けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

グランデ

2011-02-15 22:40:40 | football

どこかがインタビューでも取りに行ってるんじゃないか…という期待が期待通りに。<<MARCAがこのタイミングで、読者からの質問にモリエンテスが答えます企画をやってくれました。中身はかなり長いというかいろいろな方向に話が飛んでますが、やっぱり含まれていたラウルについての質問だけ最優先で。
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Q:こんにちは、フェルナンド。あれだけの長い間ラウルの傍でプレイしていたことをどう感じてますか? あなたが彼から学んだこと、逆に彼があなたから学んだことは何?
M:僕にとって、スペインの歴史上最高の選手の傍でプレイしていたことは誇りだよ。彼の傍でプレイしていたことだけではなく、友情を築けたことも。僕が彼に何かをもたらすことができたのかはわからないけど、でも彼は僕に多くのものを与えてくれた。彼は勝者であって、それを、彼の回りにいた僕たち全員に伝えてくれていたんだ。

Q:こんにちはモリエンテス。チャンピオンズでバレンシアとの対戦とはいえ、ラウルがスペインに戻ってきたのを喜んでますか? 
M:もちろん、当然だよ。なぜなら、彼もすごく楽しみにしていたのを知っているからね。昨日はホテルでラウルに会ったし、今日は試合を見に行くよ。僕にしてみれば、彼が喜んでいることで十分なんだ。
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この2つだけでした。たいした中身ではないですが、ラウルについてのモリエンテスのコメントは、どうせ賞賛の言葉しか出て来ませんので…。


ここでちょっと、少しCLの流れから外れますが、モリエンテスへのQ&Aから、もう1つ。
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Q:ハイ、フェルナンド。ロナウドの決断をどう思いますか? あなたが既に決断したフットボールを離れるということは、まだ辛いものですか? 復帰するという考えが心をよぎることは?
M:僕は正しい決断なんだと信じているよ。なぜなら、そういう決断をするときには、良く考えなければいけないからだ。彼が、引退しなければいけないという結論に達したのなら、彼が引退しなければならない時ということだ。彼は、僕たちにスペクタクルな時を残してくれた。フットボールを離れるということは、僕にとって辛いものではなかった。なぜなら、良く考えた上での決断だったからだ。僕は、ピッチの中を這っていたいとは思わなかった。僕の頭は、僕にプレイすることを要求していたけど、僕の身体はもうだめだった。それで僕は引退を決断したんだけれど、今日の今まででも後悔はしていない。寂しくなるだろうとは思っていたよ。でも、今は以前できなかったことを楽しむことができているんだ。
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現役にどこまで拘るかは、選手それぞれの気持ち次第でもあり、もちろんフィジカルがどこまでそれを許すか次第でもあります。モリエンテスは、そもそも現役時代から、現役に執着する気配がない感じでしたし、このMARCAのQ&Aの他の箇所では、実際フィジカルがもう思い通りにならなかったんだ、と素直に認めていて……。
ロナウドの会見を日本語記事などで読んでみると、これまでの人生のすべてであったフットボールを、体がもう無理だから引退しなければならない、でも心を残したままで…という状況のようで、とにかく今は辛いことだろうと思います。
マドリー公式のトリビュート記事日本語版

モリエンテス好きでしたので、ロナウドがマドリーにやって来さえしなければ、02/03シーズンに、今のペドロ・レオン並の日干しにされることもなくマドリーでもうしばらく活躍できたんじゃないかとか、ロナウドが心地よくプレイするためにラウルが下がったりサポートしたりでバランス崩してコンディション落としていったのとか、あのゴキブリパフォはなんなんだとか、だいたい大一番前に気合を入れるのになぜあの髪型になってしまうんだとか、未だに愚痴も思い出せる一方で、それでも良いシーンもあれこれと蘇ってきますね。今はただ、お疲れ様フェノメノ、と。




しかし何とも不思議な記事になってしまいました。引退したモリエンテスが引退するロナウドについてコメントし、一方でラウルは今夜の試合に出場すれば、パオロ・マルディーニの持つチャンピオンズリーグ最多出場試合数139に並ぶところまで来ている……。

バレンシアへ

2011-02-15 07:01:26 | football

バレンシアvsシャルケは、ミランvsスパーズと共に、先陣切ってのCL再開となります。もうそんな時期になったんだなあ……。
バレンシアとシャルケ、両チームの戦力を比較してどうこうとかそういう難しい話はできないし、やっぱりここはスペイン帰還が注目されているラウルの話題。
バレンシアのマニセス空港には、100人~150人ほどのマドリディスタ?ラウリスタ?が、マドリーのユニやシャルケユニ、横断幕、カポーテ等でラウルを出迎えてくれたそうです。横断幕には「ラウル、マドリディスタは永遠の7番と共にいる」(くらいの感じ)。



