グティ復活
月曜日のマドリーのトレーニングには、グティが復活しました。他の選手たちと一緒に全体トレーニングをコンプリートできたようで、これでミラン戦に召集される可能性も出てきました。グティはものすごく出たがっていると思いますが、完治してるかどうかと、ペジェグリーニ次第かな。クリスチアーノ・ロナウドのこととか考えると、やっぱり無理はしないでほしいので。
グティの復活と入れ替わりで保健室に行ってしまったのが、ラス。
MARCAによればバジャドリ戦で打撲を負ったとのことで、
ASによれば問題箇所は膝だけど深刻なものではなく、ミラン戦には召集可能だろうとのこと。まだ1日余裕もあるし、深刻なものではないとのことで、とりあえず安心。
レペスカ
W杯最後の出場権をかけた、欧州のプレーオフの組み合わせが決まりました。マドリー公式には「4人のマドリディスタがプレーオフに」
という記事も。ポルトガルのペペとクリスチアーノ・ロナウド、フランスのラスとベンゼマです。では、組み合わせ。
ポルトガル vs ボスニア・ヘルツェゴビナ
アイルランド vs フランス
ロシア vs スロヴェニア
ギリシャ vs ウクライナ
左に書いてある国が第1戦ホーム(11月14日)のようです。第2戦はひっくり返して11月18日。
フランスはまた骨のあるところと当たりましたね…いや、ここまで来たら、骨のないとこなんてないか。ちょうどこの時期にクリスチアーノ・ロナウドが負傷から回復するだろうと見込まれているのですが、マドリーは負傷明けで代表に行かせたくはないだろうけど、さすがにプレーオフでは止められないだろうなあ……。
マルセイユ、召集選手
マルセイユは水曜日のチューリッヒ戦はアウェイということで、既に召集選手が発表されています。全部で20名。
GK:マンダンダ、アンドラーデ
DF:ボナール、ボカリ、エインセ、エムボウ、タイウォ、イウトン
MF:ルーチョ、カボレ、シセ、シェルー、アブリエル、エムビア、ヴァルビュエナ、ベナルファ
FW:ニアン、ブランドン、モリエンテス、コネ
長いので、暇でロマンチストな方はどうぞ
ラウルが活躍したり、その一方でラウル・タムードが苦しい状況にいたり、だからこんな記事が出てきたのかなあ。soitu.esという情報サイト(?)から。ちょっと読みづらいところもあって勢いで日本語にした箇所もあり、そのあたりはご容赦を。
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フットボールにおける最後のロマンチストたち
フットボールにおける最後のロマンチストたち。彼らは、金のみに拠るのではなく、クラブのカラー、その選手がキャリアをスタートさせスパイクを架ける(引退する)ことになるだろうクラブへの愛に基調を置き、さらにそのプロフェッショナルの舞台を締めくくる際には、物理的ではないポジションを求め続けていく、そういった種類に分類されるフットボール選手たちだ。それにもかかわらず、この種の選手たちが数十年前には存在していたのに対し、ますます乏しくなってきている。現代のフットボールでは彼らは多くない。それは、金がこのスポーツの主人になっているからで、このことは毎シーズン証明されている。そうであっても、よく知られた欧州の各国リーグに目をやると、そのユニフォームを愛し、忠実なファンたちにとって決定的な要素である数少ない選手たちがいることが証明される。彼らは結局、夏や冬のマーケットで何百万ユーロかを浮かせてもいる。ただ、そう、そのクラブにおける彼らの生涯の休養は少なくはないのだが。
しかしこの選ばれた人たちは、感情、忠誠、エンブレムへの愛という、この生活で少しずつ減っていく重要性を放っている(この1文は訳がとても微妙)。特に、このスポーツで、新しい世代の人たちにこれらの価値を教え込む場合に。実際これが、彼らの多くが彼らの脚にあるフットボールの能力を示す前に金におぼれてしまうのを避けることになる。そしてこれらのフットボールのロマンチストたちは、欧州のあまり重要でない名前や国のチームにいるだけではない。ビッグクラブにも、この種の選手たちがいる。そして彼らは、しばしばエリートの道を切り開くことや古い名誉を取り戻そうとする野望に満ちた他のクラブが示す、経済的にもスポーツ面でも興味をそそるオファーをした拒否している。
マーケットから生き残る
ラウル(15シーズン)やグティ(14シーズン)は、レアル・マドリーにおける例だ。カシージャスも、マドリディスタとしての10年を満了したところで、同じ道に続いている。この道では、輝かしい同じユニフォームでそのスポーツキャリアを開始し終わることになるが、数ヶ月前には、ミチェル・サルガドが成功に満たされた経歴を後に、涙の中でファンたちに別れを告げた。チャビは11シーズン、プジョルはそれより1シーズン少なく、その後にはイニエスタとバルデスがカンプノウで7シーズンを過ごしており、彼らはバルセロナのリーダーになっている。この選手たちのロマンチシズムは、ある種の学校を作り出す。特にバルセロナのカンテラーノスの間では、その目はアスールグラナのユニフォームに注がれている。さらには、少数の例ではあるが、他の信頼の問題にも理由がある。バルデベバスでは、子供の頃からのクラブでスターになるという目的のために、エステバン・グラネロが給料を引き下げた。
