goo

ロミオとジュリエット My2日目


ロイヤルバレエ MY2日目は、クラスレッスン見学とマチネを観てきました。

クラスレッスンはピアニストは誰だったかな、、、忘れましたが、先生はブライアン・マロニーでした。
ワールドバレエ・デーでも彼のレッスン見ていて、現役の時も好きでしたが、先生ってのもいいもんだなーと思っていたので、うれしかったです。

レッスンではユフィちゃんにうっとりしておりました。
私、次にもし日本出身者がプリンシパルになるならユフィちゃんかなあ、って思っていたのですが。。。(高田さんがどうこう、ではないですよ)
彼女がアシュトン作品を踊っているところとか、大好きなんですけどね。。。。。



本日のキャスト
ジュリエット:サラ・ラム
ロミオ:ワディム・ムンタギロフ
マキューシオ:アクリ瑠嘉
ティボルト:トーマス・ホワイトヘッド
ベンヴォーリオ:ジェームズ・ヘイ
パリス:平野亮一
キャピュレット公:クリストファー・サンダース
キャピュレット夫人:クリスティーナ・アレスティス
エスカラス(ヴェローナ大公):ヨハネス・ステパネク
ロザライン:クレア・カルヴァート
乳母:クリステン・マクナリ―
僧ロレンス:アラステア・マリオット
モンタギュー公:アラステア・マリオット
モンタギュー夫人:オリヴィア・カウリー

ジュリエットの友人:
エリザベス・ハロッド、メーガン・グレース・ヒンキス、エンマ・マグワイア、
ヤスミン・ナグディ、ジェンマ・ピッチリ―=ゲイル、レティシア・ストック

3人の娼婦:
イツィアール・メンディザバル、カミーユ・ブラッチャー、ベアトリス・スティックス=ブルネル

マンドリン・ダンス:
ヴァレンティノ・ズッケッティ
トリスタン・ダイヤ―、ベンジャミン・エラ、ポール・ケイ、
フェルナンド・モンターニョ、マルセリーノ・サンベ

舞踏会の客、街人たち: 英国ロイヤル・バレエ団

指揮: クーン・ケッセルズ
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


昨夜はヘイワードの日本でのジュリエットデビューをロミオはじめ周りが全員保護者色的で、可愛いなあ、いい舞台だなあ、マックレー相変わらずすごいなあー、という感じだったのですが、今日は「ロミオとジュリエット」を観た!という満足感というか充実感。

それでもですね、この日の若い子代表、アクリくんはバレエ協会とか芳賀くんちとかに出ていた子供のころのことを思うと大きくなったなあと思いますが、まだ線が細いかな。
娼婦といちゃいちゃするところも、なんというか、客と娼婦、というよりは、有閑マダムと若いツバメでした。
ソードファイトももう少し迫力ほしいですね。次の来日の時にどうなっているか楽しみです。

本日はギャリーはソワレでジュリエットパパ役だったのですが、それでもクリストファー、アラステアといった素敵おじさまズがいて目の保養でした。



けっこう前にも埋め込みましたがとても好きなリハーサル映像
Romeo and Juliet sword-fight rehearsal (The Royal Ballet)

素敵おっさんず&殿

Romeo and Juliet rehearsal (The Royal Ballet)

こちらは本日のジュリエットとパリス役、サラ・ラム&平野くんのリハ、マキューシオのリハ(こちらはキャンベル)




感想はまた書きますが、今日はとにかく、サラ・ラムとワディム・ムンタギロフに尽きます。
すごく良かったです。幸せ、、、というか、悲劇だから、泣けた、か。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ロイヤルバレエMy初日


行ってきました!ロイヤルバレエの「ロミオとジュリエット」
昨日から開幕していますが、私の初日は本日。

ジュリエット:フランチェスカ・ヘイワード
ロミオ:スティーヴン・マックレー
マキューシオ:アレクサンダー・キャンベル
ティボルト:ギャリ―・エイヴィス
ベンヴォーリオ:トリスタン・ダイヤ―
パリス:ヨハネス・ステパネク
キャピュレット公:クリストファー・サンダース
キャピュレット夫人:エリザベス・マクゴリアン
エスカラス(ヴェローナ大公):ベネット・ガートサイド
ロザライン:クレア・カルヴァート
乳母:クリステン・マクナリ―
僧ロレンス:フィリップ・モズリー
モンタギュー公:フィリップ・モズリー
モンタギュー夫人:ベアトリス・スティックス=ブルネル

ジュリエットの友人:
メーガン・グレース・ヒンキス、エンマ・マグワイア、ヤスミン・ナグディ、
アンナ・ローズ・オサリバン、ジェンマ・ピッチリ―=ゲイル、レティシア・ストック

3人の娼婦:
ヘレン・クロフォード、オリヴィア・カウリー、ロマニー・パイダク

マンドリン・ダンス:
ジェームズ・ヘイ
アクリ瑠嘉、ケヴィン・エマートン、ポール・ケイ、
フェルナンド・モンターニョ、マルセリーノ・サンベ

舞踏会の客、街人たち: 英国ロイヤル・バレエ団


指揮:クーン・ケッセルズ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団




第一幕 18:30 - 19:40

休憩 20分

第二幕 20:00 - 20:35

休憩 20分


第三幕 20:55 - 21:35


とりあえず備忘録的にメモメモ
☆フランキーはとてもかわいらしいジュリエットでした!
けっこう小柄なのですね。
とにかくフレッシュで可愛くて、なんていうか、周りがみんな保護者目線という雰囲気で。

