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C is for “Steve Conn”!!!!


Cはスティーヴ・コンのC!!!!
Steve Conn's "Eliana"


スティーヴ・コン『エリアナ』

スティーヴ・コンというキーボーディスト、アコーディオン奏者、シンガーソングライターのことを知ったのは、ソニー・ランドレスのアルバムを通じてでした。
それでなんとなく気になってて、実際に動く彼をばーんと見たのはケニーのレッドウッドでのライヴ。
おお、こういう顔の方だったのね!って。
なんとなくイメージはカウント伯爵。よくよく考えるとそんなに似てないのですが、最初はそう思ったのよね。
NOW AND THENでのケニーとスティーヴ・コンのアコーディオンのデュエットが素敵で泣けます。
そしてフットルースでのピアノとその前のちょっとしたスワンプブギ・ピアノソロ
うぉーーーーー!か、かっこいい!




Steve Conn
1. If I Were King
2. Great Big Beautiful World
3. Somebody Gotta Make A Move
4. Eliana
5. All The King's Horses
6. Down On Rigolette
7. Comfort Me
8. Don't Ask Me
9. I've Got Your Dog
10. Love Everybody
11. Polishing Chrome
12. Beautiful
Not Really Records 2003年

初めて買った彼のCDです。

気になってた人ではあったのですが、なにしろねぇ。
キーボード奏者として彼が参加しているアルバムでわたしが聴いたのはサニー・ランドレスの作品。
ほかはだいたいアコーディオンなんですが、アコーディオン使ってるのって、各アルバムで1曲とか2曲なんですよ。。。
(ボニー・レイットのグラミー2作目とか、マーク・ノップラーのフィドルテイストがんがんの曲とか)

マーク・ノップラーもダイアー・ストレイツもものすごく好きというわけじゃないのですが、
サニー・ランドレスはなんか不思議ちゃんで好きでして。あとはシャドウズ(クリフ・リチャードと一緒に活動してたバンド)とか。。
『サニーが関わってる→マーク・ノップラー←シャドウズの影響』
そんな感じでマーク・ノップラーのソロを聴いたらクレジットに「スティーヴ・コン」のお名前。
しかしアコーディオンはささやかな音色でね、フィドルがガンガンなんですよ・いい曲で好きですけど・苦笑



気にはなるものの、ようやくお顔と名前が一致したのはサニー・ランドレスのライヴとそれからケニー・ロギンスのレッドウッドのライヴで。


素敵なアコーディオン&ピアノ演奏にコロリ
で、その当時簡単に入手できたのがこのアルバムだったのです。


ほんとはもっと喧騒に満ちたような混沌とした感じを勝手に期待していたのですが、
Steve Conn -- "The One and Only Truth" live at eTown Hall

たとえばこんなのみたいな


ですが、全然違ってて(笑)
そういうのもあるけども、そういうのばっかじゃないよと。


でもはまっちゃいました。
なんだろうな。オーガニック?癒し?そんなものを装いつつ、根っこはピリリとしていてね。



Steve Conn's "Beautiful"



Steve Conn with Sonny Landreth: The One and Only Truth




最初はカウント伯爵みたいに感じた彼も、最近はなんだかクリストファー・ロイドみたいになってきました。

なんちゅーか、彼の作品はゆったり落ち着いたようでいて、底辺にガツンとしたものがあり、「詩人」だなあと。(勝手なイメージ)
詩人といっても、吟遊詩人グレッグさんってのと違うんですが。


聴きやすさや完成度では最新作が一番だと思います。
でも愛着あるのは詩人度ガツンな2作目です。



River of Madness
1. Mardi Gras Morning
2. River of Madness
3. Good Intentions
4. Love Is The Word
5. Midnight on The Delta
6. Time and Time Again
7. Where Do We Go From Here?
8. Morning Light
9. The One and Only Truth
10. In An Angel's Arms
11. I've Got Your Dog (bonus track)
Not Really Records 1995年



Beautiful Dream
1. Easier Said Than Done
2. Trouble
3. It's Just Not The Same
4. Beautiful Dream
5. Things Change
6. Let The Rain Fall Down
7. It Is What It Is
8. I'm Losing You
9. Thinking In Tongues
10. Forget About Me
CD Baby 2011年



Let The Rain Fall Down -- Steve Conn

まさかの白いピアノにびっくりした



けして多作な人ではないので、新作をゆ~っくりと待ちたいと思います。

大丈夫、待つのは誰かさんたちで慣れてるから(苦笑)

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E is for “Chris Eaton”!!!!

Eはクリス・イートンのE!!!!
Wonderful World:Chris Eaton


クリス・イートン『ワンダフル・ワールド』



クリフ・リチャードエイミー・グラントの記事でも触れたクリス・イートン。

本名クリストファー・ネヴィル・イートンは1958年イギリスのスターフォッドシャー生まれ。
CCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)のアーティストで、ソングライター、シンガー、キーボード奏者として活躍しています。
8歳からピアノを習い、影響を受けたアーティストはポール・マッカートニー、初期のエルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、ビートルズ、プログレッシヴ・ロック(イエス、ジェネシス、ピンク・フロイドなど)。
14歳ごろから曲を作るようになり、78年ごろからアマチュアバンドをはじめ、イギリスのライヴハウスでキーボード奏者兼ヴォーカリストとして活動。クリフ・リチャードに見出され、彼のアルバムに曲を提供したのがメジャー作曲家としてのデビュー。
クリフ・リチャードは彼を自分の音楽出版社と契約させ、また、アメリカの音楽業界に紹介します。
最初のアメリカでの仕事がエイミー・グラントによるクリフ・リチャードのシングル「リトルタウン」のカバーでした。

ソングライターとしては女性アーティストへの提供が多いのかなあ。
やっぱり、叙情的な美しい曲に定評があるからでしょうか。
(楽しい曲や激しいのもいい曲いっぱいあるんですけどもね)
わたしはエイミーが好きなので、エイミーのバンドでキーボードを弾くクリスをよく見ますが、CCM以外だとあとはアート・ガーファンクルのツアーやラリー・ノーマンとか?

クリス・イートンの受賞歴やらソングライティングについては公式サイトをどうぞ



わたしはエイミー・グラントのアルバムに収録された『リトル・タウン』がとても大好きでした。
そのときはエイミーの歌声と曲そのものとバックヴォーカルの誰かさんたちばかりに注目がいってて、クリス・イートン本人についてはそうそう注目しておらず。
クリフ・リチャードのアルバムを借りた際に、そこに収録されていたオリジナルの『リトル・タウン』がきっかけでクリス・イートンが気になり。
クリフ・リチャードのほかのアルバムに収められたクリスの曲がこれまた素敵で・・・。


クリフ・リチャードに提供したクリスマスソング数曲やほかの曲、エイミーのはCCMよりもあれば80'sというかAORテイスト風味あり、、、いい曲書く人だなあって思っていましたが、なんせ、表には出てこないからどんな人かはわからなかった。

そんな中で出された彼の初めてのソロアルバムが『ヴィジョン』
これがもう、、、バリバリのAORでしてね。

すごいんですよ!!!!!

もうね。あの頃のAORが好きだった人や80's好きにはたまらないアルバムなのでお奨めいたします。
(でも、心の準備をしないで今聴くと、、、ちょっとはずかしーかも。
ま、すぐにあの世界に入り込めますよ。)

ブラウン・バニスター&ジャック・ジョセフ・プイグがプロデュース
L.A、ナッシュヴィル、ロンドンの3カ所でレコーディング
ロビー・ブキャナン、ダン・ハフ、マイケル・ランドー、トミー・ファンダーバーク、ピノ・パラディーノ、フィル・パーマーなど英米のトップ・アーティストが参加。それから80年代初期に一緒に活動したマイケル・ウィリアムソン(ブリティッシュ・コンテンポラリー・クリスチャン・アーティスト、マイケル・ウィリアムソン・バンドのフロントマン)も参加しています。

CDだとまあ、品薄だからとんでもないお値段になりつつある今日このごろ。
クリスのサイトやアップルストアでのダウンロードでどうぞ。

Vision
1. Vision
2. Don't Underestimate My Love
3. When My Heart Breaks
4. Golden Rule
5. Hold Back The Tears
6. Love For The Common Man
7. Talk To Me
8. This Is For Real
9. Don't Play Games
10. It Was Love

COOL SOUND 1986年


The Adult Contemporary Ballads:Chris Eaton-It Was Love



Chris Eaton-Talk To Me (ccm hi-tech aor)


心の準備をしないで聴くと、畳をごろごろ転がりまわりたくなるくらい、、

身悶えてしまいます・苦笑

とりあえず哀愁テイスト最強ソング2曲を貼っておきまする


いやほんと、これすごいアルバムなんですよ~。
たぶんこれをCCMアーティストのアルバムとしてとらえている人はいないんじゃないかと。
AORの隠れ傑作として人気が高いと思いまする。


* Keyboards: Robbie Buchanan, Rhett Lawrence, Larry Williams, Dave Cooke, Robin Smith
* Guitar: Dann Huff, Paul Jackson Jr., Michael Landau, Phil Palmer
* Bass: Neil Stubenhaus, Nathan East, Phil Palmer
* Drums: Paul Leim, Carlos Vega, Charlie Morgan
* Percussion: Lenny Castro
* Horns: Mel Colins
* Background Vocals: Tom Kelly, Tommy Funderburk, Mark Williamson, Nick-Glennie Smith, Don Snow


クレジットだけで、、は、ハナヂものでしょ!
ワタクシとしましては、トム・ケリーのバック・ヴォーカルと10曲全編に漂う哀愁メロディアス路線がハナヂです。
(これにもしビル・チャンプリン、タマラ・チャンプリン、ペイジズなんてLA売れっ子コーラス隊が加わってたら耳からも血を流しそうですが、ちょうどこの頃はリチャードさんもスラッグさんもビルさんも自分のバンド活動が忙しく・苦笑)

80's & AOR & AORに影響を受けていたであろう当時の日本のアーティスト 万歳!
そう叫びたくなるような作品。
デジタル打ち込みも懐かしいぜ。

この『ヴィジョン』がリリースされた1986年はですね、実際はAORブームそのものは収まりつつあった頃だと思うんですよ。
それだけになんか、貴重というか、最後の一花っちゅーか。
デヴィッド・パックのアルバムとともに、この『ヴィジョン』はほんと、恵みです。。

ドヴォルザークの交響曲、、7番や8番とか、、超ベタなのを聴いてて、ちょっと恥ずかしくなるような気分に似ているんですよ。
でも、好きなんだなあ、これが。。たまんない。




彼はソロアルバムをこれまでに4枚出しています。
1枚目がAOR全開、3枚目はなんだろうなあ、オルナタティヴじゃーないんだけども、、ううううん、不思議な魅力があります。
2枚目と4枚目がCCMらしさが大きく出ているのと、良質なポップテイストがあって、とても聴きやすいと思います。
ジーザスだのゴッドだのマジェスティーだのロードというのが歌詞に出てくるのが苦手という人やCCMはどうも、という人にとっても、わりとマイルド(なんやそれ)だからBGMとして心地よいかと。
いやもちろん、CCMとしてきちんと聴くのも正しいあり方ですが、ジャンルなんか関係無しに、ほんとに素敵な曲が多いと思います。

聴きやすいというか、CCMにそんなに抵抗がないのは、おそらくわたしがキリスト教文化圏で育っていなかったり、英語がネイティヴじゃないからでしょう・苦笑
これが日本語やパーリ語で「仏陀」とか「ブッタンサラナンガッチャーミ。ダンマンサラナンガッチャーミ。サンガンサラナンガッチャーミ」とか「涅槃」とかを歌詞に用いてあって、それがポップソングになってたら、入っていけないと思いますもん。


CCMにおけるクリスも、そうじゃない曲のクリスも、どっちも好きです。

血が騒ぐのは、とにかく、ファーストアルバムの『ヴィジョン』
単純に好きなのは『リトルタウン』とサー・クリフに書いた曲
エイミーとの仕事やほかのCCMや2~4枚目の彼のソロアルバムは気持ちよく聴ける、、そんなアーティストです。



Chris Eaton - Breath of Heaven

後にドナ・サマーやほかのアーティストもカバーした名曲『Breath of Heaven』

いろんな人が歌っていますが、ドナ・サマーのカバーも素敵です。。。
彼女が亡くなってからはしばらく聴けないでいますが・・・


Breath of Heaven - Amy Grant

エイミー・グラントはクリスが作ってきた『Breath of Heaven』をことのほか気に入り、エイミーも歌詞を付け加えて、アルバム『Heart In Motion』に収録。
そしてこの曲はシングルカットされ、CCMチャートでも一般のチャートでも大ヒットしました。
CCM以外のアーティストのカバーも多く、今ではクリスマス時期の新しいスタンダードナンバーになりつつあります。
クリス・イートンもエイミー・グラントもこの曲については「もう二度とこんな曲は書けない」と当時語っていました。




