、贅沢ですかね。

 それから、ライブで見るかしゆかの髪の美しさは、黒髪絶対主義の自分の目から見て、ため息が出るほどでした。
 あの黒髪を見て美しいと思わない人がいるのかな…。眼福でした。

 およそ2時間半があっという間に過ぎ、ラストの一曲ではメンバーにサプライズで、観客が事前に手渡されたサイリウムを手に持ち、曲に合わせて振るという演出がありました。
 闇の海に光る夜光虫のようでとても美しかったです。

 ちょっと意外だったのはアンコールがなかったこと。
 コンサートではアンコールがあるのが当然と思っていたので、ラストの曲が終わって、そのままコンサートが終了した旨のアナウンスがあって「え?」と思いました。まぁでもだからといってそれで不快に思ったというわけではないんですけどね。
 そういうコンサートもあるのですね。

 コンサート終了後、バス乗り場で天神行きのバスを待っていたのですが、これは大きなミスでした。
 単純にドームまではバスで来たから、帰りもバスに乗ろうと思っただけなのですが、バスに乗るまで1時間以上かかりました。
 こんなに時間が掛かるって知っていたら地下鉄の駅まで歩いて、そのまま地下鉄で天神まで行ったんですけどね。
 野球の試合のときもバスに乗って帰ったけど、そのときはこんなに待たなかったけどなぁ。
 借り出されたバスの台数が少なかったのかな?

 どーにかこーにか天神にたどり着いたときはもう22:00近くて、それから夕食を食べようと思ったんだけど、店がどこも開いていなくて閉口しました。
 なるみに「何が食べたい?」と聞いたら、「肉!」って言うんですよ。
 肉を食べたいだなんてやっぱり子どもだなぁと微笑ましく思い、肉といえば「焼肉」だろうということで深夜まで開いている焼肉屋に向かったのですが、途中でなるみが「焼肉はあんまり(食べたくない)…」と言い出したときは「何やそれ!」とツッコミを入れたくなりました。
 肉は肉でもハンバーグが食べたかったらしく、、、だったら最初から「ハンバーグが食べたい」って言え!って思いました。焼肉屋さんに入った後で「焼肉は食べたくなかった」って言い出したら確実にグーで殴ってましたね(虐待すんな)。
 結局(そこしか開いていなかった)地鶏料理屋さんで恐ろしく遅い夕食を食べました。
 遅い夕食にもかかわらず2人ともよく食べました。笑。

 コンサートの雑感は以上です。
 コンサートに関係ないことばかり書いてゴメンなさい。
 でもまたパフュームが福岡に来ることがあったらその時もコンサートには行きたいです。
 まぁでもその時は一人で行くことになるでしょう。笑。
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平凡に生きることの大切さを教えてくれる『この世界の片隅に』

2016-11-14 22:13:50 | 新作映画
 片渕須直監督、のん主演、『この世界の片隅に』、11/12、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2016年39本目。


 女の子ってジブリ(のアニメ)が好きですよね。
 好きですよね、って決めつけるのもどうかとは思いますが、ジブリが好きという女の子の方が多いのは間違いないでしょう。
 ジブリが好きでも嫌いでも、それは個人の自由で勝手だと思うのですが、個人的に許せないのはジブリは好きだけど、『未来少年コナン』は見たことがないというという女の子ですね(ときどきその存在すら知らない子もいる)。
 見ろよ!と強く言いたくなります。『未来少年コナン』こそが宮崎駿の、というか日本のテレビアニメの最高傑作なのですから。

 さて、そんな『未来少年コナン』偏愛主義の自分の、ジブリに対する評価は必然的に低いものになってしまいます。
 『ハウルの動く城』にしろ、『崖の上のポニョ」にしろ、『借りぐらしのアリエッティ』にしろ、脚本が褒めらる出来ではない、そう思っています。
 宮崎駿御大が書いたからまだ世間的に認められていますが、無名の脚本家が同じものを書いていたら、間違いなくボツを喰らっていたでしょう。それぐらいひどい。

