おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

博物館浴(いわき市立美術館「古代エジプト美術館展」)

2023-08-07 22:39:30 | 博物館・美術館
 いわき市立美術館では、8月20日まで「古代エジプト美術館展」が開催されている。





 2009年に開館した渋谷の「古代エジプト美術館 渋谷」、先王朝時代からプトレマイオス朝までのコレクションが収蔵されている。

 今回の展示では、人に密着した小さめの作品が中心。その内容を理解するためには、じっくりと作品を見入るしかない。





 展示構成










 今回のいわ美の企画展、美術館的要素というよりは博物館的要素が色濃い。しかし、博物館的要素にある美術館的要素がうまき引き出されている。パンフレットには、王朝の年表も記載されており、展示の開設に合わせ、それがどの時代にあたるのか、確認しながら鑑賞することができた。

 展示の最後には、少女の頭部のミイラ(撮影禁止)。リアル。
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博物館浴(東京都美術館「マティス展」)

2023-08-06 19:10:59 | 博物館・美術館
 東京都美術館では、8月20日まで「マティス展」が開催されている。





 とある展覧会で「原色の狂宴の中にいる野獣(フォーヴ)」と評され、ポスト印象主義が求める「平面」と「彩色」、この「彩色」を強調したのがマティス。フォーヴィスム(野獣派)を生み出した。







 今回の展覧会は、フランスのポンピドゥーセンターのコレクション、絵画のみならず、ドローイング、版画などが展示されている。




 展示構成

1 フォーヴィスムに向かって(1895-1909)
2 ラディカルな探求の時代(1914-18)
3 並行する探究-彫刻と絵画(1913-30)
4 人物と室内(1918-29)
5 広がりと実験(1930-37)
6 ニースからヴァンスへ(1938-48)
7 切り紙絵と最晩年の作品(1931-54)
8 ヴァンス・ロザリオ礼拝堂(1948-51)

 マティスが最晩年に自身の集大成として手掛けたロザリオ礼拝堂。色と光にあふれた空間を映像を通して知ることができる。アティスの愛した午前11時に差し込む光、1日の礼拝堂内の光の移ろいを堪能できる。
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