Cliff Richard The Countdown Concert 31 Saviour's Day

こちらはサー・クリフに提供した『Saviour's Day』
全英チャート1位
うちの母はこれ聴いて、感動しすぎて、言葉にならないみたいでした


クリフ・リチャードがもしクリス・イートンに「デモテープを送ってみて」と声をかけなかったら?
アルバムに彼の曲を収録しなかったら?アメリカ音楽界に彼を紹介しなかったら?
クリスのメジャーデビューはもっと遅れていたかもしれませんし、イギリスからいきなりナッシュヴィルで活動するのも難しかったと思います。
クリフ・リチャードは18歳年下のクリスの曲を歌うとき、よくMCで『Chris Eaton,friend of mine』とか『My old friend』みたいに紹介するんですよね。律儀というか、、ええ人や。
クリフ・リチャードはロカビリーからロック、ポップスなど幅広く歌いますが、ゴスペルタッチなものやCCMテイストの曲を歌ったのはクリスの曲が初めてだったそうです。




Chris Eaton performing 'I know that my Redemer lives'

『Dare To Dream』 からのシングルカット 2008年の『I Know That My Redeemer Lives』
近年ますますタレ目&わんこ度がアップ
素敵なおじさまシンガー・ソングライター


わたしの中では「キング・オブ・タレ目おっさん」の座をショーン・パトリック・フラナリーとともに争っているのがクリス・イートンです。この際ショーンのほうはキング・オブ・おでこにしといてもいいか。。。ぶつぶつ

Wonderful World
1. Everlasting Love
2. Harvest Years
3. All Or Nothing
4. Westworld
5. Breath Of Heaven
6. Let Them Come To Me
7. Wonderful World
8. Remember Me
9. Something New
10. Renaissance
Capitol


Crusin
1. オールド・フレンズ
2. ザッツ・ホワット・フェイス・イズ・フォー
3. ボート・オブ・ディボーション
4. シューティング・スターズ
5. ゴッド・ソー・ラブド・ザ・ワールド
6. オーディナリー・ピープル
7. ホワット・カインド・イブ・ラブ
8. トーク・マイ・ハート・アウェイ
9. ホエアエバー・アイ・ゴー
10. ザ・ハイエスト・アナ
COOL SOUND



Dare To Dream
1. Jesus, Lover of My Soul
2. I Know That My Redeemer Lives
3. I Will
4. Breath of Heaven
5. Dare To Dream
6. If It Wasn't For The Letting Go
7. I've Known It All Along
8. Lay It Down
9. All I Ever Want For You
10. Alright
West Lodge Music


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R is for “Cliff Richard ”!!!!

R is for “Cliff Richard ”!!!!
Rはクリフ・リチャードのR!!!!

Cliff Richard | Australia 1991 | 29 Mistletoe And Wine + Little Town

彼のクリスマスソングで大好きな2曲です


彼は何度も来日していますが、わたしが初めて「クリフ・リチャードはこういう人」と認識したのは1984年の来日の夜ヒット出演時。それまでは親が聴いてるカセットでしか知らなかったので、「ふ~ん、この人がクリフ・リチャードか~」と思って、その後貸しレコード屋へ行って借りてきたのがこれ↓↓↓↓

Now You See Me... Now You Don't

01. Only Way Out
02. First Date
03. Thief in the Night
04. Where Do We Go from Here
05. Son of Thunder
06. Little Town
07. It Has to Be You, It Has to Be Me
08. Water Is Wide
09. Now You See Me, Now You Don't
10. Be in My Heart
11. Discovering
12. Under the Influence
13. Love and a Helping Hand
14. You, Me and Jesus
EMI 1982年


アルバムタイトルのNow You See Me... Now You Don't
最近では映画 『グランドイリュージョン』の原題がなじみ深いでしょうか?
ちょうど今日から静岡では大道芸ワールドカップ2013が始まりましたが、マジシャンや大道芸人の台詞でおなじみの『Now You See Me... Now You Don't』(「見えますね?見えますね?おや!消えた!」的なあれ)

関係ないですが、わたし、、大道芸大好きです。
大掛かりなのもテーブルマジックもアクロバットも大好き。
(まあねぇ、、火を口から吐くとかガラス食べちゃうとか、そういうのは苦手ですけども)
一番好きなのはジャグリングとカードマジックと紙きり職人かな。
(こういう仕事してなかったら、絶対にボランティアで大道芸スタッフやっていると思います)


そういうわたしの趣味をくすぐるタイトル、
ジャケットの写真、
それから『リトルタウン』が入っていたのが気になって、、、、
貸しレコード屋のおにいさんに「これって、エイミー・グラントの『リトルタウン』と同じ曲ですか?」って訊いて、そうしたらクリフ・リチャードのほうがオリジナルだと教えてもらったのです。
そういうわけで初めて借りた彼のレコードがこの 『Now You See Me... Now You Don't』なのでした。

残念ながら今は品薄なので、ダウンロードが手っ取り早いのかな。


リトルタウンは2008年のベスト盤にも収録されていました。
The 50th Anniversary Album
50周年50曲入のスーパーベスト
EMI 2008年



1989年の来日のとき、NHKの音楽夢コレクションに登場したのですが、そこでのヒットソングメドレーを父も母も嬉しそうに聴いてたのが印象的でした。
というか一緒に歌ってた!
クリフ・リチャード本人があまりえらぶっていないせいか、意識したことはなかったですが、彼はイギリス音楽界のスーパースターなんですよね。

家にいくつかカセットもあるし、別にとくに「クリフ・リチャードって素敵!」って思ってたわけじゃなかったんですが、夜ヒットに出たときの、女性陣(通訳の田中さんや司会の吉村さんはじめみなさん)のうっとり具合がなんかほほえましいというか。
キャーキャー浮かれているわけじゃないんですよ。
海外の素晴らしいゲストを前にしたときの素直な尊敬の念+お目目ハートマークじゃないんですが、ちょっぴり乙女
そんな雰囲気が伝わってきて、、

そんなにうっとりちゃんならば、興味あるなあって思って借りに行ってみたのです。



上の動画でクリフ・リチャードが作曲者のクリス・イートンについてちょっと触れていますね。
Cliff Richard Little Town (High Quality)

クリフ・リチャード『リトルタウン』
フィリップ・ブルックスが作詞、ブルックスが牧師を勤めた教会のオルガニスト、ルイス・レドナが曲をつけた「小さな町ベツレヘム」O little town of Bethlehem (賛美歌115番)。
こちらをイギリス出身のミュージシャン、クリス・イートンが新しいメロディーをつけてポップソングにアレンジしました。
1958年生まれのクリス・イートンは14歳頃からクリスチャン・ミュージシャンとして活躍してきましたが、その才能が広く知られるようになったのはクリフ・リチャードに見出されてから。
1981年、クリフ・リチャードのアルバムに2曲を提供したのが23歳のときで、これがメジャー作曲家としてのデビューです。
その次のアルバム『Now You See Me... Now You Don't』でも3曲提供しましたが、定番のクリスマスキャロルの歌詞をもとにしたこの「リトルタウン」もその中のひとつ。
クリフ・リチャードの「リトル・タウン」は全英で11位というスマッシュヒットになります。
クリフ・リチャードがアメリカの音楽界に彼を紹介し、最初のアメリカでの仕事がエイミーのアルバムに収録することになった「リトル・タウン」。このアルバムでの新たなアレンジメントやエイミーの次のアルバム作りに参加したことによって、クリス・イートンはナッシュヴィルでの活動をしやすくなり、その後の活躍につながる、といった意味でもとても重要な作品。


もちろんわたしが最初にエイミー・グラントの歌っている「リトルタウン」を聴いたときはそんなことはつゆ知らず、
「賛美歌とはえらく違うけどもいい曲だな~」って思って好きでした。
エイミーの場合、バックで歌ってるのがデヴィッド・ペイジとリチャード・ペイジの兄弟とスラッグという、、リチャードとスラッグファンにはたまらない音源だったというのもあるのですが、
あれはね、、アルバム全体の雰囲気がすごくいいんですよ・・・
ええと、リトル・タウンとその次の曲の流れがこれまたよくって。
エイミー・グラントのアルバムについてはまた今度とりあげます!


初めて買ったクリフ・リチャードのアルバムは、そのクリス・イートンのメジャー作曲家としてのデビュー作も収録されている『Wired for Sound』
何故かというと、、、、単純にうちになかったからです、このアルバムが。

Wired for Sound
1. Wired For Sound
2. Once In A While
3. Better Than I Know Myself
4. Oh No, Don't Let Go
5. 'Cos I Love That Rock 'n' Roll
6. Broken Doll
7. Lost In A Lonely World
8. Summer Rain
9. Young Love
10. Say You Don't Mind
11. Daddy's Home
12. Shakin' All Over
13. Hold On
EMI Europe Generic 2001年リマスター盤 オリジナルは1981年


1940年、当時植民地だったインドで生まれたサー・クリフ・リチャードは1958年にイギリスでデビューし、以来イギリスの国民的歌手として73歳の現在も現役で活躍しています。
こちらは71歳のとき、エリザベス女王即位60周年をお祝いするバッキンガム宮殿前でのコンサート

すごいなあと思うのは、若手が台頭してきても、何年かおきに必ずトップに返り咲くというか、、
まあずっと50年以上トップスターなのですよね。

わたしはリーゼント時代のロケンローラーの頃のことはうすぼんやりとしか知らず、70年代~80年代のソフトロックやポップソングに馴染みがあります。
ヒット曲はたくさんたくさんありますが、、、、
それでも一番聴いて愛着があるのは80年代のこの2枚のアルバムですね。


Cliff Richard on Japanese TV (part 1)

懐かしい「音楽夢コレクション」出演時

Cliff Richard on Japanese TV (part 2)



Cliff Richard - Medley on Japanese TV (part 3)



Olivia Newton-John - Suddenly w/Cliff Richard (Xanadu/Hollywood Nights)

ザナドゥからオリヴィア・ニュートン・ジョンとのデュエット


Cliff Richard - I Still Believe In You

こちらも大好きな曲

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R is for “Trevor Rabin”!!!!



Rはトレヴァー・ラビンのR!!!!
Make it Easy by Yes


ライヴで♪じゃーじゃじゃっじゃじゃ!!!!♪のロンリーハートをやる時に
必ずイントロ部分が演奏されていた「メイク・イット・イージー」
これはその全曲版でトレヴァー・レイビンがリードヴォーカルです


もれなくこのイントロがついてくる「ロンリーハート」はこちら

トレヴァー・ホーンのコンサートでのイエス版ドリーム・チームのシネマ~メイクイットイージー(イントロ)~ロンリーハート 「メイク・イット・イージー」は4分44秒当たりです
わたしがこのイエスの部分をヘビロテしてたらうちの母はあらF1???って。違うから!
この曲はイエス再結成の1983年に至る前、クリス・スクワイア、アラン・ホワイト、トレヴァー・レイビンの3人で(後にトニー・ケイが合流)バンド『シネマ』が結成されたとき、最初の頃に作られた作品。
イエスのアルバムには1991年のボックスセット『イエスイヤーズ』に収録されていますが、後に2004年と2009年のイエスの作品リマスターの際に、『ロンリーハート』のボーナストラックとしても収録されました。




Trevor Rabinは1954年、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ生まれのギタリスト、シンガーソングライター、キーボーディスト、ベーシスト、コンポーザー。ユダヤ系。
好きな現代の作曲家はバーナード・ハーマン。クラシックではシェーンベルクが大好きで、あとはブラームス、ベートーヴェン、シベリウス、エルガー、チャイコフスキーからも影響を受けたそうです。
好きなギタリストはジミ・ヘンドリクス、スティーヴ・ムーア、ジェフ・ベック、ジョン・マクラフリン。
奥さんのシェリー・メイとの間に生まれたライアンは現在ドラマーとしてオルナタティヴ系のバンド「Grouplove」在籍。

トレヴァーのお父さんはヨハネスブルグシンフォニーオケのヴァイオリニスト、お母さんはピアニストで女優で、幼い頃から自然と音楽に親しみ、ピアノを習い、ギターに転び、、という典型的な音楽一家の男の子パターン。
南アフリカ時代にバンド「ラビット」でデビューし、イギリスに渡ってソロアルバムを3枚リリース。
その後イエスの再結成に加わり、83年から94年までギタリスト&ヴォーカリストとして参加。
イエス脱退後はソロ活動より、、映画音学作曲家として大活躍しています。ロサンゼルス在住。
ミュージシャン・トレヴァーが恋しい数年でしたが、2012年に23年ぶりのソロアルバムをリリースしました♪



初めて買ったイエスのレコード 「90125」(ロンリー・ハート)
ロンリー・ハート
1. ロンリー・ハート 2. ホールド・オン 3. イット・キャン・ハプン
4. 変革 5. シネマ 6. リーヴ・イット
7. アワ・ソング 8. シティ・オブ・ラヴ 9. ハーツ

10. リーヴ・イット(シングル・リミックス)* Bonus Track
11. メイク・イット・イージー* Bonus Track
12. イット・キャン・ハプン(シネマ・ヴァージョン)* Bonus Track
13. イッツ・オーヴァー* Bonus Track
14. ロンリー・ハート(エクステンデッド・リミックス)* Bonus Track
15. リーヴ・イット(ア・カペラ・ヴァージョン)* Bonus Track
ワーナーミュージック・ジャパン 2004年リマスター盤
オリジナルは1983年