試合前日のプレスカンファレンス、シャルケの選手代表はラウルとなりました。ASから。時間があまりないのでかなり雑ですが。
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Q:空港では素晴らしい出迎えを受けました。特別な旅になりましたね?
R:これはスペシャルな試合だね。8ヶ月がたって、スペインに戻ってくるのはこれが初めてだ。出迎えはとても嬉しかったよ。皆が僕に愛情を示してくれたこと、それに感謝したい。チャンピオンズリーグの決勝トーナメントはいつでも特別なもの、それがバレンシア戦とあってはなおさらだ。プレイするのを楽しみにしているし、良い結果を得られればと思っているよ。

Q:メスタージャはあなたをどう迎えるでしょうか。マドリーにいたときに訪問すると、非常に喜ばれていたという場所ではありませんでしたが。
R:僕は素晴らしいスタジアムでの試合を戦いに来たんだ。自分のベストを尽くしていくつもりでいる。それ以外のことは心配していないよ。

Q:あなたはいつもこのピッチで良い結果を出していました。シャルケの勝機は何でしょうか?
R:僕がメスタージャでいつもすごくうまくいっていたのは本当だね。でも、勝負は非常に接近したものだろう。勝ち抜けのためには、僕たちは物事を本当にうまく運ばないといけない。些細なことで決まるだろう。明日のバレンシアは、高いリズムで押してくるだろう。でも、僕たちも良い試合をしてゴールすることができるはず、それが目標だ。

Q:ソルダードは、あなたは素晴らしいチームメイトだったこと、彼にとってのお手本だったと言っていました(先に行われたバレンシアのプレカン担当だった)。彼と話をしましたか?
R:話してないんだ。彼は素晴らしいストライカーだよ。レギュラーを掴むとすぐに、素晴らしいパフォーマンスができることを示している。彼は、ここバレンシアで重要な選手だ。リーグ戦での彼が何事もうまくいくように、でもこの2試合では静かにしていてくれるように願うよ。

Q:メスタージャで必要なメンタリティとは何でしょうか?
R:チャンピオンズの試合では、非常に敏感でいないといけない。なぜなら、どんなミスも相手にとって有利なものになるからだ。自分たちの長所を有効に使う必要がある。180分間集中すること、それで1つのチームとして戦えれば、僕たちは自分たちの目標、このラウンドの勝ち抜けを実現できるだろうと考えている。

Q:バレンシアについての情報をマガトに伝えましたか?
R:いや。僕たちはビデオを見て、バレンシアがどのようにプレイするか、その長所、高いレベルと自信を持っていることを知った。

Q:スペインのチームとは当たりたくなかったですか? バルセロナやレアル・マドリーと当たりたかったと思いますか?
R:ドローはそういう結果で、受け入れないといけないものだ。スペインのチームでなければいいと僕は思っていたけれど、でも僕たちはここにいる。マドリーとバルセロナは一番強い、でもチェルシーやマンチェスター、インテルを除くこともできない。僕たちは今に向き合って、一歩ずつ進むよ。

Q:ワールドカップが終わり、バレンシアからはビジャ、シルバ、マルチェナがいなくなりましたが、現在リーガでは3位につけています。これについてはどうですか?
R:バレンシアには、チームを非常に強く一貫したものに作り上げた素晴らしい監督がいる。彼は自分の仕事の仕方を維持して、その成果を示しているね。コンパクトなチームで、選手が素早く上がる。相手チームを非常に苦しめるものだ。カーサでは、彼らはFW2枚で勝利を目指して来るんじゃないかと思う。それで彼らは落ち着ける。でも、決勝トーナメントは非常に長いものだ。ここでもドイツでも非常に難しいものになるだろう。僕は、勝負は非常に拮抗したものだと思っている。

Q:ラウルとチャンピオンズリーグ、これはいつでも一緒のものでした。もし来シーズン、シャルケがチャンピオンズに出られないとしたら、チームを出ることを考えますか?
R:僕にはもう1年の契約がある、それを全うするつもりだよ。

Q:リーガとブンデスリーガの違いは何でしょうか?
R:その2つは異なるコンペティションだ。ブンデスリーガでは、どのチームも勝つ可能性があり、よりフィジカルな試合をする。僕は素晴らしい時間を過ごしているし、それを楽しんでいるよ。僕たちのチームには何かのムラがあるけど、スタジアムには素晴らしい雰囲気があり、僕たちは非常に良い試合もしてきている。素晴らしい経験になっているよ。僕は、他のメソッド、他のフットボールの仕方、他のフットボールの生き方を知っていっているところだ。良いものすべてを手にしようと挑戦しているところなんだ。身体に問題がなければ、2年、それかもっとやっていければと思うよ。

Q:レアル・マドリーは、まだリーガを獲れると思いますか?
R:それはまた別の話。-
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スーペル曰く
バレンシア情報でしばしばお世話になるスーペルでは「パブリック・エネミー、7番が戻ってくる」だそうで…。でも画像を充実させてくれるのはさすが。
今回のバレンシア到着の様子ラウルの歴史



おまけ
TVEのとこで見つけた、CLで決めた68ゴールのうちのいくつか