☆小さくはないけれども、決して長身ではないはずのマックレーが大きく見える不思議
それにしてもマックレー、ちょっとやりすぎだと思うくらい、全開。(でも憎めない)
舞台を引っ張る、という気概がビシバシ伝わってきました。


☆舞踏会の場面はフランキーご本人も、周りも(特にステパネク)がちょっと踊りにくそうというか、やや試運転気味な雰囲気。
でも主役二人で踊るパートはとてもよかったと思います。

☆ロミオ、マキューシオ、ベンボーリオ、今日の3人はわんこ度が高いですね。
それを思うと前回観たマロニーたちとの組み合わせは洗練、、っていうのもおかしいかな。
ロミオが同じなのに、こういうのも舞台を観る醍醐味ですね。


☆ステパネクは相変わらず人がよさそうでしたが、今回は純情一直線ではなく、やや陰りがあったような。


☆指揮者のおじさんが素敵。ギャリー、クリスと3人で渋くてかっこよくて、表のトリオはとうてい彼らにかなわない、って雰囲気がありました。

☆ロザラインが美しかった

☆そして大好きなマクゴリアンもゴージャスで美しくて、うっとりでした



やっぱりロイヤルの「ロミジュリ」っていいですね。ABTがやっているのも、好きなんですけども、、、


明日はどんな舞台になるでしょう。楽しみです。
もちろん、世代交代はさみしく感じるのですけども・・・・



さて、もうボリショイの発売ですか、、、早いよ 早すぎるよー。


それからバレエの王子様のチラシを見て。
どうしても言いたい!
ワトソンが参加してくれるのはとてもうれしいのですが、、、、

王子様っていうより、王様、、、つーか、お殿様?

ゴメンナサイ。。。。でも私、殿のためなら、休みもぎ取りますよ!!!!!









コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

もうすぐロイヤルバレエですね


ロイヤルバレエのキャスト変更がありましたが、ヤナ・サレンコのジュリエット役がフランチェスカ・ヘイワードに変更なだけで、それによる玉突きキャスト変更はない模様ですね。

サレンコについては、これまで全幕では観たことなかったし、今は体も心も一番ダンサーとして充実している時期だと思うので、ちょっと楽しみにしておりました。
ですので残念無念ではあります。
まあ、サレンコが怪我や病気ではないのでそのへんは良いのですけども。


しかしながら毎度のことですが、幕があくまでほんとに、安心はできませんね。


さてさて、すでに来日をしているダンサーたち。
いろいろフェイスブック、ツイッター、インスタグラムもろもろせっせと更新してくれていて嬉しいです。
情報が溢れすぎるのも、良し悪しですが、でもまあ、、、、昔に比べたら、ファンとしては「うれしい」ですよ。
ああこれがグリプラとかムハメドフとかセメニヤカの頃だったらなあ。。。。。


そんな中、アタクシ、ついつい嬉しくなってしまったのが、
フランチェスカ・ヘイワードのインスタ・アカウント

https://www.instagram.com/frankiegoestohayward/

フランキー・ゴウズ・トゥ・ヘイワードってーのが、もう、あんた、なんやそれー!ええわー、このセンス。
もうこれだけで、フランチェスカ株、私の中では急上昇ですよー。

FGTHのことを頭から追い出して、ロミジュリの世界に入れますかしら。。。それはちと不安。



さてさて、私は17日のお仕事を14時に終えて、家に帰って荷物ピックアップして、15:30から16:30までQC的な活動をちょこっとして(なぜか出かける日にこれが入ってしまった。。。)、16:37のひかりに乗ってレッツゴー・トゥ上野なんですが。

そのあと、上野(というか例の浅草)に2泊。
妹が18日に観るのはさておき。それはいいのよ、妹は一人で来れるから。

問題は母ですなー、19日に観に来るんだけども。
ホームまで迎えに行かないといけない、、、んだろうなあ。改札まで来れるのかなあ。

浅草から東京まで行って、さー、そうしたら、ホームへ行くのはどうしたら???一回改札出て?入場券???ほんでまた改札出て上野へ???

ううむ。やっぱり乗り換え改札まで来させるのが一番楽なんだけど、うちの母親、アタシ以上に方向音痴なのよね。
(これで女学校時代は電車いや、汽車か、、、通学だったのが不思議である。まあ乗り換えなんてなかっただろうけど。)

やっぱり、今度からは、「一緒に出掛ける」日程で組むようにしよう。。。。









コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

NBSにヌニェスのインタビュー


さて、今日から6月!今月はワタクシ、ロイヤル・バレエ月間です。
そりゃもう、ファンタジー、ほかの公演も行きたくて行きたくて、ついつい指はなにかを「ポチ」りそうになっていますが、まあ、あんたそりゃ、無理だべー、ってのはわかているのでぐっと我慢です。

フィリップのキャンセルであちゃー、おちょー、と阿鼻叫喚になっている方々が、少しでも癒されるように、真駒内のアイスショーが素敵になるように祈っております。


さ、ロイヤルバレエですが、NBSにヌニェスのインタビューがアップされていました!→こちら

私は今回はヌニェスのジゼルは取っていないんですけども、、、こういうの読むと観たくなりますよねぇ。あはは。
でもな、ロミジュリで休み希望を使い果たしてしまっているので、無理なんだ。。。
その代わり、ヌニェスの出る日は19日のロミジュリ、押さえてありますので!