バレンシアでは、アルベルダが11シーズンをメスタージャで過ごしている。デポルティーボのマヌエル・パブロは、リアソールで10シーズン。タムードは11シーズンに渡り、エスパニョールのカラーを守っている。マルコスは14シーズンに渡ってバジャドリーの冷たい土地にいる。他にもロマンチックな選手たちが、欧州の最もレベルの高いフットボール界に生きている。彼らのすべての中でも、ホセバ・エチェベリアのケースを強調したい。若くしてレアル・ソシエダとの愛の絆が断ち切られたにもかかわらず、エチェベリアは14シーズンに渡りアスレチック・ビルバオとの契約を続けてきた。少なからぬ情報では、今シーズンで彼は去るかどうかと考えられているようだが、エチェベリアは、彼がサン・マメスで見出し、学び、味わったあらゆることに対する感謝の行動として、すべての報酬を辞退している。
欧州では、フットボールのロマンチストたちは、気高い特質のフットボール選手として描かれる。最近の例では、疑いなくパオロ・マルディーニだ。先ごろACミランを引退したマルディーニは、欧州杯を5回獲得という素晴らしい経歴を残し(パコ・ヘントの6回に1つ足りないだけだ)、現代の大きなロマンチシズムを体現するメンバーだ。カルチョにおける他の例としては、アレッサンドロ・デル・ピエロで、ユヴェントスに1993年から所属している。アルゼンチンのハビエル・サネッティは、1995年にバンフィエルドからやってきて以来、インテルに所属している。ローマのトッティ(1992年から)も、唯一のクラブに所属する選手だ。プレミアリーグでは、ポール・スコールズ(1994年から)やライアン・ギグス(1990年から)のような例がある。このウェールズ人(ギグス)は、マンチェスター・ユナイテッドの歴史において模範となる人物だ。そうはいっても、クラブのカラーを愛する監督の特殊な例として、スコットランド人アレックス・ファーガソンがいる。この2人は、1998年からトップチームにいる下部組織出身のウェス・ブラウンの模範となる。リバプールでは多くの選手の出入りがあるにもかかわらず、ベニテスは2人の選手を、そのロッカールームでの特別な存在としている。キャラガーとジェラード、それぞれ1995年と1997年からの2人の下部組織出身選手だ。億万長者アブラモビッチのチェルシーでは、こうした例はより少ない。この場合はテリー、勇気ある下部組織出身のセントラルで、トップチームには1997年から所属する。同じく、トテナムではレドリー・キングが、1998年からキャリアを継続している。
作り出し、売る
より魅力度の劣るリーグ、フランスでは、1997年からジロンダン・ボルドーにいるラメや、1999年からリヨンにいるゴヴ、あまり知られていないがサンテティエンヌに1996年から所属するGKジャノといった選手たちがいる。この3人の例はスターを輸出するリーグのものだが、この夏にはベンゼマの身に起きたようなことがある。真珠は売られ、新しいタレントを作り出すために投資される。こうした選手たちはまた数年後の夏に移籍する。同様のことはスペイン、イタリア、イングランドだけでなく、欧州の他の国でも起こっていることだ。ドイツでのロマンチストのリストの筆頭は、引退したカーン(バイエルン・ミュンヘン)。他には1996年からヘルタ・ベルリンにいるGKのダルダリ、1998年からハノーファー96に所属するアメリカ人のチェルンドロ、1994年からアイントラハト・フランクフルトに所属し続けている下部組織出身のニコロフ、1998年からドルトムントに所属しているブラジル人のデデ、マインツ05のベテランGKディモ・ヴァッヒェがいる。
20シーズンに渡ってポルトに在籍したジョルジュ・コスタが別れを告げて以来、レイショエスのMFブルーノ・チナだけが、9シーズン以上に渡って同じカラーを守り続けている選手だ。ポルトガルも、他のリーグと同様に、輸出の国だ。作り、売る。多かれ少なかれ、同様のことがオランダのような他のリーグでも起きている。エールディビジでは、アルイェ・スフトがユトレヒトの、ロブ・ペンデルスがNACブレダのカラーを、それぞれ1999年から守り続ける。こうしたフットボール選手たちのすべてが、未だ存在している永遠の愛の模範となる。そしてそのハートは、金を圧倒し続けている。そう、確かに、これは簡単な問題ではないのだ。
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スペイン視点なので、他リーグのファンの方には「は?」というところもあるかもしれませんが…。何ていうか、こういうロマンチストというかセンチメンタルな思いは嫌いではないので、時にはこんな話も載せたいのです。