ジョエル・エドガートン監督・脚本、『ザ・ギフト』、11/3、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2016年38本目。
年に何本かですが、単純に「観たい」というのではなく、「観らねばならない」と半ば使命感に駆られて観に行く映画があります。
最近でいえば『エクス・マキナ』あたりがそうかな。そういった映画は多少無理をしても時間を作って観に行っていますね。
そしてやはりハズレが少ないような気がします。
この『ザ・ギフト』も最初は公開第二週目の今週末に観に行こうと思っていました(公開一週目には『PK』と『湯を沸かすほどの熱い愛』が公開されるので観に行けなかった)。
しかし公開二週目にもかかわらず11月5日のユナイテッドシネマキャナルシティ13での上映回数はわずかに1回!しかも夜の19時過ぎから!!観に行くのにすごく都合が悪い時間帯だったので、鑑賞日を早め、本来は休養に当てようと思っていた、休日である11月3日に観に行くことにしました。
そんな『ザ・ギフト』ですが、非常によく出来たサスペンススリラーでした。ジョエル・エドガートンはこれが長編映画第1作とは思えないほど、巧みな演出手腕を見せています。わざわざ時間を作って観に行った甲斐はありました。
この映画をネタバレなしに紹介するのは難しいですね、、、まぁ拙ブログではあまりネタバレは普段気にしませんが。
なので、これから観に行くつもりだという人は、この先は読まない方が良いと忠告させてもらいます。
先ほど、監督のジョエルエドガートンが巧みな演出手腕を見せていると書きました。
本作は序盤では、幸せで裕福なサイモンとロビンの夫婦の家庭にサイモンの友人を自称するゴードという男が侵入しようとする、ホラー映画の様相を見せています。一度ならず、劇場で「うわっ!」と短い叫び声をあげてしまいましたよ。
しかし中盤以降、物語は意外な展開を見せます。異常者だと思われていたゴードが実は正当な復讐者であり、真っ当な人格者と思われていたサイモンが下種野郎だったのです。
かつてサイモンの立てた根も葉もない噂がゴードの家庭を滅茶苦茶にした過去がありました。
ゴードはサイモン夫婦にいくつもの贈り物をします。
それには当然思惑があり、思うにゴードはサイモンからの謝罪の言葉を欲していたのではないでしょうか。あのときは悪かった、というような。
しかしサイモンは下種野郎なので昔のことで反省するようなことはしません。
そしてゴードはサイモンに対して最悪のギフトを贈ることにするのです。
そのギフトとは他でもない、神からの授かりものである子どもです。
映画は、ロビンの産んだ子どもが、もしかしたらゴードがロビンを昏睡レイプをして出来た子どもかもしれない可能性を示して幕を閉じます。
ネットでは、ロビンの子の父親はゴードではないという意見が大勢を占めているように見受けられます。なぜならゴードは紳士なので、自分に対して親切にしてくれたロビンのことを(昏睡)レイプなどするはずがないから、という考えのようです。
自分もどちらなのか、ずいぶん考えましたよ。でも結局結論は出なかったかな。
確かにゴードの復讐の対象はあくまでサイモンなので、ゴードがロビンに対して一線を越えるようなことはしそうにないとは思います。
しかしそうなると、たまたまロビンがサイモンの子を宿したことでゴードの復讐が成立しますが、妊娠してなかったらどうなっていたんでしょうか?復讐が成立しないような気がするのですが…。
実際のところどちらなのか、脚本も書いたジョエル・エドガートンに会うことがあったら聞いてみたいものです。
お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
年に何本かですが、単純に「観たい」というのではなく、「観らねばならない」と半ば使命感に駆られて観に行く映画があります。
最近でいえば『エクス・マキナ』あたりがそうかな。そういった映画は多少無理をしても時間を作って観に行っていますね。
そしてやはりハズレが少ないような気がします。
この『ザ・ギフト』も最初は公開第二週目の今週末に観に行こうと思っていました(公開一週目には『PK』と『湯を沸かすほどの熱い愛』が公開されるので観に行けなかった)。
しかし公開二週目にもかかわらず11月5日のユナイテッドシネマキャナルシティ13での上映回数はわずかに1回!しかも夜の19時過ぎから!!観に行くのにすごく都合が悪い時間帯だったので、鑑賞日を早め、本来は休養に当てようと思っていた、休日である11月3日に観に行くことにしました。
そんな『ザ・ギフト』ですが、非常によく出来たサスペンススリラーでした。ジョエル・エドガートンはこれが長編映画第1作とは思えないほど、巧みな演出手腕を見せています。わざわざ時間を作って観に行った甲斐はありました。
この映画をネタバレなしに紹介するのは難しいですね、、、まぁ拙ブログではあまりネタバレは普段気にしませんが。
なので、これから観に行くつもりだという人は、この先は読まない方が良いと忠告させてもらいます。
先ほど、監督のジョエルエドガートンが巧みな演出手腕を見せていると書きました。
本作は序盤では、幸せで裕福なサイモンとロビンの夫婦の家庭にサイモンの友人を自称するゴードという男が侵入しようとする、ホラー映画の様相を見せています。一度ならず、劇場で「うわっ!」と短い叫び声をあげてしまいましたよ。
しかし中盤以降、物語は意外な展開を見せます。異常者だと思われていたゴードが実は正当な復讐者であり、真っ当な人格者と思われていたサイモンが下種野郎だったのです。
かつてサイモンの立てた根も葉もない噂がゴードの家庭を滅茶苦茶にした過去がありました。
ゴードはサイモン夫婦にいくつもの贈り物をします。
それには当然思惑があり、思うにゴードはサイモンからの謝罪の言葉を欲していたのではないでしょうか。あのときは悪かった、というような。
しかしサイモンは下種野郎なので昔のことで反省するようなことはしません。
そしてゴードはサイモンに対して最悪のギフトを贈ることにするのです。
そのギフトとは他でもない、神からの授かりものである子どもです。
映画は、ロビンの産んだ子どもが、もしかしたらゴードがロビンを昏睡レイプをして出来た子どもかもしれない可能性を示して幕を閉じます。
ネットでは、ロビンの子の父親はゴードではないという意見が大勢を占めているように見受けられます。なぜならゴードは紳士なので、自分に対して親切にしてくれたロビンのことを(昏睡)レイプなどするはずがないから、という考えのようです。
自分もどちらなのか、ずいぶん考えましたよ。でも結局結論は出なかったかな。
確かにゴードの復讐の対象はあくまでサイモンなので、ゴードがロビンに対して一線を越えるようなことはしそうにないとは思います。
しかしそうなると、たまたまロビンがサイモンの子を宿したことでゴードの復讐が成立しますが、妊娠してなかったらどうなっていたんでしょうか?復讐が成立しないような気がするのですが…。
実際のところどちらなのか、脚本も書いたジョエル・エドガートンに会うことがあったら聞いてみたいものです。
お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。