ジゼルはローレンとフェデリコの日。
フェデリコも今観ておかないと、いや、まだまだ大丈夫とは思うけど、わかんないから、生身の体だから。
前回は怪我もあったし。


今回は「ロミオとジュリエット」
6月17日(金)6:30p.m. ヤーナ・サレンコ&スティーヴン・マックレー
6月18日(土)1:00p.m. サラ・ラム&ワディム・ムンタギロフ
6月19日(日)1:00p.m. マリアネラ・ヌニェス&ティアゴ・ソアレス


「ジゼル」
6月26日(日)2:00p.m. ローレン・カスバートソン&フェデリコ・ボネッリ

という感じで観に行きます。
18日のソワレ、オッシーとマシューの日は体力ともしチケットがあるなら行くと思う、、、んですが、どうかなあ。
18日はクラスレッスンも見学するからなあ。
最近マチソワきつくなってきたから。
それこそ、「ようの、つう」、もあるしね・苦笑

ようのつうより、頸椎のほうがちょっとやばいかもしれません。というか、四十肩?五十肩???ひー。

ま、ま、仕方ない。オーマイガーではあるが、F言葉とまではいかないというか、そういう仕方のなさ。
うん、こういう時は「こんにゃろめー!」とか、あれだ、映画「クリエイター」のハリーやボリスのように叫んでしのぐしかないです。


そういえば、この前、東京バレエ団の「白鳥の湖」観に行ったときに、ロイヤルのグッズも売ってて、バレエダイアリー買っちゃったんですよね。
大判は昨年の2015年のほう。だってお写真が素敵だったのよー。
今年のは、小型を買いました


一番のお気に入りは、2015年ダイアリーに載っている、タマラ・カリサーヴィナがアントワネット・シブレーをコーチしているモノクロ写真です。
あとはユフィちゃんとキャンベルの写真も素敵。
そしてスヴェトラーナ・ヴェリソワの美しさに目を奪われます。。。。涙が出てきちゃいます。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

16日は「ここから...I」 を観に行ってきます!


久しぶりにバトンを観に行きます~

仕事が早番で翌日が遅番だから、夜の公演です。

今月は舞台観賞が全く予定がなかったので、お知らせをいただいて、飛びついちゃいました!ありがとうございました。
(ほんとはボリショイのドンキのライブビューイングを見るはずだったんだけどもさ、仕事になっちゃったんだよね、ちぇー。
その代わり、マイコは絶対に観に行くけども)


バトンは小学校を転校して、入ったばかりの部活をやめてしまって、それっきりでしたが、見るのは大好きです。(スポアイ世代的には憧れはやっぱり高橋典子さん!)

楽しみ~~~~~~。

ワタクシ、日暮里は初めてかもしれない。それも楽しみだけど、とんぼ返りだからあまり日暮里探検はできないか。


夢現人-Mugenjin フェイスブック

「ここから...I」

演出・構成:古谷野 千代子
制  作 :綿貫 真由美
舞台監督 :内田 聡明
テクニカルディレクター
     :宮崎 正康(有)アイコニクス横浜
音  響 :宮下 源 (有)アイコニクス横浜
照  明 :小賀 千織(有)アイコニクス横浜
公演日程 :2016年4月15日 13:00 16:30 20:00  4月16日 11:00 15:00 19:00  4月17日 11:00 15:00 18:00
公演会場 :d-倉庫 東京都荒川区東日暮里6-19-7
メンバー :大北 岬・高橋あすか・中村 麻美・野田有里
企画・主催:夢現人 古谷野 千代子 綿貫 真由美
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2016年3月13日~ハンブルクバレエ「真夏の夜の夢」~


2016年3月13日 東京文化会館  14:00開演
真夏の夜の夢
ウィリアム・シェイクスピアの原作に基づく、ジョン・ノイマイヤーによるバレエ

音楽:フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ  リゲティ・ジェルジュ  伝承音楽
振付・演出:ジョン・ノイマイヤー
装置・衣装:ユルゲン・ローゼ

指揮:ギャレット・キースト
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団



ヒッポリタ/タイターニア:エレーヌ・ブシェ
ヘレナ:シルヴィア・アッツォーニ
ハーミア:フロレンシア・チネラート
デミトリアス(士官):アレクサンドル・リアブコ
ライサンダー(庭師):エドウィン・レヴァツォフ
シーシアス(アテネの大公)/オベロン:ウラジーミル・ヤロシェンコ(ゲスト・ダンサー)
フィロストレート/パック:アレクサンドル・トルーシュ