 そんな具合でジブリに対する評価が恐ろしく低い自分は未鑑賞のジブリ作品も多いです。
 例えば、『ゲド戦記』を始めとして、『思い出のマーニー』、『おもひでぽろぽろ』、『耳をすませば』などが未鑑賞です。
 どれも別に「絶対に見ない!」と決めているわけではないので、暇であれば『ゲド戦記』だって見てもいいのですが、唯一『火垂るの墓』だけは絶対に見るまいと思っています。
 未鑑賞ではあってもネタバレサイトなどは既読なので、あらすじはほぼ知っているのですが、『火垂るの墓』、見たら間違いなく気分が沈んで鬱になると思うので、見る気になれないんですよね。これを見るぐらいならまだ残虐なホラー映画を見た方がマシというか。

 戦時下を舞台にした映画って当時の暮らしぶりをリアルに描こうとすればするほど、どうしたって展開が鬱にならざるを得ないですよね。
 なのでこの『世界の片隅で』もあまり積極的に観ようという気にはならなかったのですが、前評判の高さに釣られて観てきてしまいました。

 感想は、観てよかったです。ただ、もう一度観ようという気にはならないです。
 でも一人でも多くの人に観て欲しいとは思いました。

 いくつか、「え?」と思うシーンがありました。
 主人公のすずは町で彼女を見初めた周作の元に嫁ぐことになります。周作の家は別に大金持ちというわけでもなければ大地主というわけでもありません。どちらかというと一般的な家柄だと思われます。
 一般的な家柄の男性が町で見初めた女性を気に入り、嫁にする。現代ではちょっと考えられないですし、当時としてもそんなことが可能なのか、疑問に思ってしまいました。

 また戦地に赴くことになったすずの幼馴染みの哲がすずの元にやってきます。ただ昔話をするためだけにやって来たのかと思いきや、周作は哲を納屋に泊め、あろうことかすずを一晩家から閉め出すんですよね。つまり、哲の夜伽の相手をさせるのです。
 幸か不幸かすずと哲が男女の仲になることはないのですが、だからといってめでたしめでたしというわけではなく、いくら戦地に赴く兵隊さんとはいえ、自分の妻を差し出すのが当たり前という時代性は異常としか言いようがなく、当時を知る人に本当にそんなことがあり得たのか聞いてみたい気がしました。

 もしあり得たのだとすれば、日本国内においてもそういった異常がまかり通っていた以上、遠い異国の地で軍人が属国の女性を人間扱いしないのはごく当然といえるでしょうね。

 そんな感じで本作を観て、自分の常識はかなりぐらつかされました。そして何気ない日常が、平和が、平凡に生きることがとても尊いことなのだと気づかされました。
 一人でも多くの人に観に行ってもらえたらと思います。


 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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またまた超絶的に忙しかった週末。その2。

2016-11-13 22:31:52 | 日常
 ヤフオクドームに着いたのは15:00ちょうどでした。


   

 帰って来たぜ、ヤフオクドーム!!(どこからだよ)
 パフュームのコンサートのレビューについては後日。

 何だかんだあって、この日夕食を食べたのは23:00で、家に帰り着いたのは24:00近くになってからでした。
 次の日も用事があるのに起きれるのかなぁ…?

 起きました!!

 休みの日にしては少し早目の朝食を取り、7時半、なるみをJRの鳥栖駅まで送りました。
 兄貴は、自分がなるみとの待ち合わせの場所をシネコンのロビーにしたときは(なるみがたどり着くことが難しいという理由で)却下したくせに、帰りの電車で乗り換えをしなければいけないことをなるみに一切説明してないことが当日の朝になって判明しました。
 どう考えても駅ビルの9Fにあるシネコンにたどり着くより、電車でスムーズに乗り換えをする方が難しいだろうに。我が兄ながらよくわからないなぁ。

 帰宅後、今度は早めのお歳暮用に柿を買うべく道の駅原鶴へと向かいました。
 お袋がここで売られている杷木の柿が他で売られているものと一味もふた味も違う、というんですよね。
 正直自分にはそこまでの違いはわかりません。笑。