わたしが買ったときは9曲目までしか入っていなかったのですが、リマスター化の際にメイクイットイージーが全編入っているのが楽しみでCDで買いなおしました。

イエスの再結成前夜  トレヴァー・レイビンのデモ・トラック集
主に90125収録曲ですが、ビッグ・ジェネレーターの曲やほかの曲も入っています。 
 Torevor Rabin 『90124』
90124
1. Hold On 2. Changes 3. Moving In
4. Would You Feel My Love? 5. Where will you be? 6. Owner of A Lonely Heart
7. Walls 8. Promenade 9. Love will find a way 10. Miracle Of Life
11. Cinema
Voiceprint UK 2003年

「90125」と聞き比べるのも面白いです。
本家に比べて、ロック色が強かったり、「泣きのギターメロ」だったり、面白いです。
わたしはトレヴァーが大好きなので、トレヴァーが一人で歌ってるのはもちろん嬉しいんですが、、、
それにしても。
90124を聴くとバンド『シネマ』のメンバーがジョン・アンダーソンを必要としたのがよくわかります。


CINEMA - It's Over (previously unissued)

バンド『CINEMA』としての未発表曲
「ロンリーハート」のリマスター盤収録

Yes - Leave it (official video)

シングルカットされた『リーヴ・イット』
リマスター盤にはこの曲のア・カペラ バージョンも追加されました。





わたしがトレヴァーを知ったのは1983年イエス再結成アルバム「ロンリー・ハート」でした。
例のごとく、、、フォリナーだのボストンだののように『ファンの人はずっと待ってて大変だよなあ』などと他人事のように思いつつ。
また、フォリナーのとあるジャケットみたいに「ずっと待ってて、このシンプルすぎるジャケットって・・・」なんて思ったりしましたが、でも音を聴いて「うわわーーーーーー!!!!!かっちょいい!!!!」でした。

アルバムを手に入れる前にシングルの「ロンリーハート」をラジオで聴いたり、プロモ映像を見たりはしていましたが、トレヴァーのトの字もよくわかっていませんでした。
元「ラビット」の南アフリカ共和国出身の凄腕ギタリストが加入した、そうはちらりと聞いていても、何せ当時中学生のワタクシ、そうそう情報を追いきれるわけではなく。
アルバムのライナーの写真だって特別かっこいいとは思わなかったし、なんとなくトレヴァーは他の人より若そうだとは感じていたものの、大人たちが聴いきた歴史のあるバンド「イエス」=おっさんず 彼らのサウンドに酔いしれていました。



愛聴盤『ビッグ・ジェネレーター』
Big Generator
1. Rhythm Of Love  2. Big Generator  3. Shoot High Aim Low
4. Almost Like Love  5. Love Will Find A Way  6. Final Eyes
7. I'm Running  8. Holy Lamb
Atco 1987年


『ビッグ・ジェネレーター』の頃にはそれまでのイエスの作品を聴いたり、『ロンリーハート』はアホみたいに聴きまくり、プログレのイエスもロンリーハートも両方いいじゃ~ん、と夢中だったんですが、、、
「ラヴ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ」のビデオでトレヴァーってかっこいいんだと気がつきまして。(←遅い・・・・)
で、いろいろライヴ映像なんかも見て、白(天使ジョン)に対しての黒というか影っぷりに酔いしれ(白と黒の対比。ザ・王道!)、
あのいかにもロックギタリスト的なぎゅい~んな弾き方と音色に酔ったものでした。

それまであんまりかっこいい華のあるロック・ギタリストに免疫がなかったせいもあります。
リック・スプリングフィールドくらいじゃないかなあ。
あとはある程度年齢のいった素敵なおじさまギタリストしか見たことなくてですね。
それに彼らはカリスマというか、もはや伝説になってたというか。


まあ当時(今も)好きになったギタリスト、キース・スコットは笑顔と声にやられてたから論外(きちんとギタリストとして認識したのはかなり後になってから)、
デリンジャーもちゃんと聴くようになったときはおっさん化してたし、おっさん化しててもなにせ見かけはキュート・パペットだし、
ほかに好きだったのがなんせルークとスティーヴだからなあ。(←何気に失礼な書き方。でもほんとに好きなんだよ。。。。)
ポール・ワークターはこれまたかなり変わってたしなあ。
この人のギター好きだなあと思ってても、ジェイ・グレイドン、マイケル・ランドー、ジェームス・ハラーやバズ・フェイトンなんかはアルバムでしか聴いたことなくて、目で見たこともなかったし。
元々が基本、太鼓やベースのリズム隊のほうに目が行くので、ぎゅい~~~ん、ばばーーーーーん!ってギターは後回し。ギタリストが歌ってると、歌のほうメインに脳にはインプットされてるし。
(そしてヴィジュアル的には「髭クマ」「金剛力士像」タイプに弱いってのがあって)


それに当時、ぎゅいーーーーんはキース・エマーソンのオルガンで満たされていたという。

そんなこんなでぎゅいーーーーーん、ばばばばばーん、じゃじゃじゃじゃーん、というエレキギターサウンド的な欲求も満たしてくれ、
キャッチーな歌ものが得意な彼の曲作りにはまり、
さらに彼のサウンドを表現するのは「イエス」であり、天使(キャラも声も天使)ジョン・アンダーソンという最高の楽器が歌ってて、、、、


これでトレヴァーを嫌いになれってのは、無理。。。

90125を受け入れ難い昔からのファンにしたって、トレヴァーが嫌いってわけじゃないだろうし。

イエスの長いバンド歴の中で、トレヴァーの加入ほどいろいろ言われたことは無いと思うんですが、
わたしも、トレヴァーのいた時期のイエスってのはちょっとカラーが違うとはわかっています。


でもジョンは「シネマ」のデモテープを気に入って、イエスに合流しました。
「やっぱり俺のやりたいのと違う」と思ってまた出ていっちゃうまで約5年、わたしにとって、トレヴァーの声の上をはわわ~~~~~んと歌うジョンの声が大好きでした。
クリス、アラン、トニーのコーラスも最高で、、、、。

トレヴァーがいなかったら、たぶんイエスの再結成はなかったかもしれないし、あっても、もっと遅かったと思う。
(妖精ちゃんスティーヴがなにしろエイジアで成功してたしねえ)
そしてあの最初の2枚、ロンリー・ハートとビッグ・ジェネレイターの5年間、アメリカに拠点を置いてたあの時期があったからこそ、その後のイエスの原点回帰?じゃないですけども、自分達のやりたい方向性がはっきりしたのだと思うんですよ。

トレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズがメンバーとして参加したアルバム『ドラマ』を「ジョンじゃないから云々」
トレヴァー・レイビンの曲を「イエスのこれまでのサウンドじゃない云々」
ジェフがメンバーとして、ホーンがプロデュースして、ジョンじゃない人が歌った『フライ・フロム・ヒア』を「ジョンじゃない、リックじゃない、トニーじゃない云々」で
『イエスじゃない』って断固拒否するのは、それはその人の自由だけども、、、、
そうなってくるとそういう人には
バンド「イエス」が好きなのか、
自分が抱いているこう「あってほしいイエス」が好きなのか、
どっちなのかなあ。

『ドラマ』や『ロンリー・ハート』や『ビッグ・ジェネレーター』ってそんなに駄目かなあ?
アルバム自体を聴いて、「ここが高駄目だ」という意見は「ああ、そういう見方があるんだな」と自分とは感じ方が違う意見にうなずいたり、いや、やっぱりいいと思うよ、って反論したりしますが、
単に『イエスじゃないんだ』みたいないわれ方だと??????って思っちゃうのですよねぇ。
生理的に受け付けない、嫌いだ、ってのはいいんですが、
「イエスじゃない」って言われても、、、、。


イエスのサウンドって、イエスのメンバーが演奏して歌っているからイエスのサウンドだと思うんですが、、、
イエスって、なんでもありのバンドだとわたしは思います。
(だって、ジョンのある種節操の無いというか、あの自由な精神がね、自分のそのときやりたいことを追い求め、なんでもかんでもやってたじゃんよ。。。)





それにね。
ロックだキャッチーだプログレじゃないといろいろ言われましたが、、、、
トレヴァーが2003年に出したデモ・トラック集『90124』聴くと。

90125はまさしくイエスの音ですよ!!!!!
Trevor Rabin- "Owner Of A Lonely Heart" 90124 2003

「90124」の「ロンリーハート」はけっこう明るい曲

90124の音が純然たるポップ・ロックに対して、90125のあの音はどうですか!
爽やかコーラスとキャッチーな歌にだまされちゃいけない。
しれっと、、、変なことやってますからね。さすがイエスですよ。

Trevor Rabin- "Promenade" 90124 2003

もひとつ「90124」から
ムソルグスキーの展覧会の絵から『プロムナード』

やりたかったんだね!アルバムに入れたかったんだね!! 知ってたぜ!!!
やっぱりムソルグスキーの曲っていいですよねぇ。
もしもトレヴァーのアレンジで全曲聴けたらなあ。
ELPの巨大な(そしてど派手な)壁が立ちはだかってるけど、いつかやってほしいなあ。






Trevor Rabin-Something to hold on to.


How to play Yes' Owner of a Lonely Heart Solo

トレヴァーのマスタークラスビデオから
「ロンリーハート」のソロのあたり

Best Trevor Rabin Live Guitar Solos



Trevor Rabin - Getting To Know You Better

ラビット時代とかぶってるのかそれともラビット解散後?1978年南アフリカ共和国在住時にリリースした
トレヴァー初めてのソロアルバムから
アルバム1曲目のGetting To Know You Better


ファーストソロアルバム 『Getting To Know You Better 』
Trevor Rabin
1. "Getting to Know You Better" 2. "Finding Me a Way Back Home" 3. "All I Want Is Your Love"
4. "Live a Bit" 5. "Fantasy" 6. "Stay With Me" 7. "Red Desert"
8. "Painted Picture" 9. "Love Life"
One Way Records Inc 2003年再発売
オリジナルは南アフリカで1978年



Trevor Rabin Heard you cry wolf

ソロ3作目『ウルフ』から Heard you cry wolf


Wolf
1. Open Ended 2. Heard You Cry Wolf 3. Do Ya Do Ya Want Me
4. Stop Turn 5. Lost In 6. Looking For A Lady - (Wolfman)
7. Pain 8. Take Me To A Party 9. She's Easy
10. Long Island
Voiceprint 1981年

トレヴァーは南アフリカ共和国を出て、イギリスでソロアルバム3枚をリリースします。
ただ南アフリカ共和国出身者は、当時南アフリカのアパルトヘイト政策への対抗措置などで仕事をする上で苦労していました。
トレヴァーがマルチプレーヤーなのは、まあ普通に自分で何でも出来ちゃったというのと、イギリスではコネクションがろくになかったというのもあるのでしょうが、そういう反アパルトヘイト政策という面での制約もあったのかもしれません。1、2枚目はほんとにマルチでした。
しかしこの3枚目はトレヴァーのミュージシャンとしての実力が認識されたのか、ジャック・ブルース(b)、モ・フォスター(b)、マンフレッド・マン(k)、ラビット(k)、サイモン・フィリップス(dr)、クリス・トンプソン(vo) ら豪華絢爛ゲストが参加しています。

このあとのアルバムのためのデモを聴いたクリス・スクワイヤ(とアラン・ホワイト)がトレヴァーを気に入って、一緒にやらないかと誘ったのが幻のバンド「シネマ」です。

シネマのプロジェクトにトニー・ケイが加わり、トレヴァー・ホーンがプロデューサーとして参加することになり(「ウルフ」を気に入ったとかなんとかどこかで聞いた)、、、そしてそこにジョンが合流して『イエス再結成』に至るわけです。


トレヴァーはイエスに83年から94年まで参加。オリジナルアルバム4枚とライヴアルバム1枚にしっかりと足跡を残しました。
彼のラビット時代~ソロ、イエス時代~イエス脱退後から現在のディスコグラフィーはこちら

Armageddon Trailer Score (Trevor Rabin)

トレヴァーはイエス脱退後はコンポーザーとしての活躍のほうが多いのですが、
これはその中でも初期に手がけたメジャー大作映画『アルマゲドン』


映画を観に行ったのは大好きなウィリアム・フィシュナーが(例のごとくやなヤローの役で)出ていたからですが、
映画のラスト近くもどういうわけかビルの出番が多くてニヤニヤしてて、(ま、嬉しいけどさー。嫌な役が多いから、出番だけは増やしてくれてありがたかった)ぼんやりクレジット見てたらTrevor Rabinと出てきて椅子から転げ落ちそうになりました。
「は~~~~~~?」って。
パンフレット確認しちゃったもんね。(これもビルのために買ったんだけどね)


Trevor Rabin Documentary

ラビット時代のアイドル風なトレヴァーの貴重な映像がちらり


そんな感じで、映画音楽作曲家として成功街道まっしぐらのトレヴァーに接してきたここ数年。
まあ基本的にメジャー作品ばかりなので、映画を見なくともサントラを入手しやすいというありがたさ。
ありがたい反面さみしくもあり。

途中の「90124」やらトレヴァー・ホーンのコンサートでのドリームチーム・イエスぐらいでしかギタリストやエレクトリック・バンドでのトレヴァーには出会えませんでしたが、ほんとにほんとにもう諦めていたときに出ました!
Trevor Rabin - Anerley Road

いかすサラバンド。泣けるー。カッコイイ!

