ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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幻となったルネのミュージカル「ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」

2022年08月14日 | ルネの活動記録

 昨日はお盆の入り。

 毎日暑い日々が続いていますが、ルネ友のみなさまはいかがお過ごしでしょうか? 台風8号の影響も心配です。

 Facebookで作成いたしましたルネ・ファン・グループCondor, c'est toi : pour René Simardでは、徐々にメンバーが増え、現在145名♪ カナダのファンの方々にとって、日本の記事やレコード等の画像は魅力的のようですね  

 また逆に、日本では見ることのできないカナダのルネについての映像や画像をメンバーさんから投稿していただいき、ディスカッションも活発に行われています♪

Condor, c'est toi : pour René Simard | Facebook

 メンバーのNathalie Vallièresさんから、今度は何とっ!!! 彼女が8月6日に行かれたLE DINER DE CONS 奇人たちの晩餐会」の貴重な映像とスクリーンショットを投稿していただきました

 ルネはTVドラマの「Les Parfaits レ・パルフェ」で普通の父親役を経験していますが、ミュージカルのような音楽を伴わない舞台劇で役を演じるのは初めてです。これから紹介いたします映像では、共演者たちとの息もピッタリに、『ピエールの妻の元恋人で作家のジュスト・ルブラン』役を演じるルネをご覧いただけます♪ 音楽の要素無しの舞台にルネが初めて挑んだドタバタコメディーをお楽しみください

Facebook①

※ ルネの登場場面です 画面左上の映像画面をクリックすると大画面で映像と舞台のスクリーンショットをご覧いただけます。

Facebook② 

※ 戸惑っているルネの演技も板についていて笑えます♪ 画面をクリックすると大画面で映像をご覧いただけます。この映像を見終わった後、別の場面もご覧いただけるようになっていますよ♪ 

Facebook③ 

※ 劇中のBGMの曲に、ルネのデビュー曲「L'oiseauの最初のフレーズが紛れ込んでいます ルネ・ファンには嬉しい粋な演出ですね♪

 そしてこちらは、facebookに投稿された、ルネとマリーの結婚35周年を祝うインタビュー記事です 現在翻訳中♪

Célébrant 35 ans de mariage, René Simard et Marie-Josée Taillefer révèlent le secret de leur relation | 7 Jours

 

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 ルネのキャリアが1990年代に衰退したとき(彼のアルバム「E = MC2」がリリースされたのは、1993年彼が32歳のときでした)、彼は他の芸術分野に目を向けることを決心しました。

 ルネが初めてミュージカルの舞台に立ったのは、1994年のTVシリーズ”100%PUR”の『ウエストサイド物語でした。

 続いて1997年2月、彼はジャンヌダルクの生涯に基づいたミュージカルJeanne La Pucelle 処女ジャンヌ」でシャルル7世を演じました。

 1999年、ルネ38歳の春、アンドリュー・ロイド・ウェバーが音楽を担当したミュージカル。Le Fantôme de l'Opéra オペラ座の怪人」のファントムとしてトロントのオペラ座の舞台に立ちました。

 その後はシルク・デュ・ソレイユ、様々なTV番組の演出やプロデュースを経て、2012年に出演したミュージカル「Chantons sous la pluie 雨に唄えば」は、彼のキャリアの重要な瞬間でした。当時ルネは50歳で、主役の相棒コズモ・ブラウンを演じました。

 そして、2016年と2017年の夏には、ミュージカル「MARY POPPINS メリー・ポピンズ」のMr.バンクスを好演しました。

 現在は彼にとって初めて経験する音楽を伴わない舞台劇「LE DINER DE CONS 奇人たちの晩餐会に挑戦し、ピエールの妻の元恋人で作家のジュスト・ルブランを演じました。この舞台は大成功を収め、すでに来年の再演が決定しています。

ルネのミュージカル② - ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~ (goo.ne.jp)

ルネのデビュー50周年記念誌⑬ - ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~ (goo.ne.jp)

ルネの”雨に唄えば”始動! - ミドリ色の屋根は永遠にRené Simardに首ったけ~ (goo.ne.jp)

ミュージカル「メリー・ポピンズ」 - ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~ (goo.ne.jp)

※Lara Fabian & René Simard - West Side Story medley (March 1994) 

※Jeanne La Pucelle 

Rene Simard - Phantom of the Opera/ Music of the Night (1999) 

 

 しかし、ルネの経歴として書かれていない、ルネの出演が幻となったミュージカルが有ったのです!