 柿を無事購入した後は、道の駅近くにある香山昇龍大観音を観に行きました。
 昇竜観音としては日本最大規模を誇るのだそうです、、、って昇竜観音がそんな日本各地に存在しているとは知らなかったよ。笑。
 昇龍大観音がある香山は半ばパラダイスと化していました。


   

 後で不思議博物館の館長にこの写真を見せたら「岡本太郎の作品にソックリ!」と驚いてましたが、残念ながら館長、当たっているけどハズレ。
 これ、ソックリなんじゃなくて岡本太郎本人の作品なんだよね。
 ただ、あるアクシデントがあって、施設の人が色を塗り直して、作品価値が激減したそうです。どこかで聞いた話だな。笑。

 香山をざっと見終わった後、近くにあるオルゴールの家に行ってみました。


   

 ここは世界のオルゴールが展示、販売してあるオルゴール好きにはたまらない施設です。


   

 オルゴールの製作も出来るのですが、既存の製品にデコレーションを施すだけというのは自分の中のワークショップ好きの血があまり騒ぐことはなく、見学だけで帰らせてもらいました。

 お昼近くになっていたので香山に戻り、道の駅で買っておいたかしわ飯のおにぎりを展望台で食すことにしました。


   

 絶景を眺めながら食すおにぎりの味は格別でした。

 それから家に帰り、午後からは不思議博物館に行きました。
 不思議博物館ではちょっとした驚くことがありました。
 そのことについては後日記事を書きます。

 そんな感じでやたら忙しい週末でした。
 ふぅ疲れた!!
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またまた超絶的に忙しかった週末。その1。

2016-11-12 23:14:58 | 日常
 何だか毎週毎週言ってるような気がしないでもないのですが、今週末も超絶的に(というのは大袈裟ですが)忙しかったです。

 まず金曜日の夜!
 最初はトム・クルーズの主演映画をレイトショーで観に行くつもりでした。
 翌週も何やかや忙しそうなので観られるときに観ておきたかったのですが、兄貴から夕方、夜に連絡をするからといわれたのでレイトショーは敢え無くキャンセル。
 翌日、姪っ子のなるみとパフュームのコンサートに行くことになっていたので、ここ何日か兄貴とそのための電話やメールのやり取りをしていたのです。
 待ち合わせの場所について一悶着あったことはすでに書きました。
 待ち合わせの時間の方はお昼の12:00にすんなり決まっていたんですよね。
 しかし、博多駅前で陥没事故があったので、待ち合わせの場所と時間を変更するつもりはない旨、火曜日にメールしたところ、土曜日に授業(補習?)があることになったので、待ち合わせの時間を16:00に変更できないか、と返信がありました。
 この時点で「はにゃぁ」って感じですよ。
 もちろん授業は大事です。でも土曜日に授業があることが火曜日になるまでわからなかった、なんてことは常識的に考えてないでしょう。
 例えそうだとしても、どうして授業があることがわかった時点ですぐに連絡をしてこないんだ?と思いました。
 何度かメールのやり取りをして、17:00開演で16:00に待ち合わせというのはさすがに遅いので結局15:00に待ち合わせをすることにしました。
 しかし金曜日の夕方になって兄貴からなるみの体調が思わしくないという内容のメールが届きました。
 はぁ~と溜息が出そうになりましたが、まぁ体調が悪くなるのは仕方のないことですから、帰宅後諦めて一緒に行ってくれる人を探しました。当然見つからなかったけどね!
 お袋が行っても良いと言ってくれたので、この段階ではお袋と行くつもりでした。
 しかし22:00過ぎ、今度はなるみから直接電話があり、やっぱり行きたいとのこと。何やねん!と思いましたよ。
 なるみをコンサートに誘ったのは自分の方なのですが、今回はせいぜい振り回されましたねぇ。
 翌日博多駅で15:00に待ち合わせることを確認し、その日は電話を切りました。