プロローグ結婚式の前夜:ヒッポリタの部屋
ヒッポリタ/エレーヌ・ブシェ
ヘレナ/シルヴィア・アッツォーニ
ハーミア/フロレンシア・チネラート
ヒッポリタの友人たち/
有井舞耀  ウィニー・ディアス  石崎双葉  シュー・リン  パク・ユンス  ミリヤーナ・ヴラカリッチ
ディミトリアス/アレクサンドル・リアブコ
副官/ダリオ・フランコーニ  レナード・ラドケ
ライサンダー/エドウィン・レヴァツォフ
庭師の友人/ヤコボ・ベルーシ  クリストファー・エヴァンス
シーシアス(アテネの大公)/ウラディーミル・ヤロシェンコ
フィロストレート(儀典長)/アレクサンドル・トルーシュ
職人たち/
 ボトム(織工):ロイド・リギンス
 フルート(靴直し):コンスタンティン・ツェリコフ
 クインス(大工):リロイ・ブーン
 スターヴリング(仕立屋):サーシャ・リーヴァ
 スナウト(鋳掛け):リーフォー・ウォン
 スナッグ(建具屋):アレシュ・マルティネス
 クラウス(手回しオルガン弾き):エドゥアルド・ベルティーニ
お針子/
クリスティーナ・ボルベリョーワ  サラ・コフィールド  ヤイサ・コル  ジョーナ・ヒルズ  平木菜子  
グレタ・ユルゲンス  エミリー・マゾン  ヘイリー・ペイジ  マリア・トルシュトゥノヴァ  プリシラ・ツェリコワ
宮廷画家/マルチェリーノ・リーバオ
宮廷出納官/デール・ローズ

第1幕
夜、森の中―妖精たちの世界
ヘレナ、ハーミア、デミトリアス、ライサンダー、職人たち

タイターニア/エレーヌ・ブシェ
オベロン/ウラディーミル・ヤロシェンコ
パック/アレクサンドル・トルーシュ
蜘蛛の巣/ヘイリー・ページ
豆の花/パトリシア・フリッツァ
からしの種/有井舞耀
蛾/レナート・ラドケ
タイターニアの従者/
ブラウリオ・アルヴァレス  ヤコポ・ベルーシ  グレアム・フールマン  ニコラス・グレスマン  アリオシャ・レンツ
マルチェリーノ・リーバオ  マチアス・オベリン  デール・ローズ  トーマス・ストゥールマン  ルカ・アンドレア・テッサリーニ
エリオット・ウォーレル  フィリップ・クレフォス
タイターニアのお気に入りの妖精/フローリアン・ポール
妖精たち/ 
クリスティーナ・ボルベリョーワ  サラ・コフィールド  ヤイサ・コル  平木菜子   ジョーナ・ヒルズ  石井双葉 
グレタ・ユルゲンス  シュー・リン  エミリー・マゾン  パク・ユンス  菅井円加  マリア・トルシュトゥノヴァ  プリシラ・ツェリコワ
ミリヤーナ・ヴラカリッチ  阿部夏香  リム・チー  シュー・リウ  エステ・サジェ  レイチェル・ウィルトン  メンティング・ユー


第2幕
目覚めと結婚式

ヒッポリタ、ヘレナ、ディミトリアス、ライサンダー、fヒロストレート

結婚式の招待客/
クリスティーナ・ボベリョーワ  ブラウリオ・アルヴァレス  ヤイサ・コル  フローリアン・ポール
ウィニー・ディアス  デール・ローズ  パトリシア・フリッツァ  トーマス・ストゥールマン
ヘイリー・ペイジ  エリオット・ウォーレル  プリシラ・ツェリコワ  グレアム・フールマン
副官とその奥方/
パク・ユンス  レナート・ラドケ
ミリヤーナ・ヴラカリッチ  ダリオ・フランコーニ
ヘレナの付き添い/
有井舞耀  平木菜子  グレタ・ユルゲンス  石井双葉  シュー・リン  菅井円加
ハーミアの付き添い/ジョージナ・ヒルズ  マリア・トルシュトゥノヴァ  阿部夏香  リム・チー  シュー・リゥ  レイチェル・ウィルトン

ディベルティスマン/「ピラマスとシスビー」
 ピラマス役のボトム:ロイド・リギンス
 シスビー役のフルート:コンスタンティン・ツェリコフ
 壁役のスナウト:リーフォー・ウォン
 壁役のクインス:リロイ・ブーン
 月役のスターヴリング:サーシャ・リーヴァ
 ライオン役のスナッグ:アレシュ・マルティネス
 手回しオルガン弾き役のクラウス:エドゥアルド・ベルティーニ

 
ノイマイヤーが若いときに作った作品のせいか、これぞザ・ノイマイヤーな深くて苦しいような切ない作りではなくて(あれはあれで好きなのですが)、あのメンデルスゾーンのラッパぱらっぱー的な明朗快活さがダイレクトにこちらに伝わってくる、とても華やかで楽しい作品でした。
そして、多幕ものの、物語バレエらしく、ダンサーの踊りてんこ盛りで、見ごたえ十分!
また、作られた時代の実験要素とか創作にかける熱意っていうか、それからいいものになんでもかんでもかける余裕があったせいでしょうね、今なら削られてしまうような省エネ演出もなくて(その分冗長ととらえる人もいるかもしれないですが、いいんだよ、無駄と思える部分があってこその芸術なんだもん。)嬉しかった。

最近は「あの1分、あの30秒が、なんで削られちゃうのよ」って世知辛いのが多すぎて。。。。

それにしても!なんといっても、演出が素晴らしいというか、あの着想が、すごいなあと。

人間界と妖精界を、音楽・衣装・踊りで描き分けていて、クロスオーバーするところは、時間の進み方が異なる世界というのがすごくわかりやすく描かれていて、素敵でした。

妖精の世界を描くときがリゲティの現代音楽といかにも70年代なスペースオペラ的なあの衣装と美術!いいわー!
(80年代のハードSFも好きなんだけど、60~70年代のフリーダムなSF、それもスペースオペラのあのジャンルは、今の足かせだらけのSFより、ほんとに独創性があると思う!!!!)

