きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

土佐・桂浜手前まで

2014-09-27 11:55:39 | 遠くへ~少しだけ非日常
高知というところ、ここから日帰りで行くには案外遠い。徳島もだが、JRの鈍行使うと夕方になるし、朝一番の高速バスでも到着はお昼前、ということは、現地で過ごす時間はほんの少しとなる。よって、わざわざ走るためだけに安くかつ日帰りで行く機会を設けるということはなかなかない。
まあ、確かにこれらはあくまで走る話ということで、だが。

到着時、既に雨。
今日はスマホで雨雲レーダーを確認しながら行動する。この後用事があるので、制限時間がある。
一応、桂浜まではややきついかもと思いつつ、とりあえず海まで行って、その辺りでバスをうまく拾って市内に帰ってくることができれば、何ごともなかったかのように本来の用事先には着く筈。

とでん、か。

広告が土佐らしくて良い。儂の中では高知ではなく土佐。

雨が上がらないので、当初の予定を変更し乗り込む。
台風接近で、完全に上陸ルートのため、用事をこなすのに指定された時間が前倒しになったことも計算外だった(中止にすればまた方法もあったのだが)。これがなければ当初は市内から桂浜経由で約20キロと少しのルートを走る予定だったのだが、この日は10キロも走れないぐらいの時間しかない。
それでも走るわけですが。

市内電車の終点。ここから海まで。

とはいえ、写真は撮る。この辺、河口か海かよく分からんが、何となくいい感じ。

トンネルを越え、しばらく走る。雰囲気の良いところに出る。

この辺で、傘を自転車の後輪に巻き込んだ中学生が往生していたので助ける。走っていると、荷物固定の為の紐を巻き込んだ生徒をよく見かけるが、あれはどうしようもなくてあまり手を貸したことがない。この時は、二人いるうちの一人と目が合ったのでつい。無理かもしれんといいながらうまくひっぺ返すことができる。持ち主でない方の中学生がお礼を言う。
尚も、迷う余裕はないので分かりやすい県道を進む。あまり面白くなさそうだが、こういうこともある。

それでも桂浜、の文字に気分は高まる。

やや急坂。これは計算外。ペースが落ちる。

少し街が落ち着いてくる。古くからある街のようである。

この先の交差点で左折。頭の中の地図を頼りに。

迷うとかなり不味かったが、何とかイメージ通りの道。

途中、長宗我部氏の墓があると云うので立ち寄る。これは事前にリサーチしていなかったのでもうけもん。但し、奥までは入っていない。時間的な制約もさることながら、ある、という事実だけで満足するという性分の為。これ一昨年(?)の秋に行った鎌倉でも似たようなことをしていたか。

馬の墓(?)もあった。

やがて、その先にあった路線図が記してあるバス停で大まかな残り時間を確認し、桂浜までは正式に断念。

海へ。

もうすぐ。

太平洋。
一通り、眺めて満足する。

バス停に戻る。残り10分。Tシャツを着替える。

残り5分と云うところで雨が降り始める。近くに屋根はない。ザックを頭に乗せるが降りが強い。結局合羽を着る(初めから着いやと云われそうだが、折りたたむのが面倒なこともあり、余程でないと着ない)。予定より5分遅れで予定通りのバスが来る。これは思っていたより優秀。

ここまで600円余りで運んでもらう。さて、御用事御用事。

50円の自販機らしい。中身を見たかったが先を急ぐ。

用事が終わり、同僚に駅まで送っていってもらう。

高知駅。ここで高速バスの切符を買う。土讃線の特急とかはばんばん運休していたが、高速バスはまだ出るらしい。別に出なければ、高知で一泊してもかまんと思っていたが(神戸24耐は前日の時点で自らDNSを決めていたし)、出るというのですなターミナルは結構な混雑であった。

龍馬。

あんぱんまん。バス車内より。
土佐というより高知か。いややはり土佐の国。

10キロも走っていないとはいえ、太平洋を見た、ということで最低限のラン。
先日アップした紫出雲山の3日前、2ヶ月近く前のラン。

紫雲出山

2014-09-26 18:50:21 | 遠くへ~少しだけ非日常
国立の「電波高専」があるところという形でよく耳にする駅から出発。

この直前、電車は何度も数分間の離合待ち停車を繰り返していて、余程、手前で降りルート変更して出発しようかと思っていたが。
イメージ以上に街は整備されていて、駅周辺は新しい店がぼちぼち並んでいた。

川を渡るときに気付く。浦島太郎の街かと。

川と云っても穏やかで湖とか池とかそんな感じ。

目指す方向に進むにつれ、古い建物が目立つようになる。道幅も狭い。尤もルートは複数ある。たまたま選んだ道がそういう感じになっていただけのこと。

広い県道に出る。この道をひたすら走れば半島を一周できるはず。荘内半島というらしい。今回珍しく調べたがあんまり地図には載っていない。

所々に海が見える。

これは気になった看板。しあわせのばくちって何?

海軍の飛行場か何かの跡。高専の近く。

半島の先に進んでいるのに道がやたらと広い。そして、海。

風景は穏やかになり、海はどこまで見ても飽きない。

これも怪しい看板。現地の近くまでは行ったが結局何かは不明。この先道が細くなり「山」になる。

道路の端には距離掲示。どこを起点にしているのかどこまでの距離なのかは全く不明だったが、紫出雲山を過ぎると無くなっていたのでその辺りかららしい。でも200メートル毎にあったから、ペースを確かめるのには有り難かった。この日はキロ7分前後でしっかり走れている。

それまで見てきた海とは違った海。

空を見る。台風が過ぎた日。

傍にある海もだが、黄緑の先にある海も趣が違う。いい。実はこの先・・・。

写真では見えにくいが、瀬戸大橋か何かがこの辺で見えてえらく感動した筈。

アップダウンはそこそこきつい。

山から見る海。

見晴らしの良いところで何回も脚を止め、撮影。

少しずつ、表情が違っていて飽きない。もう少しで突端。

半島の先には行かず、このまま左折する。ちなみにバスはしっかり走っている。大きな病院を繋ぐ西回り東回り。お年寄りにとってはかなり至便性が高く住みやすい地域のようである。

この峠を越えると半島の西側になる。

西側の景色は東側とは少し違っている気がする。少し荒々しさがある。

濃い緑の奥の海。

そして、やや高い位置から見る海。アップダウンも東側より多くてきつい。

でもまあ、ほうと海を見る。見ながら走る。

紫出雲山へ行く道は工事をしていて通行止めだった。

その先、少し標高が低くなり、海が近くなる。

浦島太郎に関係がある島らしい。

ほお。

島全景。いいねえ。

この辺りから小さな島が目に付くようになった。

分かりにくいが、結構な坂道。かなりバテている。出発してからゼリーを1つ口にしたのみ。

坂を上るのはきついが、時々、上った先で御褒美のような景色に会うことができることもある。

ようやく半島の付け根までやって来た。結構バテている。

看板と地図で現在地を確認し(スマホではなく)、残りの距離と時間を計算し、余裕があることを確認してようやく落ち着く。

直ぐ近くのコンビニで、補給。

朝買って食べずにそのままリュックに入れていたチョコ。どろどろになって旨かった。

出発。実のところ安心してからのランの方が、まだかまだかモードで、疲れたりする。相変わらず海の傍を走る。さぬき浜街道、だったか。ここは何回か単車でも走った筈だが記憶にないな。