 翌土曜日、この日はゆっくり家を出るつもりでした。10時過ぎに家を出て、待ち合わせの15時までのんびり天神をぶらつこうかと思ってました。
 しかしよくよく考えてみれば、多少無理をすれば映画を1本観れないことはないので、早めに家を出てユナイテッドシネマキャナルシティ13で映画を観ることにしました。
 観たのはトム・クルーズの新作、ではなく『この世界の片隅に』という映画です。レビューはのちほど。
 映画鑑賞後、お昼を食べ終わった頃、なるみから電話がありました。
 早めの電車に乗れたので、待ち合わせの時間を14:00に変えられないかとのことでした。この段階になると、もうどうにでもしてくれ、って感じで「いいよ」と答えました。
 本来であれば昼食後、サナトリウムに行こうかと思っていたのですが、それは諦め、バスに乗って博多駅に向かいました。

 博多駅に到着後、例の陥没事故の現場に行ってみることにしました。


   

 おそらく、現在日本で最も有名なセブンイレブン(の一部)。
 復旧作業が急ピッチで行われている様子でしたが、事故が起きた後だからでしょうか、あまりに急ピッチ過ぎるのではないか、と逆に危惧してしまいそうになります。

 14:00、なるみと無事合流を果たしました。
 携帯電話を持っていない相手との待ち合わせは緊張するので、ほっとしました(昔はそれが当たり前だったんだけどね)。
 実は、この日なるみはなるみママより携帯電話を借りていたとのこと、、、だったらそれを早く言え!っつーの。そしたら自分もいろいろ考えなくてよかったのに。まぁ当日になって借りられることになったってことなんだろうけれど。

 ヤフオクドーム行きのバスが出るバスターミナルへと向かいました。


                                  続く。
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今日は何の日?11月11日編。

2016-11-11 21:35:47 | 蘊蓄・雑学
 話に聞いたところによると、本日11月11日は一年で一番記念日が多い日なのだそうです(ホントかどうかは知りません)。
 どんな記念日があるかというと、電池の日、麺の日、ピーナッツの日、チーズの日、サッカーの日、靴下の日、折り紙の日(!)、鏡の日、もやしの日、煙突の日、etc、、、詳しく知りたい方はこちらを参照してください。

 全部が全部そうだというわけではありませんが、ほとんどの記念日の制定の由来が本当にどーでもいいこじつけや安直なイメージばかりでどーにかならんかったのか?と思わずにはいられません。
 例えばサッカーの日がなぜ11月11日なのかというと、サッカーが11人対11人で行うスポーツだから、だそうです。
 いやいや、もうちょっとサッカーの日に相応しい日があるだろうに。例えば日本で初めて公式のサッカーの試合が行われた日とか?そういった日を記念日にした方がよくない?
 他には、もやしの日が「1111」がもやしを4本並べたように見えるから、煙突の日が煙突が4本立っているように見えるから、だそうです。
 何だか、、、ひどく脱力する理由ですよね。
 もやしをたった4本だけ食べることがあるのかよ、煙突が4本並んで立っているのってどこだよ、って言いたくなります。

 まぁそんなふうに制定の理由にケチをつけるのは簡単なので自分なりに11月11日に相応しい記念日を考えてみましたよ。
 その記念日とは悪口雑言の日。
 なぜ11月11日が悪口雑言の日なのかというと、1が4回続く「1111」は「一々一々」と読め、「一々一々」に続く言葉は「うるせぇンだよ」といった悪口雑言が一番合っていると思うからです。
 
 もし11月11日が悪口雑言の日に制定されたら、4月1日のエイプリルフールに嘘をついても許されるのと同様に、この日はどんな悪口を言っても許される、というのはどうでしょうか(当然暴力は禁止)。
 普段は心の奥の奥に仕舞い込んでいる家族、友人、同僚に対する悪口をこの日だけはお互い思う存分ぶつけ合う、そしたらストレスが発散されて円滑な日常生活を送れるようになるのではないでしょうか。
 
 とりあえず実験として、この記事のコメント欄を本日の12:00まであと1時間半、匿名で、管理人に対するどんな悪口雑言を書いてもオッケーということにします(ただし言うまでもなくそれ以降はNGです。通常の荒らし対応となります。)。
 さて、どんな悪口が書かれるのか、怖いけど、ちょっとだけ楽しみです。
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