風評被害

　震災から1週間、状況が地震被害から原発の風評被害に変わってきた。

　県内の環境放射能測定値

　いわきの数値は、阿武隈高地を越えた、福島、郡山、白河よりも低い。ただ、屋内退避地域に市域のごく一部がかかったため、市民もパニックとなり、市外脱出組も出ている。モノも来ない。陸送の運転手は途中で引き返してしまったという話もある。
　国、東電、そしてマスコミも、もう少し正確な情報を出してほしいものだ。先日は、双葉郡から移送されてきた病人が14名も亡くなっている。モノが必要だ。

　今日、職場に奈良の方が訪ねてきた。昨日、いわき市長がテレビで風評被害の件を切々と語ったことを受け、寝ずに、北陸道経由でいわきまで、ガソリン、灯油、米、パン、バナナを持ってきてくれた。こちらの受け入れ体制も十分とはいえず、たらい回しにされたとのこと、その行為を無にすることはできない。ありがたく、物資を頂戴し、早速、炊き出しを運ぶ車にガソリンを入れた。未知の地であるいわきまでお越しいただき、ただただ、感謝するのみである。

　改めて、申し上げたい。

　いわきは、大丈夫です。