人間界を描くときはもちろん、メンデルスゾーンのなじみの劇付随音楽で。
メンデルスゾーンは、モーツァルトに通じるところがあると私は思うのですよ。
普通に聴くと、時々モーツアルトもメンデルスゾーンも「ぱらっぱーすぎる」と思う時もあるんだけども。たまに。(つきつめすぎて馬鹿じゃないか?と思うこともあるんだ)
やっぱり、長調なのに悲しい、短調なのに楽しい、って感じさせるあのすごさは、モーツァルト・グループの作曲家特有のぱらっぱー具合だと思うんだなあ。

なんか普段の生活に追われていて?主演はエレーヌ・ブシェ(とりあえず、純ハンブルクのメンバーで観たかっから、この日を選んだのよ)ぐらいの気持ちで行ったあ、いろいろ玉突きでキャスト変更?
え?ヤロシェンコって誰さ?
お???シルヴィアを観られるんですか?ラッキー

そんな感じで迎えた幕開け。


これがもう、ほんとに、素敵な出演者の皆様じゃありませんか!



エレーヌ・ブシェの崇高な女王さま。
なによりあの総タイツがきまる、ってのがもう、それだけで女王さま。
あの総タイツと帽子、、銀ギラ衣装。あれが現実にそこらへん歩いていたらただの罰ゲームですが。
芸術は突き詰めて考えると馬鹿、それぐらい、紙一重ってもんです。


あの銀ギラ衣装が舞台に上がると、それだけで、異世界へこちらをいざなうってなもんですが、そこへきて、エレーヌの完璧なフォルム。

人間じゃないってレベルだった。
ただ綺麗なだけじゃなくて、あっち側なんだな、という畏怖もあり、神々しさもありました。

そしてゲストダンサーのヤロシェンコが、ほーんと、ロマンチックな風貌で、ジェントルで。
2人のパドドゥ、目覚めのあとの踊りは二人がほんとに恋人同士というか、まさに目覚めのパ・ド・ドゥで恋に落ちましたーみたいな初々しい喜びに満ちていて、思わず泣いてしまいましたし、
最後のパ・ド・ドゥは喜びと幸せにあふれていて、これがほんとのクライマックスなんだ、と大納得。

千秋楽というのもあったのかな、ダンサーの意気込みとか、喜び、気合みたいなのも一体になっていて、感動しました。


それから、人間界のもう一つの音楽を担っていた、手回しオルガンの伝統音楽と一体になった、職人たち。
彼らが最高でした。
ちゃんとシェイクスピアの原作どおり、きちんと「ピラマスとシスビー」を入れるノイマイヤーにニヤリ、ですが、、やっぱり、キャストが最高で。
ロイドとコースチャが最高でしたわ。なんであんなに素晴らしいんでしょうか。すごいなあ。
プロローグや1幕での、あのボトムおなじみの場面も、手回しオルガンでのコミカルな演技も踊りも涙が出るほど笑える大熱演でしたが、やっぱり結婚式の余興「ピラマスとシスビー」(石壁を隔てて愛し合っている恋人たちが、ロンドンの街に逃げ出したライオンに襲われたと誤解して、お互い死を選ぶ、というロミジュリのパロディ劇)での演技が最高でした。
これがあって、よけいに、四角関係の人間界のカップル、妖精界の女王さまとオベロンの対立がよけいに錯綜した感じをあおっていて、まあ、この余興、省かれてしまう演出も多いですが、
これを残してくれたノイマイヤーに感謝です!
職人たちの職業と、劇中劇のキャスティングがそこはかとなくリンクしているのもいいですよねぇ。

そしてなんかこの職人たち、おひな様の五人囃子さんとか、あとは沓もってるおじさんたちとか、ああいうの?お嫁入りに職人は欠かせないよね、みたいな感じで。
うっとこの姫さん、もしくは大公の旦那のために、余興もやるかいな、みたいなあのノリが好きです。(まあ原作ではヒッポリタは略奪された花嫁ちっくではあるのですけども。。。)




サーシャ・リアブコのディミトリアス、めちゃくちゃノリノリだったと思います。パックもきっと素晴らしいはずですが、あの騎兵隊の休息みたいな、あの振付とか、よかったなあ。
キレのある踊りも最高だったし。
彼の「ぬらりひょん」な、ニジンスキーもいいですが、こういうコミカルな踊りでお客様を幸せにできるのも、ダンサー名利につきるかと。