Jacaranda
23年ぶりのソロアルバム!!!!!おかえりトレヴァー!!!!
Jacaranda
1 Spider Boogie
2 Market Street
3 Anerley Road (Tal Winkenfeld gest)
4 Through The Tunnel
5 The Branch Office
6 Rescue (Liz Konstasntin gest)
7 Killarney 1 & 2
8 Storks Bill Geranium Waltz
9 Me And My Boy
10 Freethought
11 Zoo Lake
12 Gazania
Varese Fontana 2012年


トレヴァーはマルチ・プレーヤーでほぼ自分でやっちゃう人ですが、これまでのアルバム同様ドラム以外全部自分でやってます。
ドラムはリチャードの友人で名ドラマーとして有名な(変人としても有名)ヴィニー・カリウタと息子さんのライアン・レイビン。
またゲストとしてAnerley Road はジェフ・ベック・バンドのベーシスト、タル・ウィルケンフェルドが、
Rescueはリズ・コンスタンティンがヴォーカルで参加しています。

トレヴァーのヴォーカルはなくて(ちと残念だが)ジャズ、フュージョン、プログレ風、ヒステリックロック風、クラシックよりなもの、、いろいろな音楽が楽しめて、トレヴァーのサウンドが好きな人にはたまらないアルバムです。

タイトルのJACARANDAは、、、母国南アフリカへの思いをこめてなのか、単に好きな花の名前なのかわからないのですが、、、
わたしはついつい『ビッグ・ジェネレーター』の中の『アイム・ランニング』を思い出しました。
歌詞の最初のほうにJacarandaが出てくるんですよね~。

I'm Running by Yes

ビッグ・ジェネレーターの中の隠れ名曲というか、難曲(これ演奏するの難しい!)というか珍曲。
いいですよ~。
ラテンプログレっていうのかなあ。
ライヴなんかだと、もう、馬鹿じゃないの?ってくらい、みんな好きにやってました。

この曲から最後の『ホーリー・ラム』への流れが好きでした。。。

『ビッグ・ジェネレーター』は出来上がるまで難産で時間がかかりすぎた分まとまりを欠いているのは否めません。
トレヴァー・ホーンは途中で降りちゃうしねえ。(あとはトレヴァー・レイビンがプロデュースを引き継ぐ形に)
いい曲いっぱい入ってるんだけども「イエスの作品」としてのこれといった売り、、、ポイントがぼけちゃってるんですよね。
1個1個はいい曲なんだけども、ひとつのアルバムに収めるには詰め込みすぎな気がします。
大好きなアルバムだけに(ある意味ロンリーハートより好きかもしれないです)、こうなっちゃったのは切ない。

ただまあ、そんな中でも、シングルヒットになった楽曲はおいといて。
「アイム・ランニング」のぶっ飛び具合と「ホーリーラム」の天使ちゃんがあるのはこのアルバムにとって救いだと思います。
「アイム・ランニング」が好きな人は多いはず。


たぶん今の年齢のトレヴァーがプロデュースしたら、ビッグ・ジェネレーターは名盤になってたんじゃないかな、なんて感じます。あのときのトレヴァーおそらくイエスをバンドとして継続するほうに必死だったと思うので。
それでもあの爆発しちゃった「ビッグジェネレーター」と、あの2枚のアルバムの頃のイエスは、わたしの中では一番身近でリアルタイムの、愛しい『イエス』サウンドでした。




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Y is for “YES”!!!!


YはイエスのY!!!!!
ワタクシのイエスとの出会いはこれ
『ロンリー・ハート』
Yes - Owner of a Lonely Heart - Live 1984.wmv


ジャージャジャッジャジャ!!!!!

何度も触れていますが、ワタクシは遅れてきたイエスのファンでして、1983年の『90125』(ロンリー・ハート)でイエスに堕ちました



わたしの周りのイエスが好きだった先輩方(まあようは2、3歳年上の人たち)はだいたい好意的だったんですが根っからの『プログレファン』っぽい人たち(もうちょっと大人)からは「これはプログレではない!」「イエスじゃない!」とさんざんな言われよう
でもね、そういう声も、確かに、、わかるんですよ。。。。
(しかし、、、なんだかんだいって、このアルバムはイエスの作品の中で最も売れ、唯一のビルボード1位獲得作品でございます!!!!)


うちの親はですねー。なんでもかんでも聴いててジャンルによるこだわりとか、スタイルの変遷とか、全然こだわらない人たちでしたので、「ロンリーハート」もいいんじゃない?みたいな感じでした。
父や母にとっては70年代や80年代の音楽は余裕を持って楽しむもので、彼らがほんとに入れあげていたのは50'sや60'sだったと思います。


しかしイエスについて書くのは大変です。
あのメンバーチェンジのすさまじさ。。。。(ウィキ参照;日本語ページ 英語ページ
キングクリムゾンもすごいけども、クリムゾンは記事に書けるほどは聴き込んでいない。(むしろパットが参加してからのほうが聴いている)
イエスは大好きだし、、エイジア、ELPときたら、書かないわけにはいかない。
トレヴァー・ホーンのこと書いたときも先延ばしにしたし。
とりあえず、もう書いてしまおう!と思います。



初めて買ったイエスのアルバム 「90125」(ロンリー・ハート)
ロンリー・ハート
1. ロンリー・ハート 2. ホールド・オン 3. イット・キャン・ハプン
4. 変革 5. シネマ 6. リーヴ・イット
7. アワ・ソング 8. シティ・オブ・ラヴ 9. ハーツ

10. リーヴ・イット(シングル・リミックス)* Bonus Track
11. メイク・イット・イージー* Bonus Track
12. イット・キャン・ハプン(シネマ・ヴァージョン)* Bonus Track
13. イッツ・オーヴァー* Bonus Track
14. ロンリー・ハート(エクステンデッド・リミックス)* Bonus Track
15. リーヴ・イット(ア・カペラ・ヴァージョン)* Bonus Track
ワーナーミュージック・ジャパン 2004年リマスター盤
オリジナルは1983年





リアルタイムで接した「90125」と「ビッグ・ジェネレイター」は大好きです。

そしてこの時期は、イエスにしてはめずらしく(苦笑)5年間メンバー不動でした。

だからわたしにとっては一番身近な「イエス」は
クリス・スクワイア/ベース、ヴォーカル;金剛力士像
アラン・ホワイト/ドラムス
トレヴァー・レイビン/ギター、ヴォーカル、キーボード
トニー・ケイ/キーボード
ジョン・アンダーソン/リード・ヴォーカル;妖精もしくは天使
という5人+トレヴァー・ホーン(プロデューサー)

あとは
クリス・スクワイア
ジョン・アンダーソン
スティーヴ・ハウ/ギター;妖精ちゃん
リック・ウェイクマン/キーボード
アラン・ホワイト

もしくは一瞬でしたが
クリス・スクワイア
スティーヴ・ハウ
アラン・ホワイト
トレヴァー・ホーン /リード・ヴォーカル
ジェフ・ダウンズ/(キーボード
というのも好き

それからビリー・シャーウッドですかね~♪

Yes- Trevor Horn Concert 2004 (HQ)

特別編成チームイエスによる『シネマ~メイクイットイージー~ロンリーハート』
そういうわけで、2004年のトレヴァー・ホーンのトリビュートコンサートは
わたしにとってはドリームチームでした
金剛力士像、妖精ちゃん、ジェフ、トレヴァー、アラン・ホワイトという・・・
うっとりですよ
(これにジョン・アンダーソンがいれば最高だったねえ)


Yes - Changes

か、、かっこいい、、、、


Yes / 1984 Germany - 03 It Can Happen

かっけー!!!!(涙←泣くことはないんだが)

後に友人のゆうとぴ子ちゃんからは
「あんたが好きなのは、トレヴァー・ホーンの作る音とトレヴァー・レイビンのギターにすぎない」
とビシっと言われましたが、まあ、たぶんそれ、当たっているようないないような。

でも妖精or天使ジョン・アンダーソンのあの声とトレヴァーの組合せが好きなんですよ。

いくらトレヴァーが好きでも(ジョンはわたしにとっては少し繊細なのですが)、
あの魅惑的なジョンの声と芸術性があってこそのマジックなんだと思います。

「It Can Happen 」のシネマ組オンリーによるバージョンを聴きましたが、、、、
やはりジョンの歌声があってこそだと再確認しました




これも愛聴盤『ビッグ・ジェネレーター』
Big Generator
1. Rhythm Of Love  2. Big Generator  3. Shoot High Aim Low
4. Almost Like Love  5. Love Will Find A Way  6. Final Eyes
7. I'm Running  8. Holy Lamb
Atco 1987年



1987年 『リズム・オブ・ラヴ』
Yes-Rhythm Of Love



『ラヴ・ウィル・ファインド・アウェイ』
YES - Love will find a way - 1987


イエスのPVではこのPVが一番好きです

『ビッグ・ジェネレーター』
Yes - Big Generator


1988年のライヴ
トレヴァー・レイビンのこういう音がたまらなく好き


「ロンリー・ハート」も「ビッグ・ジェネレイター」も大好きですし、この二つが優れた作品であることには間違いありません。

ただ、ジョン・アンダーソンのやりたい音楽とはかなり隔たっていたと思います。
ポップ、キャッチー、ロックを否定するわけではないけれども、ジョンがそれまで自分ではとってこなかった表現なわけで。
それを復帰してからの5年間、ちゃんとこなしてきたのは大人だと思います。
よく5年間歌ってくれたと。
だからその後の分裂はすごくわかる。

トレヴァー・レイビンは若くて才能あふれていてクリスの信頼も厚かったし、
彼の得意なキャッチーな歌ものは83年の「ロンリーハート」から入った世代は大好きだと思うのですが、
昔からジョンの芸術性を愛してきた人が
「やいこら、トレヴァー!こんな歌をジョンに歌わせて」という気になっても不思議じゃないです。


遅れてきたイエスファン
過去をさかのぼる、の巻


物心ついたときに家にあったカセットで馴染みがあるのは
「究極」、「トーマト」、「ドラマ」の3つ
でもちゃんとアルバムとして聴いてたわけではなく、流れていたのを受動的に聴いてただけで、
「90125」からさかのぼるかたちで聴き始めて「ああああああ、これは聴いたことあるねえ」みたいな感じでした。

レンタルでその当時出ていた全部(ロンリーハートより前のもの)を聴きましたが、『危機』 『こわれもの』は素晴らしいと感動しましたね。
でもそれよりも大好きになったのは『サード・アルバム』でした。


やっとイエスに追いついた、、と思ったら、バンド分裂時代を迎えます。
バンド2分裂時代とか、再統合とか、あんまりよくわかっていないんですが、(赤川次郎の著作なみにカオスです)
後期イエスではビリー・シャーウッドが好きですね♪
ビリーについては今回は割愛。でないと文字数オーバーしそうですので。。。



サード・アルバム

1. ユアズ・イズ・ノー・ディスグレイス  2. クラップ
3. スターシップ・トゥルーパーライフ・シーカーディシルージョンワーム
4. アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープルユア・ムーヴオール・グッド・ピープル
5. ア・ヴェンチャー 6. パペチュアル・チェンジ

7. ユア・ムーヴ(シングル・ヴァージョン)* Bonus Track
8. スターシップ・トゥルーパー(シングル・ヴァージョン)*Bonus Track
9. クラップ(スタジオ・ヴァージョン)*Bonus Track
クリエーター情報なし
ワーナーミュージック・ジャパン 2009年リマスター盤 
オリジナルは1971年



メンバーはジョン・アンダーソン(Vo)、クリス・スクワイア(B)、スティーヴ・ハウ(G)、トニー・ケイ(Key)、ビル・ブラッフォード(Dr)
ピー^ター・バンクスが脱退しスティーヴ・ハウが加入して初めてのレコード
Yes-Starship Trooper 1973

『スターシップ・トルーパー』
はじめてこの曲を聴いたのは、90125イエスのメンバーの時期でした。
イエス・サード・アルバムで一番好きな曲です



究極

1. 究極 2. 世紀の曲り角 3. パラレルは宝
4. 不思議なお話を
5. 悟りの境地

6. モントルーズ・テーマ* Bonus Track
7. ヴェヴェイ* Bonus Track
8. アメイジング・グレース* Bonus Track
9. 究極(リハーサル)* Bonus Track
10. パラレルは宝(リハーサル)* Bonus Track
11. 世紀の曲り角(リハーサル)* Bonus Track
12. イースタン・ナンバーズ([悟りの境地」アーリー・ヴァージョン* Bonus Track
ワーナーミュージック・ジャパン 2009年リマスター盤
オリジナルは1977年発売

Yes - Awaken (live Glasgow 1977)

