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博物館浴(いわき市立美術館「メスキータ展」)

2020-10-14 21:54:53 | 博物館・美術館
 いわき市立美術館では、10月25日まで「メスキータ展」が開催されている。



 サミュエル・イェスルン・デ・メスキータ(1868-1944)は、19世紀末から20世紀前半にかけて、オランダで活躍した画家、版画家、デザイナー。明暗のコントラストとシャープな線が特徴的な木版画をはじめ多様な技法による版画を制作したほか、シュルレアリスムに通じる自由な発想に満ちたドローイングや、デザインの仕事も手がけた。ユダヤ人の家系に生まれたメスキータは、1944年に家族とともにナチスに逮捕され、ほどなくアウシュヴィッツ強制収容所で亡くなる。






 遠近画などを使った「だまし絵」で有名なエッシャーは、メスキータの教え子。メスキータがナチスに連行された後も、作品を救い出した。今回の展覧会では、最後のコーナーにエッシャーの作品が展示されている。

 メスキータの魅力は、鋭い切れ味の線描。白と黒のコントラストが何とも言えない。展示構成は次の通り。









 メスキータの作品は、写真撮影OK。ただし、エッシャーの作品は不可。

 実は、昨年の夏、東京ステーションギャラリーでメスキータ展が開催され、観に行きたかったのだが、残念ながら目的を達せず。ただ、上野の森美術館で開催されたエッシャー展は観ることができた。

 終期までまだ時間がある。もう一度行ってみたい。

 今年度に入り、コロナ禍により、3月下旬から江戸に出奔していない。博物館・美術館も休館状態だった。再開されると、時間制の入館。チケットもネット購入が基本となっている。そして、東京の陽性者数もかなりの数になっている。もう少し落ち着きを見せたら、江戸の博物館浴、再開しよう。

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