そしてカップリングとしてはもうこれ以上は望めないでしょうという、眼鏡っ子ヘレナのシルヴィア。
あの難しい振付をさらりとサーシャと、なんてことのないようにこなして、観客を笑いに引き込むすごさ!脱帽です。


ライサンダー役はレヴァツォフで、これも似合ってて素敵でしたね。最後の結婚式はおみゃーそれ、反則だろう、というハンサムっぷりを発揮しておりました。ライサンダーは、やっぱ、この華麗なる大根さがいいんですよ!ほんとに。スバラシー。

ああでも、ほんと、前に書きましたが、女王さまのお通り、あの場面がほんとにツボでして。
(あとは女王様のお眠りシーン?あれも好き)
あの空中散歩、この世のものではない、威厳たっぷりさと美しさ。また見たいなあ。
あれがあるからこそ、最後のパ・ド・ドゥが泣けるんだよなあ。



からくり箱の中の閉じ箱、だったり、パラレルワールド的だったり劇中劇だったり、物語の中の物語、あちら側とこちら側、どっちが現実?みたいな多重構造がさらに錯綜した人間関係を俯瞰しているようで、やっぱりノイマイヤーの深読み世界観が現れている、いい舞台でした!!!!!

カーテンコールのスタオベ。良かったですね。
ダンサーたちもノイマイヤーも嬉しそうでした。
また来てね。
真夏とニジンスキー、持ってきておくれ~。

バレエファンは、懐深い人多いから、こう、痛いMっ気たっぷりのニジンスキーも、楽しい真夏も、両方楽しみたいと思うのよ。そりゃ、椿姫も見たいし。ああもう、たくさん観たくて困るね。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

終わっちゃいましたね~


今日はハンブルクバレエの「真夏の夜の夢」を観てきました!とても楽しかったです。

私はタイターニアの、「女王様のお通り」って言うんですか?あの空中散歩みたいなの。あれ、すごく気に入りました。

ああ、3回とも観たかったなあ。
でもまあ、これがせいいっぱい。

とうとう終わってしまった。。。

しばらくバレエの予定は入っていませんが、気になる公演とお休みが合えばふら~っと出かけるかと思います。

とりあえず、来月はゴダイゴ、5月はスケート(チェスナ夫妻とポーリシュク&ベセディンが来るんだもーん。うっひょい!)、6月はロイヤル、だね。
夏はいろんな、バレエの夏まつり的なものを観に行くぞー。



んが!ここへきて、予定外の出費が!!!!!!

昨日、今日と、早番で、ぐったりした状態で新幹線に飛び乗って上野に行ったのですが、新幹線の中ではコンタクトを外していたのですよ。

それが、、、、はめるときに、片方がちゃんと目に入っていなかったみたいでして、もう片方をはめるときに、なんか手にキラキラ光るものが、、、、、




よくわかんないうちに、新幹線降りたら、あれ?????なんか目がおかしい?ぎゃー!!!!!片方入ってないやん!!!!


さっきのキラキラかけらは、、、、もしかして、コンタクトレンズ~~~~~?????割ったのか?アタシ。



めちゃ、がっくし。



まあ、片目でも、いいお席だったし、なんとか観えましたよ。
片目で見続けたら、激しい頭痛に襲われて、静岡まで帰ってくるの大変でした。すごく気持ち悪くなりました。




ああ、明日、コンタクト買いに行かねばー。
予定では、4月か5月の健康診断の直前に買い替えるつもりだったんだけどなあ。ちぇー。

(メガネは仕事の時邪魔なんですよ。帽子かぶるし、夏は汗とか冷蔵庫内に入ったりで曇るし。)


痛い出費です。これで何かバレエ観に行けちゃいますからね。



つくづく、視力って、財産だよなあ。

うちの姪っ子、甥っ子たちには、こういう苦労をさせたくないけど、どうかなあ。

現代は端末を見ないで済むようにはできていないしね。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2016年3月9日~「ガラ公演 ジョン・ノイマイヤーの世界」


リリオム感想パート2を書く前に、とりあえず、昨日の興奮状態を収めるために、ガラの感想を先にあげちゃいます。
なんていうか、頭の中が、戸川純とノックレベルグとバッハとシュニトケとバーンスタインでいっぱいです。(なんやそれ)


2016年3月9日(水) 東京文化会館 18:30
ジョン・ノイマイヤー「京都賞」受賞記念
ハンブルク・バレエ団2016年日本公演
ガラ公演〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉

振付・演出・ナレーション:ジョン・ノイマイヤー

※『作品100-モーリスのために』以外すべて抜粋上演。


ジョン・ノイマイヤーご本人によるナレーション(字幕付き)で、ジョンも時々舞台に現れたり。
で、ジョン本人を投影しているような役割で、観客を舞台にオーガナイズするのがロイド・リギンスという、もう、ロイドファンにはたまらない、まさに、ロイド・オン・ステージでして。

このところ、演じる部分や先生的な役割が多くなってきたロイドなのですが、このガラでは、その演技も大きく占めてるものの、「はじけて踊ってます」という生きのいいロイドもたくさん観られて、嬉しかったです。