『悟りの境地』
スタジオアルバムとしては8枚目、イエス通算10枚目のアルバム『究極』収録

Yes - Awaken (Symphonic Live 2003)

こちらは2003年のライヴ


Yes - Wonderous Stories (1977)

『不思議なお話を』
ジョンってほんとに天使だなあ
わたしがクリスを知ったときは既に金剛力士像みたいになりつつあり、現在はどこぞの雷神みたいですが、
そりゃ彼だって若い頃はあるのよね


『トーマト』の後、イエスの通産11枚目のアルバム(スタジオアルバムとしては9作目)の『ドラマ』
ドラマ
1. マシーン・メシア 2. 白い車 3. 夢の出来事
4. レンズの中へ 5. 光を越えて 6. 光陰矢の如し
7. レンズの中へ(アイ・アム・ア・カメラ)(シングル・ヴァージョン)
8. 光を越えて(シングル・ヴァージョン)
9. ゴー・スルー・ディス

10. ソング・No.4* Bonus Track
11. 光陰矢の如し(トラッキング・セッション)* Bonus Track
12. 白い車(トラッキング・セッション)* Bonus Track
13. ダンシング・スルー・ザ・ライト* Bonus Track
14. ゴールデン・エイジ* Bonus Track
15. イン・ザ・タワー* Bonus Track
16. フレンド・オブ・ア・フレンド* Bonus Track
ワーナーミュージック・ジャパン 2009年リマスター盤
オリジナルは1980年


メンバー:トレヴァー・ホーン(Vo)、クリス・スクワイア(B)、スティーヴ・ハウ(G)、ジェフリー・ダウンズ(Key)、アラン・ホワイト(Dr)

リード・ヴォーカルのジョン・アンダーソンとキーボードのリック・ウェイクマン脱退という危機に際し、
当時「ラジオスターの悲劇」がヒットしていたバグルス(トレヴァー・ホーンとジェフ)を丸ごと吸収しちゃうという力技をやってのけたという。。。。
そんな無茶ぶり、ファンにはたして受け入れられるはずもなく、あまり成功はしなかったですが、失敗というわけでもなく。
わたしこの作品好きですよ~。

2011年の『フライ・フロム・ヒア』とともに、イエス(名義)の作品としてはジョン・アンダーソンのヴォーカルが皆無の作品でめずらしいという意味でも貴重。


Yes - Machine Messiah

ドラマの中で大好きな「マシン・メサイア」!!!


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E is for “Emerson, Lake & Palmer”


本日は昨日のエイジアでも触れたエマーソン・レイク・アンド・パーマーです。

遅れてきたイエスのファン
→ロンリーハートで好きになったらあれはプログレじゃないと批判され、
商業ロックと文句つけられたエイジアも好き→これまたプログレじゃないと批判され、
親が聴いてたプログレも好き→だってみんないいんだよー!


イエス、エイジア、そして大事な大事なエマーソン・レイク・アンド・パーマー。
この3つのバンドについて書くのはなかなかややこしいんですが、、、、
まあ人がなんと言おうとロンリーハート以降のイエスもエイジアもELPも好きでござるよ!!!



Eはエマーソン、レイク&パーマーのE!!!!
Emerson, Lake & Palmer - Fanfare For the Common Man


ELP 「市民のためのファンファーレ」
小学校低学年の頃はエマーソン・レイクという人とカール・パーマーという2人だと思っていました、すいません。
アーロン・コープランドの「市民のためのファンファーレ」をアレンジしたもの
アルバム『Works 1』1977年収録
前回のエイジアでも書きましたが、
ファンファーレ的なものにめっぽう弱いワタクシ→これとか



ELP(EL&P)は
キース・エマーソン/キーボード、飛び道具担当 (元ザ・ナイス)
グレッグ・レイク/ヴォーカル&ベースときどきギター (元キング・クリムゾン)
カール・パーマー/ドラムス (元アトミック・ルースター)
の3人による、イギリス、プログレ界のスーパーバンドです。


というか、、、超音楽馬鹿というか、、オタクっちゅうか(こらこら)
壮大なる音楽馬鹿だと思う(※誉めてます)


飛び道具担当 キース・エマーソン
ELP / The Great Gates of Kiev / 1974 California Jam


子供の頃、もしこういうのを先に見ていたら
「楽器を乱暴に扱うなんて」とか「ガム噛んでる」とか思っていたのかな?

ヴォーカル&べース&ギター グレッグ・レイク
Moonchild - King Crimson


なかなかコンパクトな映像がないのでキング・クリムゾンの「ムーンチャイルド」で



ドラムス&パーカッション カール・パーマー
Emerson, Lake & Palmer - Toccata


40年、銅鑼(と鐘)を愛し続けるカールさん





グレッグ・レイクはELPとしてもエイジアとしても(アル中でクビというか1年休まされていたジョン・ウェットンの代わりに日本公演に参加)来日しています。
ジョンより音域がやや低いものの、歌の上手さはジョンより上だと言われています。
(急なピンチヒッターで、ASIA IN ASIAツアーのしょっぱなが日本公演だったので、プロンプター・カンペを見ながら日本のステージをこなしたそうです。)

まー、エイジアは、、、やはりジョン・ウェットンが一番しっくりきますし、
グレッグ・レイクはELPが一番似合うと。そう思うんですが。。。。
。。。ぶっちゃけ、正直なところわたしはイエスもエイジアもELPも全部一緒に聴いてます





Emerson, Lake & Palmer: Take A Pebble (1970)

「タルカス」や「悪の経典」もいいんですが、ファーストアルバム収録曲が好きなんです。
こちらはバッハのニ声のインベンションを聴くことができる『石をとれ』
まあ、、、ずいぶんはっちゃけたバッハですが・・・・
グレッグ・レイクはわたしの脳内では『吟遊詩人』に変換されています


Pictures At An Exhibition - Emerson, Lake & Palmer

ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」をプログレアレンジ
こういう壮大なるオタクっぷりというか音楽馬鹿っぷりがたまらなく好きなのです

バーバヤガやキエフの大門もいいですが(基本仰々しく騒がしいのが好き)
途中でのグレッグ・レイクのアコースティクギターとお歌がこれまたいいのです
キースが派手なだけに・・・・

このライヴ映像は当時の流行なのか、サイケ映像が加えられていてそこはちょっと残念。

「キエフの大門」は今ではピアノ独奏→ELP→ラヴェル版→
の順で好きですが、ELPのはわたしが「ここだけはピアノじゃないと」ってところをピアノと鐘でやっててくれるので好きなんですよ~。

Emerson, Lake Palmer Mussorgsky Pictures At An Exhibition

その中のプロムナード部分をちょびっと抜粋したもの
展覧会の絵のヴォーカル部分と、レイクさんときどきギター、を愛でる映像


Emerson Lake and Palmer Nutrocker

スケートや体操でも良く使われますね
チャイコフスキーの『くるみ割り人形』から「行進曲」を
B. Bumble & The Stingersがアレンジしたものを
さらにELPがアレンジした『ナットロッカー』
みなさん、どうですか?この愛すべきお姿
楽しそうでしょ

こういう演奏風景が、、、
わたしが子供のときに憧れたYAMAHAの上級生や先生達の演奏スタイルに重なり
大好きになっていきました





Emerson, Lake, Palmer - Peter Gunn Theme.mpg

ヘンリー・マンシーニの名曲「ピーター・ガン」もほら!
しかしこれ、、、マンシーニって、天才!



Emerson Lake & Palmer - Tarkus

今も変わらぬ壮大なる音楽馬鹿っぷり
『タルカス』


エマーソン、レイク&パーマーがデビュー年の1970年12月ロンドン、ライシアムで行った伝説的なコンサートの模様。
さらにベルギーのTV番組"POP SHOP"から未発表の映像を5曲追加
日本盤と輸入盤
展覧会の絵 [DVD]
1. プロムナード
2. こびと
3. プロムナード
4. 賢人
5. 古城
6. ブルース・ヴァリエイション
7. プロムナード
8. バーバ・ヤーガの小屋
9. バーバ・ヤーガの呪い
10. バーバ・ヤーガの小屋
11. キエフの大門

12. 石をとれ
13. ナイフ・エッジ
14. ロンド
ヤマハミュージックアンドビジュアルズ

Pictures at an Exhibition [DVD] [Import]
1) Promenade
2) The Gnome
3) Promenade
4) The Sage
5) The Old Castle
6) Blues Variation
7) Promenade
8) The Hut Of Baba Yaga
9) The Curse Of Baba Yaga
10) The Hut Of Baba Yaga
11) The Great Gates Of Kiev
12) Take A Pebble
13) Knife Edge
14) Rondo
Bonus: Pop Shop 1971
1) Interview
2) Rondo
3) Nutrocker
4) Take A Pebble
5) Knife Edge
6) Blues Jam / Nutrocker
Eagle Rock Ent



80's世代としては、、、ロンリーハート、ビッグ・ジェネレーターからのイエス→エイジア→その前のイエスという流れで聴いていました。


ELPのアルバムは『展覧会の絵』のレコードと、あとは1~3枚目のアルバムはカセットにダビングしたものが家にあってこれは勝手に流れていたのを聴いていたってのと、『展覧会の絵』は自分でもよくかけて「遊んで」いました。
、、、幼稚園の頃の大好きな遊び「指揮者ごっこ」で使っていたレコードのひとつにELPの『展覧会の絵』があったんですが、もちろんそのときはELPなどとは知らずにかけて遊んでいました。
指揮者ごっこに使っていいレコードは「クラシック」と「映画音楽」に決まっていたんだと思うのですが(たぶん)
その中にELPの『展覧会の絵』もあったんです。なぜか。(ちなみにラヴェルのほうとムソルグスキーのほうは使った記憶はないです。)


YAMAHA、、それも九州時代ではなく、豊橋のときですね、小学生になっていたから。
当時のお教室の先生はそうとう自由な人で、ジャンルにとらわれずいいものはなんでもかんでも見せてくれました。
ELPのクラシック曲をアレンジしたものも、その流れで聴かせてくれたのでしょう。
ある日、、なんだったのかなー、何かの空き時間でしょうが、ELPのビデオを見せてくれたのです。
(今思うにたぶんモントリオールかカリフォルニアのライヴだと思うんですが・・・サイケ映像は無かったし)
先生としては曲を聴かせたつもりでしょうが、ワタクシは何よりも彼らの演奏姿が強烈に印象に残って!!
特に印象的だったのはキースのオルガンプレイではなく、カールのドラムでした。

それからはたと、、、これはうちにあるアレ???アレなんじゃないか????と『展覧会の絵』を思い出して、先生に「この曲聞いたことある!」って言ったんだよねー。
(先生はそりゃ、有名な曲だから、聴いた事あるんでしょ、と思われたんじゃなかろうか。
しかし違うのだ!わたしが言ったのは、、、ELPのほうだったんだよーーーー。)



それからお次は名古屋に引っ越して、小学校での部活動では器楽部というのに入っていました。
人数の関係上、なんでもかんでもやって、いろんな楽器を触りましたが、
それでも主に担当していたのはパーカション、木琴、鉄琴、アコーディオン。
マーチングバンド形態をとるときは、小太鼓かトリプル、ベルリラでした。
それで学校でカール・パーマーの真似をしたら、ちょっと先生に苦い顔をされた。。。。
だっていいお手本に思えたんだよ。レギュラーグリップだし。


『展覧会の絵』のレコードを遊びに使ってよかったのは、、これはたまたま家にレコードが2枚あったからだと後に判明。父と母が別々に買ったんだと。だから一枚は遊び用に提供してくれたわけです。

さすがに小学生~中学生になると、レコードの大切さがわかり、カセットテープで聴くようになりました。
あとは、自分がいつかピアノでムソルグスキーの原曲を弾きたいと思うようになってからは、あんまり聴かなくなりましたね。聴きすぎると、そのテンポにはまっちゃいそうで、聴かないようにしていました。


プログレは両親が聴いていて、自然と好きではあったんですが、ELPワールドに入っていったのは、最初はプログレというのはわかっておらず、アンサンブルやってる彼らの雰囲気とか、クラシックのカバーが好きで入っていったんです。なんでしょうか、わたしの中では、、、インストバンドっていうか、、、でもザ・スクエア、カシオペア、ウェザーリポート、サンボーンとは違うような気がしつつも、ジャズとかフュージョンの人たちって感じでロックバンドだとは特に思ってもいませんでした。



ELPは1970年デビュー、1980年に解散を発表しましたが、75・76年は活動休止でしたし、77年のワークスのツアー以降はアルバムリリースのみでした。ですので実質バンド形態での活動は1970~1974年と77年でした。
その後エマーソンとレイクで活動したり、他の人と組んでの活動もありましたが、2010年に一夜限りの再結成ライヴを行いこれにはカールも参加しました。




わたしが持ってるのはライヴ盤は『展覧会の絵』
アルバムは1~4枚目とワークス1です。(ほかのライヴ盤やベストは聴いたのもあるし、ノータッチのものもあります。)

1stアルバム『エマーソン・レイク・アンド・パーマー』
Emerson Lake & Palmer
1. Clotho  2. Lachesis  3. Atropos
4. The Barbarian  5. Take A Pebble  6. Knife-Edge
7. The Three Fates  8. Tank  9. Lucky Man
Sony UK 1970年