当然このトンネルも。

トンネル抜けた後のこの景色も。ぼちぼち「銭形」のところじゃないかと思いながら走っていたがまだ先だった。

何とか近くまで来る。ここを右に曲がる。

銭形はこの先らしい。神社にお参りすると山の方になるらしいのでパスしたが。

結局同じことで、やはり坂道。高校のサッカー部が走り込んでいた。えらいな。

あと少し。この辺で止めて帰ろうかと思ったが。

到着。

この銭形をはっきり見たのは小学校の修学旅行以来ではないか。ヨメさんと来たような気もするが。

山を下りて観音寺の街を行く。

駅を探すが、確かランでは2回目。地図と実際の道がうまく結びついていない。それでも何故か、という感じで到着。駅近くのミニストップで着替え、麦購入。駅の売店より種類があるし、クレカ切れるし、便利である。

でもいただくのは、駅。やれやれ。

うま。

塩吹いている、なあ。

実を云えば、紫出雲山はこれまで単車でも走ったことがない。近くでいつでも(単車で)走れそうでそうでもなかったところ。
今回、神戸24耐がDNS(というより中止)となり、オフにしていたこの日、何となくここにするかと決めて走ることになった場所。これもまた縁かもしれないと思う。

この夏、2ヶ月近く前のことである。

国道の傍に ~ 中山から内子へ

2014-09-25 19:19:13 | 遠くへ~少しだけ非日常
小雨の中出発する。

これ何だ駅の待合室にあった。

町の中を走る。この先にローソンがあるお金を下ろすために立ち寄る。

栗。ここは結構有名な栗の産地である。

水量多し。この頃には雨が上がる。合羽を脱ぐ。

峠のたこ焼き。以前遠距離通勤(単車)で傍を通っていたときと変わらぬ風情。建物は新しくなったか。傍の泉から冷たい冷気。

川を見ながら先に進む。

ここは川沿い国道。ずっと下りなのは大変有り難い。

屋根付き橋。これも遠距離時は「お馴染み」だったが、単車を止めてまでじっと見たことはなかった。

ほお。
まあこの程度。先に進み、店とかガソリンスタンドとかがある辺りで一区切りつく信号過ぎる。

高架が見える。

ぶはっと冷たい。

さば。これも遠距離時は「お馴染み」だったが、今回もパス。

歩道を淡々と走るが、時々おおっと声が出るほどの冷気を感じる。小さな滝様の泉がある。冷たい冷たい。

気温上昇中。

高架が遠くに見える。

内子の街に向かう。八日市。

猫出迎える。

街並み。

街並み。

街並み。

上芳賀邸。有名なというよりこれしか固有名詞知らん。

資料館。

店。

店。

予定していなかったのにしっかり観光する。和む。人影少ないが本当は観光客結構いた。外国人も。

駅近くまで行く。内子座までさらに歩く。

ここはちなみに少し離れている。

腹が減り、道端の食べ物に目がいく。

今回は、この近くのスーパーに駐まっていた移動販売のじゃこかつにする。

一時間ほど前、である。空腹に負けて喰う。かなりうまかった麦なしでも。

ところが、実のところは甘いもんが欲しかったようである。

見つけたのはコンビニではない。ごくたまにしかこういうところで買い物をしない。ここで買って良かった。

この後、用を終える。結構ハードな用事だった。充実感。

そして家路に。

以前はよく通った道でもあくまで通過点だったから、傍らの様子はそんなに詳しくはなかった。この辺りは、家と職場の中間辺りになるから余計に通過速度が速くなる。まだまだ先があるぞと云うことで。
そして、かなりの眠気と闘いながらいつも走っていた(単車)気がする。

国道の傍というだけではあるが、あの頃を思い出しつつ懐かしく思いつつ。
これもまた、2ヶ月近く前のことである。

京都迷走之記

2014-09-24 18:20:38 | 遠くへ~少しだけ非日常
洛中から洛東にかけて、迷走した。わざとではない結果的にそうなっただけである。
制限時間は約3時間程度(だった気がするがもう忘れた)。ガイドブックは読んでいない。京都魔界案内という本で予習(これが結果的に迷走の基になった)。

で出発。

地下街。どの辺から上がるか迷っているうちにずるずる最後まで。

本願寺。

振り返ると京都タワー。

振り返るとソイ(Soi:路地)。

大きな通りに伝統あり、である。この時点で、この辺のスポットを探せなくなっている。あまり細かいことを気にせずに先に行くことにする。

でも飽きたので、一本狭い方へ行く。

怪しい。

古い。

似たような感じ。良い感じ。
この頃から雨がぽつりぽつり。

突然本能寺。

あの本能寺かと見たらやっぱりその本能寺。これは予定外。

大通り。四条だったか忘れた。

地図を見間違えたおかげで偶然見つける。

これが神泉苑。別にどうこうということはないが、魔界案内に紹介されていたスポット。

ほお。

出て北へ行くと、二条城。

朱雀門がない。

ないけど昔の官庁跡。この辺なのは間違いないが。地図も分かりにくいしすっ飛ばしても良さそうに思えたが、何となく、探索ランモード。
おおよその見当をつけて曲がる。道の傍に普通に神社。

ラッキーという感じであった。

あったあった。

元に戻る。来た道ではなくショートカット。

細くなる。不安。

民家の隣から出てきた。いいんだろうか。

二条公園傍。趣があるなと撮ったら、これこそ鵺大明神。説明板なかったし、見たときに感慨とかなくて、全然普通の鳥居で、で後でへえという感じ。史跡巡りは本当に難しい。

単車で通ったことがあるようなないような風景である。

問屋さんか?

清明神社目指して、地図を見ながら両替筋辺り。でもこれが根本的に間違い。

うろうろしながら30分ぐらいロスしたか。

でも写真も撮った。

諦めて次に行くことにする。後で地図をみたら全然別の所だった。

大通りに出る。

次は京都盲唖院跡を探す。ネットで調べたらここのはずだったが、ない。
空を見る。
これも後で調べたら根本的に場所が違う。

高倉通りから洛東へ向かう。

街がにぎわい始める。

ここを走るのはさすがに止める。

四条通り。20年ほど前に研究会で来たときはこの辺のホテルに泊まったか。

鴨川を越える。

思ったよりいい感じ。

気分良いわあ。

京阪の駅が近い。10年少し前か、STの受験資格を得るための講習会で大阪に来たときに、10日間で1日だけ半日のみの日があった。あの時はホテルでもらった京阪の切符で京都に来た。北野天満宮にお参りした気がする。
何だかんだでやはり京都、なんかなと思う。
さらに進むと。

コマーシャルみたい。偶然のはずだが。

八坂神社。

右に曲がる。

六皇寺を探す途中。掘り出しもんかもしれないが、時間に余裕がない。

もう少し。

見失い、手がかりすらない。

違う寺に着く。仕方がないので駅方面へ。

大きな寺。これは地図で見たとおり。

このと先を行くと、七条。

川を越える。

何かでっかい建物がありそうな傍を走る。

これ公立の小学校。何か知らんがすごい。

京都タワーが見えた。

地下に潜る。
トイレで着替えて、10分後には電車に乗っていた。麦を買う暇がなかったが、大阪まで30分だと。すご。

大阪で麦を買い、ぼおーっとする。

ここで、一応今回行こうとしたところについて挙げる(○は行けた、×は行けんかった)。
×五条天神社
×松原道祖神社
○神泉苑
○朱雀門跡
○鵺大明神社
×晴明神社
×福大明神社
×一条戻橋
×矢田寺
○八坂神社
×六道珍皇寺
×飴屋さん
×耳塚
×河原院跡
後半は時間切れ、でも洛東辺りはペースが上がって、四条通は恐らくキロ6分切っていたはず。
下調べが不十分だったからのは確か。まあ、走っていれば何となく分かるかなと思ったが、全然分からんかった。事前に読んだ魔界案内の地図が不正確で、晴明神社辺りは完全に場所が違っていた。しかし、これは調べていれば済むこと。

行こうと思っていたところはあまり行けんかった。
ただまあ、イメージが無いところをいくら調べても限界があるのは事実で、今回は今回で納得の結果。
ただ、行けんかったのはともかくとして、面白かった。迷いに迷って、はらはらしたし。
それに、もっともっと穴場というのもあるらしいし。