第一部
『キャンディード序曲』
(『バーンスタイン・ダンス』より)
音楽:レナード・バーンスタイン
ロイド・リギンズ  レスリー・ヘイルマン
有井舞耀  コンスタンティン・ツェリコフ
菅井円加  カーステン・ユング ほか


てっきり、録音音源のジョンのナレーションなのかな、なんて思っていましたら、マイクを持ったジョンが出てきてびっくり。
そして素敵なお声と、わかりやすいナレーションでスタート。



『アイ・ガット・リズム』

(『シャル・ウィ・ダンス?』より)
音楽:レナード・バーンスタイン
シルヴィア・アッツォーニ   アレクサンドル・リアブコ ほか


バーンスタインの2曲はとてもおしゃれで華やかでしたねー。


『くるみ割り人形』
音楽:ピョートル・イリーチ・チャイコフスキー
フロレンシア・チネラト  ロイド・リギンズ
アンナ・ラウデール  アレクサンドル・トルーシュ

ジョンのくるみは、マリー役はバレエ学校の生徒、お姉さんのルイーズがスターで金平糖を踊る設定。
このガラではチネラトとトルーシュが、オーソドックスなバージョンでクララとくるみ割り人形がおとぎの国へ旅立つ前の部分の曲で踊る場面、それからラウデールとロイドがあの美しいチャイコフスキーの間奏曲(眠りのパノラマのあとの間奏曲!!!!)で踊ります。(これは、、、生のヴァイオリンで聴きたかったなあ)
うっとりでした。



『ヴェニスに死す』

音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ  リヒャルト・ワーグナー
ロイド・リギンズ  カロリーナ・アグエロ
アレクサンドル・リアブコ

頭ではわかっていても、映画の印象が強すぎて「あれ?マーラーの曲じゃない」という戸惑いもありましたが、これはこれで、アッシェンバッハの苦悩が伝わるような雰囲気が素敵な作品でした。


『ペール・ギュント』
音楽:アルフレッド・シュニトケ
アリーナ・コジョカル  カーステン・ユング

ノイマイヤーの作品は一度見ただけでは理解できないものも多いです。でもそれを「難解」の一言ですますのも嫌というか、悔しい、そこに込められた意図や揶揄、人間を深く描いているところを少しでも理解したい、とても魅力的な作品を作る振付家だと思います。
この「ペール・ギュント」はアンナ・ラウデールとエドウィン・レヴァツォフの組み合わせで昨年の世界バレエフェスティバルで観ました。

場面は違うような気はします。
音楽もペール・ギュントと言ったらグリーグの劇付随音楽、みたいにワンセットでインプット、もう子供のころから刷り込まれているのではないのですが、個人的には好きなシュニトケの音楽であることと、バレエフェスでちょっとでも作品の一部に触れていたせいか、「はい、ペール・ギュントですね、了解」みたいな心の準備があって、けっこう、すとんと。
こう、心にすとん、ときました。

まあ、私の受け取り方があっているかどうかはともかく、今回のガラで観た部分は、さんざん好き勝手してきたペールがソルヴェイグの元へ戻ってきて、見守られて最後を迎える場面、、、のような感じに観えました。

じゃあ夏はなんだったのかというと、ラウデールとレヴァツォフの時も、ペールがソルヴェイグのところに戻ってきたところなのかな?なんて思ったので、やはりちゃんと何回も見ないと分らないのか、こちらの力不足、いや理解力不足なのか。
とりあえず、ユングとレヴァツォフ、衣装の色は違ってたような?。


何はともあれ、カーステン・ユングのペール役は、彼のワイルドな感じが、放蕩の旅なり、「一発当ててやるぜ」と田舎を飛び出していくやんちゃな無謀さがすごく似合っているし、健気&可憐に耐える姿がはまるコジョカルなのですが、なんていうか、今回は「母性」のような雰囲気がまさにソルヴェイグという感じで、いいなと思いました。

耳ではシュニトケ、目ではコジョカルとユング、なのに脳内はアイナル・ステーン・ノックレベルグの演奏するペール・ギュントな感じでした。






『マタイ受難曲』

音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
ロイド・リギンズ ダリオ・フランコーニ ほか

これはノイマイヤーにしては(にしては、ですよ)歌詞に忠実というか素直というか、モダンでありながらも割とクラシカルな要素も多く、わかりやすいですね。映像でよく見ているせいもあるし、バッハの音楽の力も大きいかな。


『クリスマス・オラトリオⅠ-ⅤⅠ』

音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
ロイド・リギンズ  パトリシア・フリッツァ
レスリー・ヘイルマン  クリストファー・エヴァンス  菅井円加  レナート・ラドケ ほか

こちらもバッハの重厚で崇高でそして荘厳さと華やかさあふれる音楽とダンスが一体になった素敵な世界でした。

なのですが、マタイ受難曲の時は脳内はなんとなく「宮島、厳島神社」な雰囲気だったんだけども、こちらではなんていうか、、、、、ベルばら?いや違うな。
なんだろうな、原ちえこのフォスティーヌ的というか、、、こう、コマの淵が全てバラとレースとフリルっていうか、極上のおリボン。
天使がラッパを無邪気にパラッパーと吹きまくってるような。
聖性の中にサイケな部分もあるような。こう、「楽器の歴史」(12000円するけど、復刻してください!)のリリー・ストゥンズィの撮影した美しい写真の中に戸川純がサブリミナル的に混ざっている、そんな印象でした。