大好きなアルバムです!
『展覧会の絵』は家にレコードがあるので、DVD化されたときにそちらを買いました。
この1stアルバムはカセットが家にあったのですが、我慢できずに高校生のときにさんざん迷って「まずは1枚目から!」って思って買いました。だから一番好きなのかな~。
バルトークの曲使ってるからなのかも。
ほかにヤナーチェク、バッハもあり。



2ndアルバム『タルカス』
Tarkus
1. Tarkus: Eruption/Stones of Years/Iconolast/Mass/Manticore/The Battlefield/Aquatarkus
2. Jeremy Bender
3. Bitches Crystal
4. Only Way (Hymn)
5. Infinite Space (Conclusion)
6. Time and a Place
7. Are You Ready Eddy?
Sony UK 1971年

A面が『タルカス』組曲
これもすごいアルバム。。。。こちらもバッハが効果的に使われています。

プログレとして意識したのは中学のときにレコード屋さんで彼らのアルバムジャケットを見てからです。
(家にあったレコードは『展覧会の絵』で、あとは全部カセットだった)
「これは、、、、、ジャズとかフュージョンではない!?もしかして???クリムゾン宮殿とかあっち系???」てな具合でして
『タルカス』と『頭脳改革』を見てなんとなく自分の思い違いに気づくのでした。
(このときはグレッグ・レイクがキング・クリムゾンにいたことは全然知らなかった)



3rd 『トリロジー』
Trilogy
1. The Endless Enigma (Part One)  2. Fugue  3. The Endless Enigma (Part Two)
4. From The Beginning  5. The Sheriff  6. Hoedown
7. Trilogy  8. Living Sin  9. Abaddon's Bolero
10. Hoedown
Sony UK 1972年

地味ですがこちらも大好きなアルバム。
コープランドのホウダウンとか使われています



4枚目で最高傑作と呼び声高い『Brain Salad Surgery/恐怖の頭脳改革 』
恐怖の頭脳改革 デラックス・エディション
1. Jerusalem
2. Toccata
3. Still... You Turn Me On
4. Benny The Bouncer
5. "Karn Evil 9 1St Impression, Part I"
6. "Karn Evil 9 1st Impression, Part 2"
7. Karn Evil 9 2nd Impression
8. Karn Evil 9 3rd Impression
9. Brain Salad Surgery
10. When The Apple Blossoms Bloom In The Windmills Of Your Mind I'll Be Your Valentine
11. Excerpts From Brain Salad Surgery
12. i. Karn Evil 9 1st Impression
13. ii. Karn Evil 9 2nd Impression
14. iii. Still... You Turn Me On
15. iv. Toccata
16. v. Jerusalem
17. vi. Karn Evil 9 3rd Impression
18. vii. Benny The Bouncer
19. viii. Karn Evil 9 1st Impression
20. ix. Benny The Bouncer
ビクターエンタテインメント 1973年
バリー、ヒナステラなどを見つけられます。
これは家になかったので、中学のときに友達から、正確には友達のお兄さんから借りてダビングしました。
Emerson Lake & Palmer rehearsing Karn Evil 9 (2)

「悪の経典 9」のリハーサル風景

Emerson, Lake & Palmer - Karn Evil 9


Emerson Lake & Palmer - Karn Evil 9 2nd Impression

どれかひとつって選べないんだけども、、、2ndインプレッションかなあ、やはり。


Works 1
ディスク:1
1. Piano Concerto No 1
2. Lend Your Love To Me Tonight
3. C'est La Vie
4. Hallowed Be Thy Name
5. Nobody Loves You Like I Do
6. Closer To Believing
ディスク:2
1. The Enemy God Dances With The Black Spirits
2. L.A. Nights
3. New Orleans
4. Two Part Invention In D Minor
5. Food For Your Soul
6. Tank
7. Fanfare For The Common Man
8. Pirates
9. Tank
10. The Enemy God Dances With The Black Spirits
11. Nutrocker
Atlantic / Wea 1977年

ヒナステラ本人も大絶賛したピアノ協奏曲の編曲が圧巻です。
ワークス1も2も、根っからのファンからすると「違う」らしいのですが(ただし、ピアノ協奏曲とコープランドの「市民のファンファーレ」は除く)
わたし、、このアルバム大好きです。
たしかに、初期のとんがりっぷりは無いかもしれませんが、プレーヤーとしての円熟味でしょうか、、、
演奏面では初期4部作、ワークスの前のアルバムより、さらに進化していて最高の水準だと思います。
あとはプロコフィエフやバッハの曲のカバーってのも、、、個人的にはツボ。


それにしても。
ELPやピーターがいた頃のジェネシスとか地球に落ちてきた頃のデヴィッド・ボウイとかキング・クリムゾン聴いてるとですね、「エイジア」も「ジャーニー」も、ほんとに親切なバンドだと思いますね!!!!!
あの聴きやすさはどうよ?!素晴らしいですよ!

わたしは欲張りだから聴きやすい人たちもとんがってる人たちも両方大好きです。



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A is for “Asia”!!!!

 

AはエイジアのA!!!!
Asia - Don't Cry [HQ]


2ndアルバムからのヒット作「ドント・クライ」
キャッチーでポップでイントロがドラマチック
わたしが最初に好きになったのがこの曲!


数年後EUROPEなるバンドが出てきたとき、
そちらは「ユーロプ」ではなくはたまた「エウローパ」でもなく「ヨーロッパ」と呼び、
ASIAは「アジア」ではなく「エイジア」
そこが不思議の国ニッポンでござるよ



Asia Only time will tell

プログレ、、、ブリティッシュというよりアメリカンプログレ???
ファンファーレ的なものに弱いワタクシには直球
もはや曲の中身はどうでもいい、、とは言いませんが、イントロだけで満足


Asia Heat Of The Moment

程よくポップでいい曲ですが、、
昔からどうしても、「ラジオスターの悲劇」に聴こえちゃうの・笑


Geoffrey Downs - Video Killed The Radio Star

ほら!
これはジェフのみのバージョン。名曲だねえ。



Asia - The Smile Has Left Your Eyes [1983]

ええええ!そこで終わっちゃうの???ダニエルの運命は??
と思ったら、、、、、
というPVが懐かしい。徐々に盛り上がる展開がいかにも、な哀愁バラード




プログレッシヴロックの有名スターが結成したイギリスのバンド、エイジア。
オリジナルメンバー
ジョン・ウェットン;ベース&ヴォーカル、元キング・クリムゾンなど
スティーヴ・ハウ;ギター、元イエス
カール・パーマー;ドラムス、元エマーソン・レイク・アンド・パーマー
ジェフリー・ダウンズ;キーボード、元バグルス、イエス

その後のメンバーチェンジは、イエスほどではないものの、まあ、変動がかなりあります。
2006年にオリジナルメンバーがそろってライヴ活動を始動、2008年に再びこの4人でアルバムをリリース。2013年はまたまたスティーヴが抜けましたが、現在も活動中。
(公式には一度も脱退していないジェフがずーーーーっとエイジアを継続し、その次に長いのがカール・パーマー。)

これぞプログレ!ってのを求めていたマニアックなファンの過度な期待があってか
(そりゃキング・クリムゾン、イエス、ELPの面子だから)
エイジアのサウンドは「商業ロック」「産業ロック」という批判もありました。
しかし1stアルバムも2ndアルバムもとても売れました。
特に1stアルバムはビルボードの売上で9週連続No.1を獲得。
ラジオでも、、渋谷陽一さんなんかは、このいかにもな売れセンの楽曲が気に入らなかったんでしょうね、
ほんとに「嫌そうに」曲を紹介してかけていました(苦笑)


音楽性についてはそういった辛口批評もありましたが、楽曲の数々はとれもクオリティが高いです。


わたしは80's世代なので、イエス@ロンリーハート、エイジアから聴き始め、キングクリムゾンやそれ以前のイエスは家にあって親がガンガンかけていたものの、きちっと聴いたのは後からで、いわゆる遅れてきた「イエス」ファン。
ですからエイジア、全く無抵抗にすとーーーーーんと、好きでした。



ジョン・ウェットンの声がなんとも素晴らしいんです。
歌が上手いかどうかじゃなく、何しろ、あの哀愁あるお声が素敵で。
別に歌うベーシストに弱いから、、ってんじゃないです。
(最初はベーシストって知らなかったし)
ピアノ習ってる人的には、キーボードにも目が行きますが、ジェフは大好きだったので、もうメロメロ。
妖精ちゃんスティーヴ・ハウもいるし。


それとは別に、カール・パーマーの在籍していたELP、こちらはリアルタイムで、、、と言ったらおかしいですが、まあ親がガンガンかけていたのもあるのですが、自分でも好きでした。
幼稚園時代の一番好きだった遊びに「指揮者ごっこ」(レコードをかけながら指揮の真似をする。すごく楽しいんですよ。小学校に入ったら、お友達の中で誰もこれをやる人がいなくて、自然にやらなくなった。)がありますが、ELPでもよくやっていました。(クラシックの原曲ってのが多かったから)
それから、YAMAHAに通いだしてからは「聴く」「見る」ほうでも夢中でした。
ELPについてはまた次回。


とにかくわたしにとってはエイジアに対する期待をあえて上げるならば「カール・パーマーがいる!!!!」程度。
ジョンの声が素敵で、曲がわかりやすくてコンパクトで(クリムゾンやELPの曲はとにかく長い・苦笑)、スティーヴ・ハウもジェフもいるし、なんてったってみんな上手だし、好きです、はい。



ASIA - Tomorrow The World / Ride Easy (Live, November 7th 2012

2013シーズンからはまた抜けちゃいましたが、2006~2012年はオリジナル・メンバーの再集結で、
妖精ちゃんスティーヴ・ハウが参加していました。

メンバーチェンジを繰り返していた時期のアルバムもクオリティが高くおすすめですが、
やっぱりこの4人が「エイジア」だよなあと思います。


Carl Palmer - Incredible Drum Solo

ひたすらカールさんを愛でるための映像
いかすドラムソロです。
レギュラー・グリップの神!40年銅鑼を愛し続けてきた男
もはや何の曲かわからないくらい(わかるけども・笑)やりたい放題
スティーヴさん、別に寝ていません。(妖精のサークルに入り込んでるわけでもありません)ちゃんと弾いてます。


John Wetton & Robby Krieger All You Need Is Love

以前ご紹介した「アビー・ロード トリビュート トゥ・ザ・ビートルズ」のなかの
ジョン・ウェットン&ロビー・クリーガーによる「オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ」
こちらはひたすらジョンの良い声を愛でる。。。。

Asia in Asia / 07 Geoff Downes Solo

ジェフさんを愛で(以下略)

(Asia in Asia ツアーはグレッグ・レイクがピンチヒッターのヴォーカル&ベースで参加していたそうですが、ジョンの声を聴きたかった人には気の毒だったかもしれませんが、これはこれでかなり貴重な。。。
いいなあ、当時行けた人)


30周年記念エディション(いろんな特典つき)や国内版もありますが、これは輸入盤
エイジアの記念すべき1stアルバム 『詠時間~時へのロマン~』
Asia
1. Heat Of The Moment (Album Version)  2. Only Time Will Tell (Album Version)
3. Sole Survivor (Album Version)   4. One Step Closer
5. Time Again  6. Wildest Dreams (Album Version)
7. Without You  8. Cutting It Fine 9. Here Comes The Feeling
Geffen 1982年

いいアルバムだよねえ。素晴らしいですよ。これはほんと大傑作!




2ndアルバム『アルファ』 エイジアの中で一番好きな作品です。 
Alpha
1.Don’ t Cry  2.The Smile Has Left Your Eyes 3.Never In A Million Years   
4.My Own Time ( I’ll Do what I Want ) 5.The Heat Goes On  6.Eye To Eye 
7.The Last To Know   8.True Colors   9.Midnight Sun   
10.Open Your Eyes  
Geffen Gold Line Sp. 1983年

彼らの作品の中ではじめて借りたアルバム『アルファ』。そして後に一番最初にCDで買いなおした作品です。
それだけ愛着あります。



スティーヴ・ハウ脱退後の3rdアルバム『アストラ』 ギターはマンディ・メイヤー
Astra
1. Go 2. Voice Of America 3. Hard On Me
4. Wishing 5. Countdown To Zero 6. Love Now Til Eternity
7. Too Late 8. Suspicion 9. Rock And Roll Dream
10. After The War
Mca Special Products 1985年

妖精ちゃんは自由なので、まあ、いなくなるだろうなとは思っていました。(スティーヴはやっぱ、イエスでしょう!!!!)個人的にはイエスもエイジアも両方やってくれるのが一番嬉しいぞと。
好きなのは『アルファ』、そして今は『フェニックス』ですが、、、、
バンド「エイジア」としての最高傑作というか、ひとつの到達点はこの『アストラ』と次の『アクア』だと思います。

でも『アストラ』ではスティーヴが抜け、『アクア』ではジョンが抜けています。
『アストラ』がセールスがふるわず、失意のうちにジョン・ウェットンは脱退しちゃうのです。

2006年のオリジナルメンバーでの再結成、2008年の『フェニックス』製作までのあいだ、ジェフが主体となって『アクア』含めて何枚もアルバムが作られています。
そのどれもがとてもクオリティの高い作品で、参加ミュージシャンも豪華ですが、、、、(「オーラ」が好み)
わたしにとってはエイジアじゃない、、かな?
ジェフが大好きだから、聴くけれども、なんとなく自分にとってはジェフのソロワークス、、というとらえ方です。

とはいえ、、、2006年のオリジナル・メンバーでの再結成はうれしかった反面、1989年から2006年のエイジアのヴォーカルを担当してくれたジョン・ペインには失礼千万じゃないかとドキドキ。。。。。。頭を下げるしかない。
自分の好きで辞めておいて、また戻ってきて、それまでいてくれた人を追い出すのって、、、どどどどどうなのよー?って思うんですけども。。。。
ジョン・ペインはその後『ASIA フューチャリング ジョン・ペイン』として活動。エイジアの初期の作品から全ての楽曲を演奏する権利を得ています。←そりゃ当然の権利だと思うよ!