ピーチ、また安くならんかな。
これも2ヶ月近く前の話。

岡山街道御津経由

2014-09-23 22:10:40 | 遠くへ~少しだけ非日常
岡山インターの傍にあるバス停は「津高」という。この後のことを考えると時間に余裕はなかったが、とりあえずトイレには行かねばと待合所で用を足す。
暑すぎるという程ではない。とりあえず出発。バイパスの道幅が広すぎて横断できない。

しばらくバイパスを北に進む。
山陽道の高架の下をくぐり、漸く渡る。
予習しておいた地図を頭に描きながら、岡山街道を目指す。
しかし、それらしい道が見つからない。しばらくバイパスのそばを道なりに。

細い道に入る。

完全に見失う。

まだバイパスのそば。しかしロスが気になる。
途中ここは行けそうかと曲がるが、無理。

大回りして元の道に。これが池の周辺。

やがて比較的大きな道に出たので川沿いを経て、漸く街道に出る。

途中、地元の方が挨拶をしてくださる。恐縮する。

この手前かこの後か、右手に私立の小学校が山の方に見えた。すごいな。左手は空港。

やがてだんだんと勾配が急になり、バイパスと合流。しかし、メインはこちらの岡山街道。この辺から勾配がきつくてしんどい。地名は「辛香」なるほど。
しかし、時間的な制約があるので、ペースは余り落とさない。キロ7分半から8分。よく維持できている。

トンネルに入る。思ったより坂が短い気がした。

ここからは御津という町。今は岡山市だが、道路は津山の管理区域。地域的な結びつきはどうなのだろう。ちなみにうどんやが多い。香川との結びつきが強い岡山県、その影響か(テレビ番組とか結構そうだった)

セブンイレブンに入る。まだ腹は減っていないがこの先ほとんど店がない。早めのカロリー補給。値段が書いていないヤツをとって失敗する高い。

でもうまい。いつものように食べながら進む。10分ぐらい持った。

これは看板だけなのか、店やっているのか気になったが先を急ぐ。
地図で見れば山の中だが、結構店とか家とかが多い。この道路が結構な交通量で、それなりのニーズがあるのだろう。

あっちにカバヤの工場があるはず。カバヤといえばジューシー、かなと。

ほお。

JRの線路を越える。

分岐点。
ここから川沿いを東岡山に向けて走る。旭川という川。恐らくペース的には大丈夫、か。

カバヤの正門前を過ぎる。何かデコカーみたいなのが駐まっていたが確認できず。

結構な山の中。

道路は広いが集落から離れているせいか、ぼぉーっとした感じで走る。

川沿い。

家は割合あるようだが。

この写真だけ見ると結構な山で、日常と完全に切り離された気がする。しかし、右手の奥にはJRの線路があり、家もそこそこある。

こんな感じ。

川沿いも、人がくつろげる広場もある。

それでも、この静けさにしばし浸りながら走る。この後用事がなければもっとゆっくり走っていたが、なあ。

牧山クラインガーデンというところ。この近くの納屋だか作業小屋だかに引きつけられる。

実際に今使われているようだが元々はコテージではなかったか。これ使われてなかったら結構な雰囲気ではないかと。

さらに川を下る。

流れは緩やかである。

この辺で、ぼちぼち駅が見えるはずだが。駅が見えたら川が渡れるはずだがと思うがなかなか見えない。やや気分に余裕が無くなっている。持参した水分を摂る。

駅が見えた。

目星を付けて川の方に出る。

どんぴしゃ。こんなに勘が当たるのは珍しい。

四万十のような風情の橋。これは沈下橋なんだろうか。ゆっくり進む。

しばし見とれる。渡り終える。再び進む。
次の目標は山陽道の高架。しかしなかなか見えない。残りのキロ数を考えると時間的にきつい気がしてくる。まあギリギリで飛び込むのもアリではある。と気を取り直す。

見つけた。

通過。進む。

美作、という表示。それだけで何かいい。
警察学校傍を過ぎて、水分購入。

相変わらず炭酸。水分補給というより炭酸補給という方が正しい。

ここから、また山を越えたはず。
事前のリサーチでキョリ測を使うことが多いのだが、標高差が出ない。今日みたいに時間的な制約がある日は、標高差の見通しを誤るととんでもないことになるので、42.195キロネットを利用する。
坂は、きついが程なくして峠を越える。
環太平洋大のキャンパスを越える。近所の子がここに来ているはず。
そこからは、下りと時間的な余裕のなさとで結構とばしたらしい。

イメージしているより早く目的地が目に入る。

30分前に到着。
約3時間でこの距離(約25キロ)なら上等だろう。ほとんど休憩取らず水分取らず。

鞄の塩がすごい。

用が終わって帰り道。新幹線が見える。
ほうと見とれる。

もう2ヶ月近く前の話、である。

舞子から須磨経由で三宮へ

2014-07-15 19:00:00 | 遠くへ~少しだけ非日常
高速バスは15分遅れで着いた。この遅れは半ば常態化しているようにも思えるがどうなのだろう。

舞子BSは建物で言えば5階にある。エレベーターとエスカレーターで下に降りる。

さてどちらの方角へ行けばよいのだろう。前に来たのは3年前だったか。地図で見ればすぐに大きな道(国道2号線?)に入れるようになっているが、まだ何となく分からない。

松林に入る。JRの舞子駅。

しばらく松林の中を進む。そして。

ようやく外に出た。まずは、馴染みのある須磨ぐらいまで頑張ろうかと進み始める。

アウトレットとかマリンパークとか過ぎて垂水駅近くの海神社。ちなみに海はそれほど遠くはない。

ほらやっぱり。

妙に目立ったので思わず撮影。専門学校らしい。

で垂水から塩屋は、こんな感じで国道と山陽電鉄とJRが併走する。家は高台にある。駅からは近いようで遠いのかも。

こんな写真が撮れるぐらいだから、それほど交通量は多くなかったのかもしれない。ちなみにこの辺、向こう側からザック背負っているランナーが割合目に付くぐらいやってくる。どこから走ってきたんかというぐらい装備は気合いが入っているし、ランナー自体消耗しているし。大会でもあったんだろうかと思ったり。

塩屋の駅。まだ5キロ走っていない。大江千里の「塩屋」、どんな曲だったか。タイトルだけは妙に覚えているのだが。

海は傍にある。でも走っている時は見えない。

が、駅の向こう、工事をしている辺りで、一気に視界に海が飛び込んでくる。塩屋から須磨へ。

何回見ても、どこを見てもええなあ。

この辺でも何人かにすれ違い、追い越される。みんな会釈してくれて、関西人、いいですね本当に。バイクのピースサインみたい。儂も会釈されたらきちんと返しました。

須磨浦公園の傍、敦盛塚。頭を下げ、撮影させていただく。

公園の傍、ランナーはまだまだ目に付く。走りやすくて良いコースなんだろう。みんなテンポがいい。速い人もそんなにいないがだらだら走っている人もいない。

須磨の街に入ってきた。

須磨には親しみがある。何回か来た。もう少し山手の方の月見山。「みゆき食堂」のカレーも食べたな。

駅前あたりか。信号を渡る。もう少し先で国道から離れる予定。

綱敷天満宮。同じ名前の神社が伊予桜井にある。受験の神様のはず。

少し長い踏切。向こう側が遠い。

自分にとって須磨といえば、水族館に近いこの風景なんだろうな多分。

須磨水族館前。家族連れがうようよ。これもまあ懐かしい。職場のNさんこの前来たとか云ってたな。

イルカもいる。ここから国道を離れる。

須磨港とかヨットハーバーに続くようである。

長田というところに入る。ようやく10キロ。暑いのでペースは上がらず、というより昼からの補聴器セミナーに間に合わせるために時間カツカツに設定しているからあまり余裕がなくて、出だしやや早めにペース作ったのだが、ここに来てやや落ちる。さっきまで沢山走っていたランナーは、国道をはずれてから見なくなった。

うれしい、たのしい、しあわせ、と来て「めちゃハッピー」と続いていたところで一人ウける。適当なコトバがなくなったのか。

石油タンク。何故か足を止める。

12キロ付近で、腹が減りマックスバリューでアイスを買う。コンビニより安い。有り難い。セルフレジで支払いも早い。しかしワオンカードを忘れてきていた。前の紀州の時と同じように食べながら走る。

海とは逆側。運河みたい。すごい。

結構、高そうなマンションが沢山建っている所に出た。御崎公園辺り?

