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今週木曜日は関東地方でも雪が降り、職場の花壇で咲いていた夏の名残のひまわりも、ついに寒さでしおれました。今年は例年になく暖かい日が続いていたので、まだスタッドレスタイヤにはきかえていなかった私は少々慌てましたが、積もらず、翌日の路面凍結もなかったので助かりました。
12月に入ると出窓に小さなクリスマス・ツリーを飾っています。今年は手作りのクリスマス・リースも飾ってみました。玄関に飾りたいのですが、今のところは出窓に吊り下げています。
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このリースは、サツマイモのつるを輪にして乾燥させたものにシルバーのスプレー塗料を吹き付け、同様に銀に着色した松ぼっくりと落ち葉、100円ショップで購入したオーナメントとビー玉をグルーガン(ホットボンド)で付けた、簡単で安上がりな手作りリースです。銀色なのでホワイト・クリスマスっぽいでしょう? 赤、緑、青、黄のビー玉がシルバーの中で輝いてきれいです。下のバラに見える飾りも松ぼっくりの一種。スプレー塗料を使っているため、湿気に強く退色しないので何年も楽しめますよ。
画像をアップするにあたって、「クリスマス・リース」について調べてみました。
イエス・キリストの誕生を祝うお祭りであるクリスマスには、クリスマス・ツリーをはじめ、花や葉で輪を作ったクリスマス・リース(christmas wreath)をドアなどに飾ります。クリスマス・リースは、キリストの血を表わす赤、常緑樹に象徴される生命力を表わす緑、純潔を表わす白を用いて作られることが多いようです。輪の形は「はじめも終わりもなく、永遠に続く神の愛」を表しています。リースに使用する月桂樹や柊の葉には殺菌・抗菌作用があり、玄関に飾って魔よけにしていたといわれています。また、日本のしめ縄やお正月のしめ飾りと同じように、新年の幸福や豊作を願って玄関を飾るという説もあり、リンゴや松ぼっくりをリースに飾るのはそのためです。さらに、クリスマスの4週間前の日曜日からキャンドルに1本ずつ火を灯し、クリスマスに4本全部に火を灯す待誕節のアドベントリースもあります。アドベントリースは置いて使用されるものです。クリスマス以外では、儀式の時に頭につける月桂の冠や、棺の上に飾られるの花環もリースの一種で、起源は古代ローマ時代と言われています。
ケベックはフランス系カナダなので、フランス式に、玄関に飾るリースは「couronne de bienvenue(ウエルカム冠)」や「couronnes de Noel(クリスマスの冠)」と呼ばれ、アドベントリースも「couronne de l’Avent(待誕節の冠)」で、ロウソクは光と火を象徴する赤を使う伝統が受け継がれているかもしれません。
<クリスマス・リースの色>
・緑:常緑樹の色で永遠の命・神の永遠の愛を表した色。"クリスマスツリーに使うもみの木・ヒイラギなど"
・赤:イエス・キリストが流した血の色、神の愛の色。"サンタクロース・リンゴ・ヒイラギの実・ポインセチアなど"
・白:聖母マリアの純潔、クリスマスに降る雪の色。
・金:祝福にかけつけた東方の三賢人の中の1人が贈った金の色。
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▲アドベントリースOlga Dubbersteinさんのアルバムより
さて今回も、前回に続いてカナダのファン・クラブ会誌の中から画像を紹介していこうと思います。まずはクリスマス・シーズンなのでクリスマス・ケーキから…。
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▲和訳:この美味しいお菓子「サパン・ド・ノエル」を飾り付けよう
クリスマス・ケーキというと、フランスではロールケーキで薪を模した「ブッシュ・ド・ノエル」が有名ですが、カナダのファン・クラブ会誌では、「Sapin de Noel サパン・ド・ノエル(クリスマスの樅の木:クリスマス・ツリー)」というケーキが紹介されていました。色を付けたクリームで樅の木を模して作ったカラフルなケーキです。「ブッシュ・ド・ノエル」についていえば、『クリスマスの12日間』に暖炉に大きな丸太を使い、燃え残った薪があるかどうかで来年の運勢を占っていたそうです。その薪をかたどったケーキなのですね。
日本ではクリスマス・ケーキといえばデコレーション・ケーキが主流ですが、このようなケーキは日本だけだそうです。例えば、ドイツではクリスマスといったらケーキではなく「シュトーレン」というパンが一般的。 クリスマスを待つ4週間のアドヴェント期間に少しずつ食される旧東ドイツのドレスデンが発祥のお菓子パンです。 また、最近では日本でも知られるようになった「パネトーネ」はイタリア・ミラノの伝統的なパンで、クリスマス前の4週間に各家庭で焼いたものを親族や友人に配る習慣があるのだそうです。イギリスではドライフルーツと牛脂を混ぜ込んで洋酒を利かせた「クリスマス・プディング」や「ミンス・パイ」が伝統的なクリスマスのお菓子です。
世界の様々なクリスマス・ケーキもいいけれど、我が家は生クリームとフルーツがこれでもかとタップリ入った、果物が大好きな息子お気に入りのケーキ屋さんのクリスマス・ケーキ以外は考えられません(笑)。
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▲ハンサムに成長したルネ・シマール
▲スケート競走のためにスタートラインにつくルネとナタリー
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▲ナタリーが歌うヒット曲「Dance du Canard(アヒルのダンス)」に合わせて踊るルネとクルティエ氏
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▲スタジオのルネとナタリーとクルティエ氏
クリスマスが近付くと、当ブログの検索ワードのトップ3が「ルネ・シマール」関係から「ホワイト・クリスマス」、「歌詞」、「和訳」に変わり、アクセス数も何割か増えます。「ホワイト・クリスマス」についての記事は、ルネが13歳の時に仏語と日本語で歌った同曲の歌詞を取り上げて、「仏語版」と「日本語版」の2つ記事を書いたきりだったし、「ホワイト・クリスマス」で検索しても、一向に当ブログはヒットしなかったので、ここ何年も、どこから検索されてくるのか疑問に思っていました。そしてついにYahoo!で「ホワイト・クリスマス歌詞和訳」を検索したところ、2ページ目に過去ログ「”ホワイト・クリスマス”日本語版」を発見。ここから来てたのですね。たとえ別の検索ワードで当ブログにたどり着いたとしても、ルネ記事を楽しんでいって欲しいです。
※過去ログ「”ホワイト・クリスマス”日本語版 」
その他のクリスマスの記事は、カテゴリ「クリスマス」でご覧ください。
また、トップ・ページでリンクさせていただいている音泉ブログさんのサイトで、ルネの「ミドリ色の屋根」にコメントを入れてくださった方からのリクエストに答えて、ファースト・ライブ・アルバムの「廃墟の鳩」の音源をアップしてくださいました。現在カナダのシャンタルさんの音楽サイトbeboでは、曲を聞くことが出来ない状態が続いているので、同曲をお聴きになりたい方は是非こちらでお聴きになってくださいね♪
♪廃墟の鳩(LIVE)ルネシマール: 音泉ブログ (seesaa.net)
ルネの曲・アップありがとうございました♪
そして、以前から紹介していました日本語オンリーでもカナダのCDやレコードが購入できるネット・ショップ・サイトに、ルネのデビュー25周年記念誌が出品されました。17.42ユーロ、日本円で1,935/38円です。よろしかったら如何ですか?
※アーティスト Rene Simardの商品 (cdandlp.jp)
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