エイジアの音楽性に対する「産業ロック」「商業ロック」という、軽んじた意見については「ちゃんと聴いてよ!」って胸を張って言えますが、こと、このオリジナルメンバーの再集結にあたっての「わがまま」については、ひたすらゴメンナサイしかありません。。。。とほほ。


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S is for “佐藤竹善”!!!!


「さ」は佐藤竹善の「さ」!!!!
S is for “Chikuzen Sato”!!!!
コカ・コーラ 1987コカコーラ CM ~ I feel Coke 87 佐藤竹善


竹善さんとの出会いはシングライクトーキングとしてではなく、コーラでした
佐藤ちくぜん(本名は さとうたけよし。1963年青森市生まれ)さんは
シングライクトーキング、ソルト&シュガーなどで活躍中

デビューしたばかりのSLTを
「上手かろうがなんだろうが、決定的な何かが足りない」と酷評していた辛口DJ(名前は忘れた)も、
このコーラの曲は大絶賛していた。。。


ここ2、3日、SNSのファン仲間でペイジズで盛り上がってて(すっごく局所的ですが、オタ仲間っていいなあと実感・苦笑。)
ペイジズを聴いてたら、そーいや、、、ちくぜんさんがカバーしてた記憶た蘇ってまいりました。

ちくぜんさんのライヴは、、シングライクトーキングとしてより、ソロだったりお塩とのユニット、ソルト&シュガーのライヴに行ってました。
小田さんとのステージは行ったことないですねえ。
(わたし、小田さん単体より、、オフコースが好きで、それよか、、チューリップのほうが好きなの)
1回もSLTのコンサートには行ったことがなくて、ちょっと勿体無いかなあと思ってます。
それにしてもSLT、長寿バンドになりましたね~。素晴らしい!

La La La - SING LIKE TALKING

Sing Like Talkingで一番好きなのは 「La La La」 ライヴはこちら
歌声も歌詞もいいけど、何より音が直球ズドーーーーーン



Sing Like Talking   WITH YOU

これも大好きですね~。よく歌ったなあ。


Amazing Grace 佐藤竹善



岩崎宏美 BACK TOGETHER AGAIN duet with Chikuzen Sato

岩崎宏美さんの名盤『FULL CIRCLE』(1995年)収録
素敵な曲。。。歌うのは難しい・苦笑



ちくぜんさんのペイジズのカバーは動画を見つけられなかったんですが、そうですね~~~~。
ワタクシはペイジズのほうが好きです、ははは。
佐藤竹善さんの歌はもうね、文句のつけようがないんですけども、なんだろうなあ。
ペイジズの音って、コーラスなんかはぬくもりがあるにはあるんですが、なんだろうな、ソリッドで湿った部分もあって、でも暗いってわけじゃないんだけども、、、月の光みたいな感じでね。
ちくぜんさんちだと、音が太陽みたいに明るくクリアでバシバシしてるっていうか、、
ペイジズの元の曲は、太鼓の音がバスンバスン、、ちゃうな、ズムズムしてて、、
これはもう、音の録り方に関わってくるのか?よくわかんない。
っちゅうか、、、ペイジズの音ってほんとにへんてこというか、よく言えば実験的だけども、、、、、
うん。
ワタクシの友人が言う「変態コード満載」だー。
いいんです。へんなところが最高なんです!

ちくぜんさんちのカバーは、とってもお洒落でござるよ。
聴きやすい。
ユー・ニード・ア・ヒーロー も  O.C.O.Eも含めてペイジズの曲のいくつかは、ジャズやフュージョン系アーティストがカバーしていますが、ええもう、、、、素晴らしくお洒落です。
繰り返しますが、好きなのはペイジズでも、ちくぜんさんのは、素敵なカバーだと断言できます。
その後のライヴや、コーナーストーンズのベストセレクションには入ってないとこみると、

万人受けはしなかったらしい・苦笑

さすが、局所的人気を誇るペイジズ
(←もうやけっぱちさ)


佐藤竹善 ファーストソロアルバム(洋楽カバーアルバム)
CORNERSTONES
1. ノー・ワン・ゼア
2. ホワッチャ・ゴアン・ドゥ・フォー・ミー?  
3. ホワット・ユー・ウォント・ドゥ・フォー・ラヴ
4. I.O.U.ミー(with 岩崎宏美)  
5. プロミセス・プロミセス  
6. サムシング・サッド
7. ユー・ニード・ア・ヒーロー
8. O.C.O.E.
9. デスペラード
10. スターダスト
11. サムシング・サッド(日本語ヴァージョン)
ファンハウス 1995年
 
↑↑↑何それ、中古で1円~て、、、、、
と思ったら、なんとこのアルバム、リマスターされボーナストラックも追加され、新しく出ています。

↓↓↓こちら↓↓↓

へー、ほー、ふううううん。
そうよね、誰だって、こっちを買うよね・笑  ペイジズ削られなくてよかったわ
CORNERSTONES+EXTRA TRACKS
1. No One There : エリック・タッグ
2. Whatcha' Gonna Do For Me? : ネッド・ドヒニー 
3. What You Won't Do For Love : ボビー・コールドウェル
4. I・O・U・ME : BeBe & CeCe Winans
5. Promises Promises : エリック・タッグ 
6. Something Sad :ティモシー・B・シュミット
7. You Need A Hero : ペイジズ
8. O・C・O・E (Official Cat of the Eighties) :ペイジズ
9. Desperado :イーグルス  
10. Stardust : ナット・キング・コール 
11. Something Sad (日本語ヴァージョン)
12. Imagine (Live) (ボーナストラック) :ビートルズ
13. Moanin' (Live) (ボーナストラック) :アート・ブレイキー
14. Between the sheets (Live) (ボーナストラック) :アイズレー・ブラザーズ
BMG JAPAN



カバー集第2弾!
CORNERSTONES2
1. Eye In The Sky :アラン・パーソンズ・プロジェクト
2. Last Train To London :E.L.O  
3. Believe In Life (featuring 西村智彦 & 山弦) :エリック・クラプトン 
4. Love's In Need Of Love Today (with TAKE6) :スティーヴィー・ワンダー
5. amanogawa (album version) :スクープ・オン・サムバディ  
6. Change The World (with Char) :ワイノナ・ジャッド、エリック・クラプトン 
7. 生まれ来る子供たちのために :オフコース   
8. Take Good Care Of My Heart (featuring akiko) :ホイットニー・ヒューストン&ジャーメイン・ジャクソン 
9. One Of These Night :イーグルス 
10. I Keep Forgettin' :マイケル・マクドナルド  
11. Kiss On My List  :ホール&オーツ 
12. ワインレッドの心  :安全地帯 
13. Hotel California (featuring 山弦 & 大石まりえ) :イーグルス 
14. The Christmas Song (SALT & SUGAR with TAKE6) :ナット・キングイ・コール 
15. Spain (I Can Recall) (初回盤のみに収録)
ユニバーサルJ 2002年

日本語の歌、洋楽、織り交ぜたカバー集
これはですね、、、、、、お塩とのステージで大感動だった、Spain(初回盤のみ収録)を聴くだけでも価値ありますよ!
スペインはチック・コリアの名曲にアル・ジャロウが歌詞を付けて歌っています。今ではジャズシンガーにとっては必須の曲というか、いつかはレコーディングしたいと願う歌のひとつでしょう。
このアルバムに収められているのは、お塩(塩谷哲)とのバージョンではなく、島健さんとのライヴです。
このときのライヴはものすごく盛り上がったそうですが、マルチテープで録音したわけではないので、あくまでもボーナストラックとして、初回盤に収められています。
ですので、欲しい方は初回盤をお探しください。
まあ、、、、なくなっちゃうって事は無いと思う。見つかると思う。(←失礼。。。でも、大丈夫だと思います。)


ソルト&シュガーのライヴアルバムはパート2よりこっちが好き
Concerts

1. ワン・ノート・サンバ 2. ユー・センド・ミー 3. オー!ダーリング
4. ウェイト・フォー・マジック 5. ホエン・アイ・フォーリング・ラヴ 6. キープ・スマイリング!
7. ラヴ・オブ・マイ・ライフ 8. ワンダフル・ワールド 9. デイ・トリッパー
10. ジャスト・ワンス 11. ダイアリー 12. デイブレイク
13. もみの木
ファンハウス 1996年




コーナーストーンズシリーズも、ソルト&シュガーで扱うカバーも、この後のものより、この時期のものが好きです。
コーナーストーンズのシリーズも、3や4はヒットも記憶に新しい作品だし、もう別シリーズみたいな感覚がします、、、、っていうか、村下さんの曲は、わたしは怖くてまだ聴けない!(←小心者)100年くらい経たないと(生きてないって・笑)過去は振り返らない中国歴史界のように(未だに清史できあがってないでしょ。)、、、恐ろしくて聴けないーーーーー!!!!


というのは、まあ3分の1くらいの気持ち。


1番の気持ちは、上であげているCDでちくぜんさんの取り上げている音楽が、わたしの好きなものに重なっているから。
ちくぜんさんが洋楽を本格的に聴きだした頃は青森時代だそうですが(その頃の曲はたぶんわたしの両親のコレクションと重なる)、
AORにはまったのは神奈川に出てきてからだそうで、おそらく好きになった曲や時期が一致しているんじゃないかなーと。(年齢は竹善さんのが上ですが)
だから、取り上げる音楽のラインナップにしても、自分の中で昔の曲がムクムク盛り上がってくる時期とかも、、、
不思議と重なるんだと思うのですね。
ちくぜんさんの「今歌いたい、カバーしたい」ってのとわたしの「今聴きたい」というのが丁度重なったと思う。

で、ちくぜんさんが、3や4で取り上げてる曲は(要さんとかが参加していても)今の私は受け入れるだけの心の広さが無くて未熟なんだと、、、素直に聴けない自分がいやだけど、いつかは聴ける日も来ると思います。





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H is for “Heart”!!!!


久々にスカパーでスケートの予約録画をしようとしたら(ネーベルホルン杯だよ!)なんと、「試聴契約が確認できません」と画面に!!!!
なんなのーーーーー!!!!毎月お金払ってるのに!!!!!!!


カスタマーセンターに連絡したけどどうなるやら。

この怒りをどこにぶつけたらいいのさー!

ってことで、パワフルな音楽を聴いて発散しております。
もーーーーー。オフシーズンも見もしないスカパーにお金払ってるのに(考えたらすごい無駄遣いだよね・笑)この仕打ち!なんでやねん!!!!!
だったらこのお金で、テレビっ子の母にもっといいテレビ買ってあげらるじゃん。。。

まあ一昨日から昨日はフェイスブックのリチャード&スラッグ関連で盛り上がって楽しんじゃったから、
楽しみすぎた後は、苦しみが待っているのだと。
人生バランスとれてるものなのね。

そうそう、ネーベルホルン、、、、静岡新聞の夕刊には「元サッカー選手のイルハン」のお写真でした。
日本のカップル2組が五輪出場枠かかってるのに、、、、さすがはサッカー大好き静岡。。。。
イルハン頑張ってますね。まだ続けてたのか。すごい。





そういうわけで、もう、好みの世界にどっぷり!

HはハートのH!!!!
Heart - Alone
ハート『アローン』


80年代のハートといったらこれ!
今も大好きです。
カラオケに行ってたころはよく歌ったなあ

Heart - Barracuda Live at Cal Jam 2
『バラクーダ』


ハートの曲で一番好きな『バラクーダ』

Heart - Barracuda (HQ)

最高っすよ!