これ何で撮ったのか覚えていない。多分雰囲気がさっきより少し落ち着いてきたんだろう。

赤い橋の向こう、市場の近くか。

大がかりな遺跡が出たらしい。

で市場。美味しい寿司屋さんとかありそうだが。

この辺りは清盛が開いたそうな。千年近く前、ということか。

信号待ちで海の方も確認。

歩道橋を渡らなければ進めなくなり、とりあえず上がる。上がったついでに撮影。交通量が多い。

道路の右側を走る。地図にある高速道路が左側を併走している。

神戸の駅近く。地図の上ではハーバーランドが近い。でも港町の感じが全然しない。海側に寄り道したいが時間がないのでこのまま進む。

たぶん17キロぐらい。元町へ続くはず。パスして先に。

とりあえず、時間的には大丈夫だとは思うが。

少しだけ、ポートタワーも見えたし。これもまた懐かしい。単車でツーリング来たとき傍の安いホテルに泊まったな。

寄り道はできなかったが、この通りにも古いビルとかあって楽しみながら走ることはできた。

三宮駅に曲がる角にある関西電力(だったと思う)の庭。

残りは1キロもない。やれやれ。

観光客がどっと増える。公園でおにぎりを食べている団体がいた。

見たことがある駅への道。

これは初めて見た「マラソン発祥の地」のモニュメント。へえ。

駅到着。もう少し走ってハーフの距離にしたかったが、19キロ余りで終了。充分です。
人が多い。とりあえずトイレへ。着替えないかん。

予定通りのJRに乗れました。慌ただしかったけど、とりあえず久々で楽しめました。

丁度1ヶ月前のお話でした。

泉州から紀州、海沿い山越え

2014-05-07 20:00:00 | 遠くへ~少しだけ非日常
海沿いの大きなアウトレットモールがある街から出発。

ここに居るだけで容易に半日潰せそうだが、まあ、土砂降りでなかったので予定通り南に向かう。

しばらくは、こんな感じで郊外の街という感じ。人がごった返すという感じではない。

それでも2、3キロで海が見える公園に出る。

さっき通った空港に向かう橋が見える。

目の前には大きな橋。田尻スカイブリッジ。この辺りは最近できた街なのだろうかと思いつつ進む。

海と反対側を見れば、結構な家の数。見えにくいが南海電車が走っていた。
この辺りからぽつぽつ降り始める。とりあえず最悪の場合「みさき公園」までかと思いつつ進む。まだ30分経っていない。

「尾崎」という地名を頼りに県道から少し海側に入る。古くからあると思われる工場はなかなか風情がある。この頃に結構な降りになる。ジャージを脱ぎ、気休めにシャカシャカを着る。防水にはならんな。

川を渡り市が変わる。空は明るいが雨はそこそこ降る。

尾崎というのは古い街のようである。この写真の右手には造り酒屋があり、左手にはもうなくなったと思われる病院の裏口に続く入り口の案内板があった。道はまだ二車線あるが・・・。

しばらく行くとこんな感じになる。ウチの近所でいえばI市とかM町の雰囲気。もう愛媛では見れなくなった「走る男」の雰囲気で淡々と進む。

程なくして国道に出る。特に目を引く景色はないひたすら南へ。海が近い。

とある駅の近く「スカイタウン」というのは何ぞやと目をこらしてみると、同じ色の建物が、山の中腹にぼこぼこぼこと増殖しているような感じで建っている。海が見えるんだろうな。

地図で見てもあまりアップダウンの具合は分からないが、この道は海沿いの割に結構「上下動」がある。

海は見えないが、少し高いところに行くと見えるらしい。ちなみに、国道に出てからは、やたらと斎場を見かける。人口がどんどん減少しているのだから、斎場関係は食いつぶれることはない。但しかける費用は以前ほどではない場合もあるようだが。

遠くに小さな観覧車が見える。この写真の左手にも葬祭会館。

観覧車を少し過ぎた辺りでコンビニに寄る。最初の休憩。写真を撮りながらで2時間と少しで17キロはまずまずだろう。

アイスにしようかと思ったが、まだ胃がおかしくなってないから固形物の方が良いかということで。コンビニでこんな健康的なものを買うのは珍しい。ちなみに今朝はコロッケ4個とピザパンで1000キロカロリー摂取(推定)。このせいか後半もエネルギー切れせずに走れた。もっとも最近は炭水化物減らして走ったり、空腹で走ったりしているので、少々のこちなら我慢できるようにはなってきたのだが。

峠と言うほどの峠ではない。ただこの辺、鎌倉、室町、安土桃山とそこそこ史跡があるような場所らしいというのは知らなかった。

本線とは別の枝線で駅は三つしかない。途中で作るのを止めたのだろうか。それにしては立派な高架。歴史を感じる。

港の近くか工場の近くか忘れたが、これもそれなりに目的があって作られた駅のようである。

枝線の最終駅。ここから先、家が少なくなり、里の風景になる。ただ、この先には県境を越えて別の枝線がある。距離にして約10キロぐらいのはず。

山道、花の道。綺麗である。
こんな数の県道(府道)があるということに驚く。

案内表示に従って左折すると、本当に山道になった。

しばらく行くと碑を見つける。帰ってから調べようか。

海が近いはずだが峠である。

峠の向こう、大きな神社。これも調べてみようか。

アップダウンを繰り返しながらまだまだ山。振り返ると、結構来たかなと。
ペースは余り上がってなかったが、この辺りから少しずつ股関節が開いて歩幅が広くなった気がした。時間にして3時間余り。

峠は1カ所だけではなかったようである。ここを越えてしばらく行くと下りに入る。海が近いようだ。

ここが地図にもある道の駅。結構人がいた。

道の駅を過ぎてさらに進むと、どこかで見た感じの雰囲気。数年前、100キロマラソンで走った山陰の港町を思い出す。
この辺は島というか漁師町というかそういう感じの風景。

で、県境越え。万歳。

昔から国境だったわけやね。

しばらく海沿いを走る。予定していた南海の枝線の駅まで後5、6キロぐらいのはず。

もう少しあったか。

時間に余裕があるので、峠越えも考えたが、おとなしくトンネル越えで行く。山道は蛇が怖い。昨日見た鉄腕ダッシュの影響か。トンネル抜けてから振り返ると、ゲートが閉まっていて行ける感じの道ではなかった。

再び海沿い、所々にアップダウン。

ようやく目指す駅に。ここまで4時間。少しペースアップした感がある。大きな休憩は1回だけだが写真撮りながら立ち止まりながらでこのペースは上出来。雨は止んだり降ったりでまだ何とかなりそう。出発が予定より早かったのとコロッケ効果かそれほどばててもないのでまだ時間に余裕がある。ここから先の地図持ってきてないが、ここで電車に乗らずに、一気に県庁所在地の駅まで行くことに。

線路沿いの細い道を過ぎ、よくある名前の大きな団地らしき所を過ぎる、ここを過ぎると少しずつ街になる。ペースを上げたせいか、腹は減ってないのに怠さを覚える。コンビニを探す。