 それは、今回のタイトルにもある「ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」でした。Passion Simardのジゼルさんからの情報では、ダニー・オズモンド主演で、1992年7月にトロントで上演されたこのミュージカルは、最初ルネが主役のヨセフ役を演じる予定だったそうです。

 

※前回のYouTube映像は、通報により削除されました。この映像も削除された場合は、この映画の英語タイトルで検索して御覧ください。

<ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート>

 『ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』(英語:Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat )は、作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバー(代表作は『ジーザス・クライスト・スーパースター』『エビータ』『キャッツ』『オペラ座の怪人』等)と作詞家ティム・ライスの2人が、学生時代コンビを組んで製作したミュージカルまたはオペレッタ作品。旧約聖書「創世記」の「ヨセフ物語」のカラフルなコートにまつわる話をベースにしている。これがウエバーとライスによる初公開の作品となった(彼らの最初のミュージカル『The Likes of Us 』は1965年に執筆されたが、初演は2005年)

ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート - Wikipedia

<上演歴史>

1968年 15分バージョンがコレットコートにて上演。

1972年 エディンバラ国際フェスティバルにて上演。

1973年 ウェスト・エンドにて初上演。

1982年 初のブロードウェイ公演、トニー賞7部門ノミネート。

1984年・85年 日本語による初上演(玉川大学)。

1991年 ジェイソン・ドノバンがヨセフを演じ、ウェストエンドで大ヒット。

1992年 ローレンス・オリヴィエ賞6部門ノミネート、セットデザイン賞受賞。

1992年7月、ダニー・オズモンドがヨセフ役、ジャネット・メッツがナレーター役でトロントのエルジン・シアターにて上演された。

1993年 オーストラリア公演。

1993年 ブロードウェイ、リバイバル公演。

1999年 ダニー・オズモンドがヨセフを演じた映画版が制作される。ダニー・オズモンドがタイトル・ロールのヨセフ役、デイヴィッド・マレット監督のビデオ版が出版された。1992年、トロントでの再演開幕以降、オズモンドは北米ツアー公演に出演した。マリア・フリードマンがナレーター、リチャード・アッテンボローがヤコブ役、イアン・マクニースがポティファー役、ジョーン・コリンズがポティファー夫人役、ロバート・トーティがファラオ役を務めた。

2003年 ロンドン、リバイバル公演。

2007年 アンドリュー・ロイド=ウェバーを審査員に迎えたBBC制作のオーディション番組「エニ―・ドリーム・ウィル・ドゥ」オンエア、グランプリのリー・ミードがヨセフを演じたウェスト・エンド公演が記録的大ヒット。

2009年 「アメリカン・アイドル」シーズン4のファイナリスト、アンソニー・フェデラ―をヨセフ役に抜擢し、シアトルのフィフス・アベニュー・シアター(5th Avenue Theatre)にて上演。

2010年 ミネアポリスのオードウェイ・センター・フォー・ パフォーミング・アーツ(Ordway Center for the Performing Arts)プロダクションにて上演。

2011年 『ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』初の来日公演が決定。アンソニーがヨセフを演じたミネアポリスのカンパニーが来日も、期間中に東北地方太平洋沖地震が発生した影響で、予定されていた16公演中6公演を残して公演中止となる。

2016年 『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』のタイトルで、来日公演が上演]。

 

<経緯>

 1968年、ロンドンのコレット・コート・スクールにて初めは学芸会用に15分の短編ポップス・カンタータとして書かれた。その後1969年、コンセプト・アルバムとして録音された。ウエバーとライスによる次作『ジーザス・クライスト・スーパースター』のヒットを受け、1970年初頭、数回上演され、1971年および1972年に拡大版が録音された。多くの改編や追加が行われ、1973年にウェスト・エンドで上演され、1974年に完全版が録音され、1982年にブロードウェイへ進出した。その後何度も再演され、 1999年にダニー・オズモンド主演で『Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat 』としてビデオ映画化された。

 

<ストーリー>

 旧約聖書「創世記」よりヨセフの物語。ヤコブの12人の息子の中で、最も愛されたヨセフだけが父からもらったカラフルなコート(=テクニカラーのドリーム・コート)。しかし、それが原因で兄弟間の妬みが高じ、兄達の企みでヨセフは奴隷として売られてしまう。図らずも人生の旅に出ることになったヨセフは、時に苦難に見舞われながらも、自らの力で道を切り開き、夢を追っていく。やがて努力は報われ、成功したヨセフと、自分につらくあたった兄達との思わぬ再会の日がやってくる。有力者となった自分に気づかぬ兄達に、ヨセフは愛のある行動に出る…。

 

 ルネが演じるヨセフはとても魅力的だったと思います! 

 1996年はルネのデビュー25周年の年で、記念誌やCD集が発売されていましたが、歌手としての活動以外にチャレンジした1990年が有ったからこそ、現在のルネが在るのだと痛感いたしました。

 来年の再演が決定している舞台劇「LE DINER DE CONS 奇人たちの晩餐会」以外にも、『雨に唄えば』のドゥニーズ・フィリアトゥローと組んで進めているプロジェクトや、covid-19のため中止となっている「Condor」のステージも楽しみですね


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