Heart - These Dreams

こちらも80年代の名曲
ナンシー・ウィルソンがリードヴォーカル


わたしがハートを知ったのは1980年代に入ってからで、まずは『フットルース』のサントラでした。
ラバーボーイのマイク・レノとのデュエットで、愛のテーマ『Almost Paradise』を聴いて、
なんて素晴らしい歌だと感動し、そこから「ハート」というバンドに入っていきました。

知らずに聴いてた「バラクーダ」(父親のカセットに入ってた)がハートの曲だと知って、数曲しかそのカセットにはアルバム『リトル・クイーン』がダビングされていなくて、あわてて貸しレコード屋さんに借りに行きました。

「バラクーダ」はワタクシの心にメガヒット!!!!でして、ああいうの、、ほんと、弱いんですよね。
イントロで心をわしづかみにされてしまいます


『リトル・クイーン』は大好きなアルバムで、またなんとなくわたしの頭の中の基準で
「ハートみたいな声と音楽がツェッペリン」という図式が出来上がってました。
(順番からいったら、ハートがツェッペリンみたいなんですが・笑
父親のカセットから聴きたい曲さがすとき、あんまり自分の記憶がはっきりしていないと、
「ハートみたいな曲はツェッペリン」って感じで探してたのです。)



Little Queen
1 Barracuda 2 Love Alive  3 Sylvan Song
4 Dream Of The Archer  5 Kick It Out  6 Little Queen
7 Treat Me Well  8 Say Hello
9 Cry To Me  10 Go On Cry
Sbme Special Mkts.




80年代世代としては、「ネヴァー」(1986年年間チャート18位)、「アローン」(1987年年間チャート2位)、「ディーズ・ドリームス(1986年年間チャート33位)」のヒットが強烈でしたね。

アンとナンシーという美人姉妹がバンドにいて、やってる音楽はかなりハードロックやHMで、そこらへんはまるで麻里&絵里姉妹みたいです。



Heart
1. If Looks Could Kill  2. What About Love?   3. Never
4. These Dreams 5. The Wolf   6. All Eyes
7. Nobody Home 8. Nothin' At All 9. What He Don't Know
10. Shell Shock
Capitol Records


ヒット曲の3、4、8収録、またアローンの大ヒットもあって、1986年の年間アルバムチャートは2位でした。
わたしが初めて買ったハートのアルバムです。
外部ライターを起用したとか、売れセン狙いだとかで、昔からのファンの人の一部からは不満の声も上がっているそうですが、、、でも良いアルバムだと思いますね。
好みとしては、『リトル・クイーン』ですけども・・・『ベベルストレンジ』『ドッグ&バタフライ』もおすすめです。
逆に、80年代から入った人は、「リトルクイーン」そこまでいいか???という声もありますので、こればっかりは好みの問題ですよねぇ。


Bad Animals
1. Who Will You Run To 2. Alone   3. There's The Girl
4. I Want You So Bad 5. Wait for an Answer 6. Bad Animals
7. You Ain't So Tough 8. Strangers Of The Heart
9. Easy Target 10. Rsvp
Capitol


前作に続いてこちらもヒットしました。アローンも入ってますしね~。




それでも、、、。
わたしは80'sファンだし、
70年代のものは家にたくさんあったとはいっても、ちゃんと聴くようになったのはあとからで、、、
えらそうなことはいえないんだけども
70年代のハートは最高だと思う。
叶わぬ願いとはいえ、リアルタイムで聴けた人がうらやましい。。。。
ほら!
Heart - Magic Man




ほらほら!!
Heart - Crazy On You (live 1977)


ナンシーかっこいい!!!!ロジャーもかっちょいい!





近年のハート
Heart - Barracuda (From "Night at Sky Church" DVD & Blu-Ray)


アン姐さん迫力がすごい。。。。


これはカバー曲
Heart - You're The Voice


ジョン・ファーナムの1987年の大ヒット曲のカバー


Mike Reno and Ann Wilson - Almost Paradise (PRISTINE HQ)
マイク・レノ&アン・ウィルソン 『オーモスト・パラダイス』


『フットルース』の愛のテーマ
ラバーボーイのマイク・レノとのデュエット
素晴らしい~
エリック・カルメンの名曲です

Ann Wilson (Heart( and Kenny Loggins from "Women Rock! 4"

ライヴはないものかと探したのですが、、、
マイク・レノもエリック・カルメンもアンと一緒の映像は見つからず
アンのほうも無くて、、、ケニー・ロギンスとのは見つかりました!
はー、すばらしー!!!!!










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A is for “Air Supply”!!!!


Aはエア・サプライのA!!!!
Air Supply - All Out Of Love
エア・サプライ『オール・アウト・オブ・ラヴ』


初の全米ヒット曲だった『ロスト・イン・ラヴ』に続くヒットで全米2位!



前回スラッグの記事で紹介した『ワン・モア・チャンス』のエア・サプライです。

イングランドはノッティンガム出身のグレアム・ラッセル(ギター、ヴォーカル、キーボード)と
オーストラリア、メルボルン出身のラッセル・ヒッチコック(ヴォーカル)が中心となり、
1976年にオーストラリアでデビューしたバンドです。1977年にアメリカに進出。
1980年のアルバム『ロスト・イン・ラヴ』が全米22位とスマッシュヒット。
アルバムからのタイトル曲が全米3位となり、このアルバムからは続いて『オール・アウト・オブ・ラヴ』(2位)、『ときめきの愛を(Every Woman In The World) 』(5位)となりました。


上の『オール・アウト・オブ・ラヴ』で最初の出だしで歌っている左利きのギタリストがグレアム・ラッセル、
エア・サプライと聞いて誰もが思い浮かべるであろうあの一点の曇りもない伸びやかなハイトーンヴォイスが美しいのがラッセル・ヒッチコックです。
グレアムの繊細な曲作りとラッセルの美声が大人気で、とくにバラードナンバーには定評がありますが、80年代洋楽シーンを語るときに欠かせないビッグネームのひとつです。

80年代後半にややチャート的に落ち込み始め(トップ40圏内でも落ち込み、という表現になってしまうのがビッグネームにとっては辛いところです。ダブルプラチナや500万枚クラスが当たり前だったからなあ)、88年に一旦活動を休止。

1991年に再結成し、現在はグレアムとラッセルの2人で活動していますが、2013年現在も精力的にライブ活動を行っています。


初めて買ったエア・サプライのアルバム  『エア・サプライ グレイテストヒッツ/渚の誓い』
Greatest Hits
1. Lost in Love  2. Even the Nights Are Better  3. The One That You Love
4. Every Woman In The World  5. Chances  6. Making Love Out Of Nothing At All
7. All Out Of Love  8. Here I Am  9. Sweet Dreams
Arista  1983年



↑わたしが買ったのは日本盤(もちろんレコード)で、こういうジャケットでした。
お金のない中学生には新曲「渚の誓い」が含められたベスト盤というのはほんとに魅力的で重宝いたしました。

後にCDを買いなおそうと思ったとき、、、、
あまりにも多くのベスト盤が存在し、しかも当時は日本盤のジャケットはほぼ「気球」にさしかえられていたので、どれがどれだったのかよくわかんないよ!めっちゃ大変なのさ!

エア・サプライ『渚の誓い』(1983年)  80年代屈指の名曲
Air Supply - Making Love Out Of Nothing At All


ワタクシにとっては エア・サプライ=渚の誓い 

ポリスの『見つめていたい』(7週連続No.1)が君臨していたため最高位2位どまりでしたが、
プロデュースはボニー・タイラーとの仕事で有名なジム・スタインマン
(だからかどうかは知らないけども、ボニー・タイラーもこの曲歌ってます)


ハリー・ニルソン 『ウィズアウト・ユー』
HARRY NILSSON WITHOUT YOU ORIGINAL VERSION


エアサプライの記事ですが、まずはニルソンの名曲『ウィズアウト・ユー』
ニルソンのバージョン自体が、1970年のバッドフィンガーの曲のカバーなのですけども。
ニルソンが1971年に歌って全米No.1に輝いたこの曲は、実に200近いカバーが存在します。
なんてったって、ニルソンの歌が一番しっくりくるのですが、、、、


エア・サプライ 『ウィズアウト・ユー』
Air Supply- Without you(LIVE)


1995年台湾でのライヴ
エア・サプライは1991年のアルバム『The Earth is...』でこの曲をカバーしました

ニルソン以外ですと、わたしはエア・サプライによるバージョンが一番好きです。


Air Supply- Without you(LIVE)

これはいつでしょうね?たぶん台湾のライヴよりもっとあと
中国なのか台湾なのか。
グレアムがピアノを弾いてますが、2人ともややフォーマルな服装ですね

しかしまあ、ラッセル・ヒッチコックの歌声って美しいですね。
クリストファー・クロスもそうですが、もう美しすぎちゃってびっくりです。
(これでこの2人がハスキーだったらイチコロでしたが、そうじゃーなかったんだよな。。。。)



1991年再結成後、以前のように全米チャートをにぎわすとか、ワールドワイドでメガセールスを記録という状態ではないのですが、60代の今もでも現役バリバリ、ことに魔法のようなヒッチコックの伸びのあるハイトーンヴォイスは全く衰えを見せず、すごいなあのひと言。
また、彼らはオセアニア圏はもちろんなのですが、アジア圏、ことに中国、台湾、マレーシア、シンガポールで絶大な人気があります。中国ではアルバムが16週もNo.1を獲得したり、2005年のキューバでのライヴでは延べ17万人を動員したそうです。すげー。



エア・サプライ=ヒッチコックのあのハイトーンヴォイス。
わたしはハイトーンでもハスキーヴォイスだったり硬質な声に弱いので、ジャーニーやスターシップ、Mr.Misterほどは夢中にはなりませんでしたが、それでもエア・サプライのヴォーカリストってすごいなあと聞き惚れておりました。
また、エア・サプライはワタクシが洋楽をがががーっと聞き始めたときは既にスターでして、先輩たちがファンでアルバムを貸してもらったのですね。
で、自分でCDを好きなだけ買えるくらいになった頃、、バイト始めたころは、ちょーっとセールスが衰えてきたときだったのかなぁ。だから次に出るオリジナルアルバムを楽しみに待つ、というより、某かのベスト盤とか、ワールドツアーなんかの映像やラジオでの放送を聴いてた、そんな感じでした。


もう一人のヴォーカリスト、グレアムのちょっと憂いのある歌声も素敵です。(好みとしては彼の声が好き)
日本でのエア・サプライのキャッチコピーは「ペパーミント・サウンド」というわけのわからない、、、、
ようは爽やかなサウンドということなんでしょうか。
コピーにしても日本語タイトルにしても、気恥ずかしくなるようなくささ・ちょいだささがあるのですが、
それがほんとに似合うというか、、、そんなものを全て吹き飛ばしちゃうような、全然飾り気のない、直球ストレートな音楽が彼らの魅力だと思います。





Goodbye - Air Supply

一旦活動を停止したあと、1991年に活動を再開
これは1993年リリースの『グッバイ』



彼らにとっては5作目。初めて全米で成功したアルバム『Lost In Love』
Lost in Love
1. Lost In Love  2. All Out Of Love  3. Every Woman In The World
4. Just Another Woman  5. Having You Near Me  6. American Hearts
7. Chances  8. Old Habits Die Hard  9. I Can't Get Excited
10. My Best Friend
Arista  1980年

このアルバムは「渚の誓い」を買った後、先輩に貸してもらいました。

Air Supply - Lost In Love

エア・サプライ初の全米ヒット。1980年リリース。最高位3位



日本語タイトルは『シーサイド・ラヴ』 ジャケットも日本盤は違っていました
One That You Love
1. Don't Turn Me Away  2. Here I Am  3. Keeping The Love Alive
4. The One That You Love  5. This Heart Belongs To Me  6. Sweet Dreams
7. I Want To Give It All  8. I'll Never Get Enough Of You  9. Tonite
10. I've Got Your Love
Sony Mod - Afw Line<1981年/td>


「ヒア・アイアム」、「スウィート・ドリームス」がともに全米5位となり、彼らの人気を決定付けたアルバム

今改めて聴いてて、ほんとに素直な曲作りで気持ちよいサウンドです。
メロディが綺麗だし、アレンジがこれまた「絶対にはずさない作り方」なんですよね。
これでもかと盛り上げるオーケストラサウンドっていいますか。。。
しかし、大仰でありそうで、なんでしょうか、彼ら本人が大人しいっつーか、地味じゃないんですけども、オレサマ感がないところが不思議なバンドでした。
っちゅーか、、、ある種歌謡曲っちゅーか、、、なんだろーね、東洋人にはすごくツボな音だと思います。



二番目に買ったアルバムが『Hearts in motion』
Hearts in motion (1986) / Vinyl record [Vinyl-LP]
1 It's Not Too Late 2 Lonely Is the Night 3 Put Love In Your Life
4 One More Chance  5 Stars In Your Eyes  6 My Heart's With You
7 I'd Die For You  8 You're Only in Love 9 Time For Love
10 Heart & Soul 11 Hope Springs Eternal
Import 1986年

今はもう廃盤みたいですね。残念。
エア・サプライの好きな先輩がいて、売れる前のアルバムや、売れた後のもろもろのアルバムも貸してもらってたのですが、このアルバムは自分で買ったので愛着があるんですよねぇ。もう売っていないってのは、なんか寂しいもんですよ。
Air Supply - Lonely Is The Night

うーつーくーしーーーー
Air Supply - One More Chance

はー、もう、めちゃ美しい。



関係ないですが、グレアムはピンクが好きだと思う。
ここに貼り付ける映像、全部ピンクにしちゃおうかと思ったのですが、やめておきました。


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