右手にどちらに行けばいいのか迷うぐらいの幹線道路を見つけ、丁度間にあったヤマザキデイリーに入る。地図を見るがよくわからん。時間はカツカツになっているので、諦めて迷いなくアイスを買う。袋をむしり取り、食べながら(!)走る。うまい。久々の甘いもん。
広い道の方を選んだが、道幅の狭い方を行った方が、駅前通りという感じなので面白かったかもしれないが仕方がない。道路案内に「市駅」は出てこないので、とりあえずそれらしき方に進む。代わりに幾度となく出てくる「岩出」という表示に頭の中で谷山浩子(ATOKちゃんと変換せんといかんよ)のてんぐさの歌がかかる。歌ってみてありゃ岩出じゃなくって「みなべの次の岩代駅」だったかと思う。紀州の歌には違いないが。程なくして曲がカントリーガールに変わる。街並み夕方まではいかないものの曇天で曲の感じに合っている。

狐、ねえ。
回線の速度が遅いので滅多に使わない地図アプリだが、結構長い信号待ちになったので使ってみる。何とか現在位置を把握する。車が渋滞している横を過ぎる。橋が見える。

紀ノ川。

とりあえず、ここを越えれば大丈夫なはずだ。

交通整理のおっちやんに道を尋ねると、すぐに目指す交差点が見つかった。まっすぐ行けばお城。1キロ以上先らしいので止め。

到着。
これでフルの距離だと思っていたが、後で測るとほぼ40キロ。2キロ足らず。時間に余裕があったのはそのせいらしい。
大きな駅だが、近くにコンビニがない。駅の売店がない代わりに百貨店のミニバージョンが入っていた。そこで何はともあれ麦。

つまみなしでいただく。うまい。麦はともかく最近水分なしで走れている。いいのか悪いのか。

駅には乗るはずだった電車が。

とりあえず5時間と15分で40キロ。 第一回「りんくう~市駅」フルマラソン(2キロ足りず)おひとりさまの部という感じになる。
30キロ予定だったが、エントリー変更で距離としては満足。ただ、走るのが面白かったのは確かに30キロまでだったか。仕方がないけど。

転勤されたMさん、このコース走ってみませんか。良い感じでしたよ。

旧市街から海岸通り経由で寒川、赤星辺り

2014-02-19 21:00:00 | 遠くへ~少しだけ非日常
これも所用で、四国のへそに行った時のこと。

この日は雨。検査後のバリウムも全然出ていないのに下剤服用中という、止めりゃあいいのにという条件で走る。
この街の旧市街は結構落ち着いてしまっていて、シャッターが目立つ。

駅に行く前に反対側を少し走ってみることにする。

南予のO市にもこういう商店街がだーっと続くところがあったなと思う。この雰囲気は嫌いではない。

讃岐街道をずーっと西へ行ってみようかと思って走り始めた割には、なかなか入れない。すでに一本筋が違う。腹具合を気にしながらなので、コンビニが多い方がいいといえばいいのだが。

地図アプリで確認しつつ、讃岐街道を探す。この銀行を右へ。ちなみにこの時点でトイレには3回入っている。出発まで全然気配がなかったのに、走り始めるとこうなる。

国道に出てしまい、あららもういいかとあきらめて海の方へ行く。

ここはそういえば、何年か前のクラブ駅伝で走ったところ。前の職場の方に「一緒に走りませんか」とお誘いを受け、ずうずうしくも1区を走る。この時は体調が悪くて咳が止まらなかったのに、他チームで走るという責任感からか5キロ20分切りの自己ベストで帰ってくる。後にも先にも20分切りはこれ1回のみである。

海の傍を走ると、いつもイルカの「海岸通り」が頭の中で鳴る。
冷たい雨に雰囲気が合う。曲が「雨の物語」になる。

雰囲気を壊すかのようにこの先で4回目のトイレを探す。
まだ時間はあったが、もういいかとJRの駅に向かう。予定していた距離には届かなかったが、まあ、この腹の調子じゃきつい。
ペースを上げて走る。時間はぎりぎりであった。ほっとして山の方を見る。赤石山系、だろうか(調べていないので詳細不明。後で調べたら少しずれていた)。雪で白い。

待たずにJRに乗れる。特急で家路に。

腹の調子がきついといいながら、帰りの車内にて慰労。

目指していた讃岐街道には最後まで入れなかったが、普段とは違う海と山で、まあいいかという感じだった。

四国のへそ

2014-02-18 21:00:00 | 遠くへ~少しだけ非日常
約2ヶ月前のことだから、もう昨年のこと(間違いではない)、旧名で川之江というところに所用で出かける(これも間違いではない)。
時間ができたので、走る(間違いではないがこの辺はあまり細かく突っ込んで欲しくない)。

順番待ちをしている時に廊下の窓から見えたこの城を目指す。距離はそれほど遠くない。

城の麓から頂上へ。結構な勾配に汗をかく。ダウンジャケットを脱ぐ。

崖の向こうは海。昔、戦でお姫様が身を投げたという由来あり。

尾藤二州という名前は聞いたことあるが、さて。

城に着く。中に入るには100円。昔なら入ったかもしれないが、今はそれほどでもないのでパス。ここは昔天領だったはずだが(記憶違いかもしれんが面倒なので調べず)、何で城があるのかと不思議に思っていたら、江戸の前のようである。

充分満足して降り始める。市街が見える。ここも旧市街の商店街はなかなか大変な感じになっていたが、大型の郊外店がやたらと建っていてそのギャップがすごい。

別の降り口に着く。こんな表示が。「仏殿城趾」って(こちらはググッてみると(もうせんのかなこんな云い方)、結構面白そうな記事が。後でゆっくり調べてみるか)。

このまま帰るのもなんだかなあなので、海へ。

上がる。

着いた。いいな。

近くには、広々とグラウンド。そして傍には空き地。これ遊ぶのにもってこいの感じである。当然立ち入り禁止だが、儂が小学生の時は、入ったらいかんといわれながら、よくこういうところで遊んだ。今はそういうことをしようにもなかなか大変だろうな。子供も大人も。

漁港のようである。写真でいえば左側が海。左手の道路は橋になっていてこの下を船がくぐる。

西へ進む。この街は紙の街。大きな工場があちこちに。これはエリエール関係ではない。

こういうのもある。何なのか分からんが。

工都、といいながら、ゆったりとした感じがするのはお天気故か街が持つ雰囲気か。
で、ゆっくりとスタートに戻りつつ、寄り道。

三皇神社、とある。

で直後、検査疲れと絶食後の飯の量が少なかったのとで、バテバテになってくる。余裕がないせいか、ここからは写真が一枚もない。代わりに地図アプリを駆使してスタート地点の場所を確認しつつ、走り続ける。
帰る途中の一桁県道。地図を見れば細い道が山の方に続いているらしいが、道路表示は隣県の市を示している。何だか面白そうで気になる。20キロ以上あるので、機会を改めて。でも本当に行けるんだろうか。
で、ようやくゴール。5年前は、帰り道に走っただけなので、まさか、途中でこういう感じで走れるとは思わなかった。寒い時期なのであまり冒険できなかったが、2時間近くゆっくりと走れた。久々に満足。

不確かな東京像

2013-12-11 21:00:00 | 遠くへ~少しだけ非日常
3時過ぎに目が覚める。さすがにもう少し寝るかと布団に潜るが結局起きる。
どちらの方角に行くか地図を見る。
時間には制限がある。もしものときは交通機関で帰れる方がいい。

考えてみれば、東京(但し多摩)の大学に行っていた割に、赤坂とか六本木とかには行ったことがない。興味がなかったというより恐らく名前にびびっていたのかも。あれはオトナの行く場所、みたいな。
この辺は、家族旅行で初めて行ったぐらいなので、故にこの辺に何があるとかいう感覚も確かではない。そこでこの方角に行ってみるかと。

