けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

一冠

2011-07-24 07:36:06 | football
BundesLiga Supercup 2011
Schalke 0-0 (PK: 4-3) Borussia Dortmund


シャルケまずは一冠おめでとうございます。少々、先行きが心配になる展開に感じなくもなかったですが。
前半は、中盤の攻撃の起点がなくて後ろから長いボールが前に渡ればいいなあ…くらいの無意図さを感じてました。サイドもアンバランスで、左は比較的ボールが動くけど、右はほとんどつながってなかった感じ。守備はゼロに押さえたから無難なのかもしれませんが、中盤の守備がぐだぐだというか素通りに近いような…。この試合、内田が先発落ちで、今シーズンはこういう競争があって昨シーズンほど出られないのかもしれませんが、今日の右SBの感じなら、内田が出てもそんなに変わらないんじゃないかと思ったりもしました。むしろ、クロス上げに行く意識とか内田の方がまだあるんじゃないか(ファルファンいてこそかもしれないけど)。
攻撃の至らなさにイライラして、ずっとフラドー、フラドー、と思っていたら、後半の頭からフラドが入ってきまして、それ以降はパスをつないで攻撃していく形が多少はできていたように思います。結果にはつながりませんでしたが。しかも途中眠かった。
ラングニック監督は、フンテラールをトップに、ラウルをその下にという形に固執してる感じですが、でもこの中途半端な位置取り、やはり攻撃でラウルの影が薄い。守備のサポートしたり、中盤まで下がってきたりはしてるけど、エリア内での危険なプレイはほとんどなかったような。シュートしたかな、ラウル…。
決着はPK戦。シャルケに新加入のフェールマンが、ペナルティを2つ止めました。


マッチアップ:ラウルvs香川




以下、マドリーのニュース。

フィラデルフィア
金曜日の夜、L.A.からフィラデルフィアに移動したマドリーの皆さん。L.A.は気温が20℃前後だったそうですが、フィラデルフィアはマドリーが到着した夜でも、気温が35℃ほどあったそうです…試合時にもおそらく同様の気候である見込み。

試合は日本時間日曜の10時から。あと2時間半ほどですね。ASがスタメンを出してまして、

GK:イケル
DF:アルベロア、バラン、カルバーリョ、カサド
MF:シャビ・アロンソ、グラネロ、エジル、ヘセ
FW:ベンゼマ、カジェホン

カンテラ&カンテラ出身多目です。アロンソの背中は治ったようです。

アロンソついでですが、前のトレーニングマッチ、チバス戦を直前で欠場したことで、モウリーニョがだいぶお怒りだったという記事が、ecodiarioなるものに載っていました。曰く、アロンソが背中の痛みを感じたのは、試合当日のシエスタから目覚めた時で、でもその時点では出場に問題はないだろうとアロンソは判断。違和感があるのを誰にも言わないで試合準備を進めていたところ、スタジアムに入った頃に痛みが増してきたため、「先発は無理だ」とコーチのシウビーニョ・ロウロに報告。それがモウリーニョに伝わり、モウリーニョは急遽コエントランを出場させることにしたわけですが、アロンソに対し、無責任だ、スタジアムに着いてからではなくもっと早く言うべきだっただろう、遅すぎるんだ、と叱責したそうです。
アロンソも好きな選手なので肩持ってやりたいですが、モウリーニョの「早く言え」の方が理解できるかな、と思います。やっぱりホウレンソウは重要。
ちなみに同じ記事内には、マルセロの集中力を欠いたプレイについてもモウリーニョが叱責し、マルセロも反抗してヒートアップ。結局ジダンが割って入り、「自分の態度を、自分が何をしたか振り返ってみなさい」とマルセロをなだめ諭した、という……ジダンがいてよかったねというお話も。
ま、今のマドリーは、チーム内部の情報漏れには従来以上に気を遣っている様子が見えるので、こんな話もどこまで本当なんだか、という感じですが。


モラタ、ハットトリック
現在ルーマニアで行われているU-19欧州選手権に出場中のスペイン代表は、今朝方(シャルケvsドルの試合とかぶってたと思う)第2戦を終了し、4-0でセルビアに勝利。モラタがハットトリックを上げました。
1点目(1-0)2点目(3-0、サラビアのアシスト)3点目(4-0、これもサラビアのアシスト?)


公式発表1つ目
22日付ですが、マドリーの組織改変があり、モウリーニョがスポーツ部門の総責任者(スポーツマネージャー、manager deportivo)に就任したことが発表されています。役職名ばかり並んでも何だかさっぱりですが、会長+役員会→ゼネラル・ディレクター(ホセ・アンヘル・サンチェス)の下につく、ヒエラルキーの3番目になるそうです。公式には組織図も添付されてまして、パルデサはモウリーニョの下のフットボール部門の担当になると。
要するに、バルダーノが放逐されてから理解されていたように、モウリーニョが今まで以上に力を得ることになる。AS曰く、マドリー就任以来モウリーニョが望んでいたとおりの、「マネージャー兼監督」というイングランドスタイルの権力を手にできたということだそうです。
組織の改変も、指揮系統の統合も、別に悪いことだとは思いませんし、むしろ補強プランや選手起用に誰かの横槍が入ってもめるとかそういうことがなくなるなら、良いことだろうとも思います。ただ、組織改変したのなら、カンテラの一番下からトップチームまで、きちんと機能するシステムを構築して、長く続くようにしてくれればと思います。一過性の思いつきで、2年もしたらまた方向性がグダグダに…なんてことがないように。


公式発表2つ目
レアル・マドリーC.F.は、金曜日のオスロおよびウトヤ島でのテロ攻撃を受けたノルウェイ国民の皆様に向けて、連帯の気持ちを示します。また当クラブは、犠牲となった方々の関係者の皆様に、特に強い悲しみと共感の気持ちをお伝えしたく思います。