方角が決まるのは、「北の大地」の時より早かった。ぼちぼちとまずは明治通りからということに。

夏至の翌日、この時間にここを通ったときはもう明るかったが。

で明治通りに入る。ここを南下。ここからはとりあえず感覚的に行きたい方向へ行ってみる。

交通量はそれほどでもない。ただ完全に街が寝ているわけでもない。ただ、コンビニは思ったより数がない。前日走ったウォーターフロントの方が多かった気がする。トイレ大丈夫だろうかなどと考える。

神宮前、の表示に方角を左に。明治神宮も家族で来た。原宿、表参道を歩いた。

青山通りを越える。

少し雰囲気が落ち着いた感じに。そういえば昔はここまでは来たことがない。ここからは初めての道か。


それでも一歩路地に向かえば普通に住宅街。

さらに進む。くねくね曲がった先は墓地。青山霊園の真ん中を突っ切っている。

ふぅーん六本木ヒルズとかそんなに遠くないのか。

地図では分からないトンネルの横を抜ける。この辺地下鉄の駅があるような。

まっすぐ行ってもよかったが何となく曲がる。この辺が乃木坂というのか。まっすぐ行くと赤坂サカスだというのは後で分かった。でもミッドタウンもサカスもヒルズも概念の区別がついていないので何がなんだかである。ちょうど暗い中走っている今みたいな感じ。

このローソンよく見かけた。入らんかったけど。

看板に誘われてとりあえず入る。

これは思ったよりきれいで気持ちがいい。ジョギングしている人もいた。

道がなくなり、敷地の外に出る。とたんに神社の階段を思わせる急坂にびっくりする。

ここも坂。赤坂近辺は坂が多いということを何かで読んだことがある。

外苑東通りに戻り、六本木通りに当たる。とたんに人だかり。若もんがわんさかいる。目をあわさないようにする。この年になると、墓地より人だかりの方がびびる。

大人しめの芋洗坂方面へ。

どうやらヒルズというのはこれらしい。なるほどと道なりに麻布十番方面へ。ここでローソンでトイレを借りる。ポンタポイント使って水分補給を試みるが、該当の品物は置いてないらしい。補給なしで店を出る。

店を出る。朝の「御用」も早朝ランの主目的だから、達成できてほっとする。もう少しだけ行って曲がることに。

赤羽橋近辺。赤羽と赤羽橋は違うらしい。東京の人が宇和と宇和島を間違えるようなもんかと。それはさておき、夜明け前。きれいな空の色の時間。

と、ごくごく自然に東京タワーが顔を出す。国道一号線別名桜田通に入る。

結構近くまで来すぎて全景が撮れないぐらい。

東京タワーを過ぎて、しばらく行くと金毘羅さんがある。東京出張所のようである。

虎ノ門とか霞ヶ関とかそういう名前を目にし始める。

赤レンガ。

皇居に突き当たる。ランナーが走っている。今回は見るだけ。まあここは何年か前に家族旅行で来た時、早朝に走ったから執着はない。

国会議事堂が見える。

議事堂に向かうイチョウの黄色いカーペット。

懐かしい国会図書館。卒論の調べ物をするために、何回か通った。昔はネットがなかったから。

高いビルが空に映える。

永田町を過ぎ、赤坂御用地の傍を進む。ここ青山通りなんか。少し南に行くとさっき通った青山霊園。ここは豊川稲荷。

歩道はそんなに広くはないが、皇居が混雑していたからかどうか分からないが、ここを走るランナーもそこそこ見かけた。

でまた外苑東通を今度は北に進み、信濃町駅へ。ここから一旦外苑に入る。ここで24時間耐久をやっているのかなと思う。

そして国立競技場、東京体育館前の黄色いじゅうたんを走り、千駄ヶ谷を過ぎたと思ったらすぐ代々木。

ここから道に迷い、普通に住宅街を彷徨う。

ビルの合間の小道を利用してようやくホテルに着く。

やれやれ。時間は十分ゆとりがある。

それほど寒くなく、天気もよく、楽しめた。

距離感というか実感が伴わなかったが、後で地図見て、凄く狭い範囲を走っていたことに驚く。

逆にこれだけのとこにいろんなもんがあるということか。
この形四国みたいかそれとも犬か。
不確かなイメージってこういう意味ではないのだが。

TOKYOウォーターフロント巡り

2013-12-10 22:00:00 | 遠くへ~少しだけ非日常
朝から雨が追いかけて来た日。
空港に行く頃になり雨が止むと余計に憂鬱になった。
雨は東に遠ざかる。
儂も東に用がある。
雨を追い越すことになるだろう。
追い越した後に、追い付かれる筈だ。
着いてからどれぐらい余裕があるかを計算しつつ、空港の待合室で地図をめくる。

今回この地図が役に立った。2010年発行だが結構細かいしブックオフの100円本なので乱雑に扱っても惜しげがない。最後は、右手にカメラ代わりのスマホ、左手に地図持って走った。
ホテルまで行ってから走り始めると雨に遭いそうである。直接走り始めることにする。
麦は呑まず。

やがて東に着く。スマホで雨雲レーダーをチェックする。1時間は大丈夫かと思う。
来た急行に乗る。退勤時間の頃にモノレールを降りる。よって出発は流通センター前からとなった。
今回は、東京湾岸をとりあえず走る。結構な低気圧が迫っているので、雨が降るまで。でも、降ったら降ったで別に問題ない格好はしているし、傘さして走るのもいいいかと思っていた。

環七に入り川を渡る。すぐ左に曲がる。

この辺は中央海浜公園。京浜運河の向こう、灯りが奇麗である。
するすると辺りが暗くなる。低気圧の雲か、この時期の日の入りはこんなもんなのか。確かに東だから日の入りは早いはず。工場から団地に入る。スーパーもある。

地図で見ると、工場と倉庫しかないようなイメージだったのに。

知る人ぞ知る日本手話が「公用語」の学校。こんな所にあったのか。何でもないことに感動。

その奥、すぐに運河が見える。ビルの合間から橋がでている。そちらは予定ルートと違うことに気づかず、わくわくする気分で坂を上がり橋を越える。

この時間の運河は首都ならではの美しさ。

渡った後で現在地を確認。ルートを間違ったことに気づかず手間取る。
まあいいかと元来た道に戻らずに、メインから少し外れていると思われる通りをそのまま行く。

ちいさな公園。もうすっかり夜である。親子が手をつないで帰っている。去年世田谷辺りで見た光景。


右に曲がり少し大きな通りを目指す。旧海岸通りへ。

また橋を渡る。この辺天王洲運河。

向こうに品川駅。大きな会社が並ぶ。サラリーマンが続々駅に向かう。何となくすごいなあと感じる。企業戦士かあ。
品川駅を過ぎもう一度右に。
 
運河を越える。ルート選択は何となくになっている。何となくの割に思わぬ奇麗な光景に出会う。

五色橋。丁度モノレールが通る。雨も降っていない。得した感じ。

首都高の傍。ここも企業が多い。そして、右に虹色の橋を見つける。右に曲がる。

ループの麓まで行くが、その先が分からない。リサーチしていない。

とりあえず光の方へ進む。

おおここか。しかし。

ほんのわずかの差ではあったが無情のタイムアウト。
ここの遊歩道、渡れると云うことを知ったのは空港で。そんなに細かく調べてはなかった。時間が分かっていたらここまでのルートを交通機関でとばして来ることもできたのだが。
何だかなあ、という感じで、次にどうしていいか分からずその辺をうろうろする。地図を見る限りこの他に橋はなさそうである。

結局、ゆりかもめを使うことにする。ここまでして行くとは自分でも思わなかった。

それでも、遊歩道を渡れなかったというショックはそれほどでもなかった。何でかな。240円は痛かったが。

一駅だけ乗り、お台場に。某テレビ局周辺のにぎやかなところを見ながら、先を急ぐ。

有明西運河を渡る。相変わらず奇麗である。
ところで、この日は、明日の着替えやら資料やらをザックに入れたまま、ホテルにも直行せずに走り始めたので、荷物はぱんぱんで重いまま。しかし、低気圧の影響の強い南風が背中を押してくれることが多く、結構楽だった。

有明周辺。未開発のところもあるが、地図で見た感じより活気がある。新しい街という雰囲気。

晴海通りに入る。ドンキで休憩しようかと思ったが我慢。下手に買い物すると背中に荷物を入れるスペースがない。

豊洲。この「途中」ですまだ続きますという自己主張が良い。

街はますますにぎやかで、オフィスも多い。

東雲橋か。水門があった。

次の橋を渡った後のことを考えて歩道橋へ。

晴海橋で晴海運河を越える。

お台場が遠くに見える。

橋を越えたところ。何でもない交差点だが、この向こうには大学生の時に、夜同級生の車で出かけた懐かしいところ(晴海ふ頭じゃなかったっけ当時セレステ運転していたF君)がある。何でもないじゃなくて何にもなかったんだ昔は本当に。
晴海運河沿いの都道を進む。

と、右手にスカイツリーが。水上バスのおまけつき。

朝潮大橋の傍。佃水門というらしい。橋を越えると月島。何年か前、家族でもんじゃを食べに来た。懐かしい雰囲気。

「懐かしい」雰囲気は、自分にとっての「懐かしい」だけではない。この街の昔ながらの「懐かしい」感じも。

路地にも表通りにも飲み屋。これはこれでいいねえ。

月島橋を渡り、右へ。

隅田川にかかる勝鬨橋。昔は「渡し」だったんだと。


重厚な造り。

築地市場の向こう側、東京タワーが飛び込んできた。ここから見れるとは。

橋を渡ってほどなくして築地本願寺前。

築地も家族で来た。朝、海鮮丼食べたのと、昼に寿司を食ったのと、2つ記憶がある。2回も来ている訳だ。どちらも当たり。おいしかったな。

突然だが切りがいいのでここで終了。
今回の走破ルート。

赤がレインボーブリッジまで、青がレインボーブリッジから。
湾岸警察は関係ないんだろうが「封鎖せよ」のフレーズを思い出す。確かに封鎖されたら全く手も足も出んな。やられた。またリベンジせないかんか。
でも川と運河、橋を巡るルート。とても満足だった。

雨は、ホテルに着いてからものすごい降りになった。

芝山はにわ道を通って外海へ

2013-11-21 19:15:00 | 遠くへ~少しだけ非日常
まずはイメージ図。

少し前、こういうところを走ってきた。以下報告。

13番でバスを待つ。待ち時間に朝買っておいた朝マックを食う。

丁度終わったぐらいに予定より5分遅れでバスが来る。

それでも考えていたのより一本前のに乗れたからラッキーだった。

航空博物館前で降りる。時間があれば覗いてみたいが、まあ、ここから出発。

運送会社の拠点の前、すぐに目に入るはにわ。ここからは普通に山道。

ラッキーな下り、と思ったら。

すぐに上る。結局しばらくはこの繰り返し。ただ普通の山道と違うのは。

これだろうなと思う。
結構あちこちにあって、そのうち写真撮るのを止めるが、レプリカとはいえそれでも山道にあるのは変な感じである。否、レプリカだから変なのかもしれない。

こんな所に、ジェットスターの訓練所(?)。

その傍の交差点にもはにわがいる。

ちなみに、空港近くの畑は、人参だらけだった。こんなに一面の人参の葉を見るのはそうそう記憶にない。

はにわの一隊はこのパターンが多い(もう一つじいさんが混じるのも多かったが)。

はにわの視線の先には。

飛行機が飛ぶ。

で、なんだかんだ云いながら、本当にただの山道を行く。このアップダウンはトコトコ走ると云うより、しっかり練習ペースになった。キロ5分20秒ぐらいじゃなかったろうか。もっと速かった気もするし、そこまで出ていないかもしれない気もする。
いずれにせよ、気分は「第一回芝山はにわ道九十九里ハーフマラソンひとりだけの部」って感じだった。時間制限がある。バスに遅れると帰りの便に間に合わない。少なくとも悠長に走る感じではない。

でも時々面白いものもあって。

芝山にはタイもある。

飛行機はいろんな種類が見える。

工業団地っぽいのが多いのは多いが。

もうすぐ高速道路の下を通る。高速道路はアクアラインに続いている。

トンネルを抜け、JRの上を通る。

風景が変わる。と同時にキロ5分ペースが崩れ、失速する。

ガス欠かな。気温が低くなった気もするし、風が強くなった気もするし。アップダウンがなくなったのに何故かスピードが出ない。
山ではないが、家はあまりない。農地が多い。

農地の中に、見慣れないコンビニ。

この先にももう一軒あった。

風景は趣を変えたが、飛行機は相変わらず飛んでいく。

道路の左右には田圃とも畑ともよくわからないが、だだっ広い農地。ひたすら広い。

目指すポイントまで残り2キロほどでガス欠症状がひどくなり、セブンイレブンで休憩。

麦以外でコンビニに寄るのが珍しいと感じる。気を取り直して進む。

これ何やろ。

途中役場の支所にて。恐らく合併前の町役場。

風がますます強い。海が近い。

さらに風景も閑散としてくる。

そういえば、JR越えてからはにわ見かけんかったな。やっと一体。

交差点を左に曲がると、昔単車で行った犬吠埼はそんなに遠くはないらしい。

ようやく着いたか。

しかし、シーズンオフの海岸へは容易には行けない。

ようやく着いた。

すなはまはどこまでもつづいていた。

ひこうきがとんでいた。

満足したので、少し公園内を走る。


結構長い距離あった。そして。

遊園地か遊園地の後か。

しずかだった。

ハーフマラソン終了。山道走っただけと云えば確かにそう。ただ恐らくこの道より脇道の方が面白そうな雰囲気はあった。ちなみに11月は芝山ではにわまつりというのがあるらしい。niftyのデイリーポータルZにレポートが載っていた。そういうべたべたな地元の雰囲気をもう少し味わいたかったというのはあるな。
走る方では、失速したし、足にマメできたし。課題は多い。

まあ、それもよし。

帰りはさっきの大漁旗はためく道の駅からバスに乗る。この辺、海の幸を振る舞うご飯やさんが多い。一杯呑んでもいいんだが。

バスが来る。小さなコミュニティバスを想像していたら大きな観光バスだった。

乗客は数名。地元の中学生や高校生も利用していた。値段は格安。

空港手前で降りる。

第二ステージへ、ということで。

空港に行ってきた(その2)

2013-11-20 22:02:18 | 遠くへ~少しだけ非日常
日本一短い鉄道というふれこみの「芝山鉄道」の芝山千代田駅というところ。

一応、九十九里の方まで延伸をという要望もあるらしいが、今のところはこんな感じでここまで。

で日本一短い鉄道である。営業距離2.2キロとか。
駅前はこんな感じで、小型のコミュニティバスが見える。

この辺いくつかの路線があるようで。
で、夕暮れ時、空港まで走ってみることに。

いきなりこの先行き止まり、にびびる。

羽田の時のこともあり、とりあえず引き返して警備していた警察の方に道を尋ねる。普通に親切に教えてもらい、再び同じ道を行く。10分ロス。

やがてトンネルが見えた。

トンネルの中は監視カメラ。

ゴミ一つ落ちていないのは、危なそうなもんはすぐに撤去するからだろうか。

またトンネルが見えた。

似ているがさっきと違うトンネル。中は意外に明るい。

そして、空港の中にどんどん入り。

反対側に出て。

もうすぐかな、と思ってはいたが。

あっさりと到着。えっ?って感じ。

駅は閑散としている。昔はここが「成田空港駅」だったらしい。

地上の待合所は閑散としている。

と思ったら地下は、本当に不気味なぐらい何もない。でも一応稼働している駅である。

視野の左に通路を見つける。これがターミナルへ行く連絡道か。

タイムマシンみたいな通路。だーれもいない。

無機質な案内掲示だけではなく。

ここでもゆるきゃら。
500メートルぐらいか。これぐらいあれば雨天練習に使えるな。近くにあればいいのになきれいだし明るいし、などとのんきに考える。

到着。

この通路、ターミナル側からでも目立たず行きにくい。
ともあれ終了。約3キロと少しぐらいか。

ウェブでも何人かの人が歩いているらしいが、昔に比べて簡単に行けるようで。
ちなみにこういう紹介ページもあります。
http://portal.nifty.com/kiji/121025158087_1.htm

で、空港に着いたからには見学。

検査場通って待合室も見学。

見学ついでに慰労。

この日は空港以外も含めて30キロぐらいになったから、さらに慰労。

慰労後、機上の人に。

ジェットスター、ちゃんと定刻通り、というより前に着いて結構有り難かった。

しかしまあ一歩間違えば、明日仕事なのに・・・という事態もあったわけで。

何ともハイリスクな時間を過ごさせていただきました。

おやぢのなつやすみ

2013-08-17 22:24:10 | 遠くへ~少しだけ非日常
家からちょっと遠くを走るときというのは、だいたい「ついで」が多いわけで(本当)。今日のように、走る「だけ」で出かけるというのはそうない。

目指したのは、恐らくこれだった様な気がする。なつやすみということで。

で、きっかけは間違いなくこれだった気がする。なつなので。

いつもの時間に家を出て、朝イチの各駅停車宇和島行きに乗る。

思ったほどには混んでなく、車両の前の方で三脚立てて景色をビデオ撮影しているのがいたりする独特の休日始発列車の雰囲気。まあ儂も似たようなもんではある。
なんと云ってもなつやすみ。

海岸周りの南行き。
途中駅で高校生がどっと乗り込み、ぐんと車内温度が上がる。まだ半分も乗ってないが、部活に行く時間にはなっているらしい。
なつやすみに僅かではあるが後ろめたさを感じる瞬間かもしれない。

四国の各駅停車は所々26分とか13分とか、本当に良く止まりながら進む。高校生のとき対外試合でで生まれて初めて「国鉄」に乗ってこの停車感覚が分からず、先輩に「何か御菓子買うてきて」と言われ、必死になって売店で買って帰ったら、30分ぐらい動かなくて面食らったのを覚えている。先輩にも「こんなんぎり買うてきて」とあまりいい顔されんかったから余計に覚えている。当然当時、車掌のアナウンスなど聞こえているわけがない。

昔の職場を越え、昭和三十年代は蜜柑の出荷駅として大規模な設備が整っていたという駅を過ぎる。乗り換えの準備をする。

乗り換え時間ほとんどなし。

4時間半あまりかけて、県境の駅に着く。家を出てからだと約5時間半。

走るのに使える時間は3時間余りぐらい。3時間半にすることはできるが、4時間にするには難しい。一応3時間前後走る予定で出発。やや物足りない時間と距離ではあるか。

この表示に、遠くまで来ているなという実感がわく。

川の側の国道。思ったより広い箇所が多い。一部狭くなっているところは拡張工事をしている。

交通整理の警備会社のおっちゃんが愛想良くでも困ったなと言う顔で端に端にと指示を出す。

沈下橋。

崩れてはいるが、綺麗だなと思う。不思議に。
その直後、あっさりと県境を通過。

既に昔の記憶がないのだが、ここは、部活に山間部にもかかわらず峠やトンネルでの県境越えではなかったようである。拍子抜けする。

恐らく、自分の中では、今日は国道を淡々と走ることにしていたようである。

史跡というか、いつもは気にかける碑もあまりない。そういうのがあると思われる対岸の細い道にも入っていかない。ただ、県境を越えたいと云うことと、日本一暑い自治体というのところを走ってみたいということ、だろう。

これまでもこの先も、淡々と続いていてある程度なら悪くはない道。ただ自販機はほとんどない。
江川崎の分岐が見える。覚えがある。家族で良く来た。単車でも良く来た。今回は、一旦山の方をもう少しだけ行って折り返すことにする。

四万十の川の側の道。広い広い道をゆっくりと進む。

思ったより風が強い。川の流れに沿って走っているので、上りの傾斜はほとんどない。
粋にだらだら走るのを楽しみに来ている感じである。もう少し体裁良く云うならファンランか。
道中、ほとんど頭は動いていない。
いつもはもう少し、関係あることないこと頭の中をぐるぐる回っているのだが。

沈下橋の傍は、家族連れ、デイキャンパーで賑わっている。


我が家も、四万十には結構、キャンプに来た。今は沈下橋からのダイブができるところはあまり聞かないが、我が家は全員経験した(ムスコムスメは低学年だったはず)。
加えて。
1号と2号は毎回のようにいた。ダイブこそしていないが、あいつらは一度だけカヌーにも乗っている(ちなみにいつも利用していたのが、ここより20キロぐらい下流にある「かわらっこ」設備は過剰でなく、でも環境がよく居心地のいいキャンプ場でおすすめです)。

「はげ」という駅で折り返す。唯一の自販機でお茶を購入。

炭酸でないのは何か体がサインを送っているのだろうか。

汗をあまりかかない気がするのは気のせいか。風は久々に向かい風だったから、乾くのが早かったのは、確かだろう。

沈下橋の向こう、道が続いている。少し気になる。でも無理せず国道をだらだら走ることにする。

広見川と四万十川の合流地点。

上流を向いても下流を向いても穏やかである。

近くのガソリンスタンドで見てびっくり。本当だろうか。

観光客相手の店をのぞく。儂も観光客。最高記録更新の立看。

41円のカキ氷やコロッケ等などに心惹かれるが、我慢して、近くの酒屋で麦を買う。

何かCMみたいな絵になった。まあ我慢して、という感じでもなかったか。東京からテレビ局が取材に来ている。
最高気温の計測地点は中学校の傍にあるらしい。

ちなみにここは少し離れたグランド。

麦を、国道傍のお店で買い、駅に向かう。残り30分切った。

駅は、地図で見たら不便そうな外れの場所にあるのでどうなることかと思ったが。

場所はともかく、エアコンの効いた観光案内所もあった。麦かあるのかどうかは不明。ともあれ、まだ皆さん待合所でゆっくりしていたので、ホームを貸し切り頂くことに。

日差しがまあまあ強いので、Tシャツも乾かす。

汽車が来た。

予土線は行きほどの混雑はなかった。ガラガラのサイクル車両を引っ張っているのがやはり滑稽に思えた。これって構想的には失敗じゃないんだろうか。トロッコは当たりかもしれないが。

途中駅でにゃんよが顔を出す。観光PRか。

構想的にはどうか分からんが、一生懸命やっているのだから、やはりお客さん来て欲しい見て欲しいなと思う。
予讃線のワンマン車両は、冷房がガンガンに効いていて、持ってきた薄手のウェアを着て丁度良くなった。

今日は特に走りきった感もなく、2時間半と少しぐらい。ぬるいランだが、なつやすみということで。ちなみに行き帰りのJRプラス駅までの往復だけで11時間弱かかっている。走るというより座って寝ている方が多かったかも。つまり、一日家でゴロゴロしているのとあんまりかわらんなあということに気付いた次第。

でも、少ししか走ってない割りには腕に塩噴いていた。暑かったんだな多分。