【第二部】

『ニジンスキー』

音楽:フレデリック・ショパン  ロベルト・シューマン  ニコライ・リムスキー=コルサコフ  ドミトリ・ショスタコーヴィチ  
アレクサンドル・リアブコ  エレーヌ・ブシェ  アレッシュ・マルティネス
パトリシア・フリッツァ  ロイド・リギンズ ほか


すでに第一部でおなかいっぱい、もうチケット代以上のものをいただきました、ありがとう的な気分だったのですが。
このニジンスキー、すごかったですね。
カンパニーの底力を堪能できました。
そして、アレシュはほんとにほんとに素晴らしいんだけども、やっぱり、まだ発展途上というか、いやまさに、今だからこういう踊りなんだろうけど、若くて蒼いというか。熱いというか。(ローザンヌからだいぶ経つけども)
彼がこの今の段階から飛びぬけて次の次のどーんと次のステージに到達すると、サーシャみたいになるんですかねぇ。

サーシャがいてこその、このニジンスキーなのでしょうし、(もちろん、ロイドもいいんだけども、それはそれでおいといて)


サーシャはジェントルな雰囲気の役を演じても素敵だと思うのですが、「狂気」だったり、こう、ぬらり、っていう感じがもう、天下一品だと思うんですよね。あんなにやさしそうというか性格よさげなお顔なのに。


これは抜粋ではなく、全部観たいなあ。次持ってきてくださいよ。もちろんサーシャ主演で。



『ハムレット』  
音楽:マイケル・ティペット
アンナ・ラウデール  エドウィン・レヴァツォフ

やっぱりガラっていうのは難しいなあというか、こう、レヴァツォフも「リリオム」で地獄の番人で観たときは「ええやん、レヴァツォフ、ええわー、惚れるわ。。。。」ってなったのは、手下メンバーの地獄軍団がちょっとひょろいというか、彼よりも若い(たぶん)感じの子が多かったからのようで、ロイド、ユング、そしてサーシャがすごい!!!!!っていうのを改めて実感するこういうガラの中でだと、レヴァツォフ、大変だなあと。
もちろん彼は素晴らしい才能を持っているのでしょうが、ポンと出てきて、さあハムレットの世界に引きずり込むというのは、まだちょっと足りないような気がする。
なんていうか、素材で勝負な。華麗なる大根というか。
あれですよ、華やかな演出と、これでもかとフルーツてんこ盛りの、キル・フェ・ボンのタルトのような。
あれはあれでいい売り方だとは思うし、それなりにグレードの高いタルトの上部分なんだけども、アタシはも少し、タルト本来の土台部分もきちっと作ったタルトが好きなのよねー、っていう。
ラウデールが好演なだけに、そこがちょっともったいなかったかな。
たぶん全幕で観たら印象も変わるのかもしれませんし、レヴァツォフ、嫌いではないので、アレシュのように次世代ダンサーとして応援したい人です。




『椿姫』
第2幕のパ・ド・ドゥ
音楽:フレデリック・ショパン

アリーナ・コジョカル  アレクサンドル・トルーシュ


コジョカルが初めてちゃんとマルグリットに観えましたよ!ノイマイヤー振付言語に慣れた、踊りこんだ、ということなのでしょうし、コジョカル、もうこれ以上伸びないくらいの高みに達していたと思うのですが、まだまだいろんな面を見せてくれそうです。ロイヤルを去ってしまったのは淋しいですが、世界中でいろいろな作品を踊ってほしいダンサーです。
アレクサンドル・トルーシュも素晴らしいですね。
シュツットガルトに比べると、ハンブルクは世代交代がうまく行っている感じがいたします。


『作品100-モーリスのために』

音楽:サイモン&ガーファンクル
アレクサンドル・リアブコ  イヴァン・ウルヴァン

サイモン&ガーファンクルの「オールド・フレンド」と「明日にかける橋」を使った作品で、モーリス・ベジャールの70歳誕生日のガラのために振付けられました。
私はイヴァン・ウルヴァンがけがをしてからは、ほとんど彼を観ていなかったし、彼もだんだんロイド・リギンスのように、ポスト・ジョン的な立ち位置なのかな、ってさみしく感じていたのですが。

んが!

まだまだ行けるよね!ってか、がんがん、とは言わずとも、少しでも長く、真ん中はってほしいわ。

サーシャとウルヴァンという極上の組合わせを堪能いたしましたが、やー、もう、あまりにも優しいというかあたたかな作品で、泣いてしまいました。


『マーラー交響曲第3番』

音楽:グルタフ・マーラー
シルヴィア・アッツォーニ
カーステン・ユング ほか

ここまできて、ユングにしろロイドにしろ、サーシャにしろ、ほんと素晴らしかったんですが。

女ってつえーと。ツェー、ですよ、はい。

もうシルヴィアすごすぎる。
全部持ってかれました、わたし。

【上演時間】

第1部 18:30~19:45

【休憩 25分】

第2部 20:10~21:20
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ユカリューシャのモスクワ




ユカリューシャのモスクワ


コレオグラフィカル?ファンタジア



東京バレエ団「月に寄せる七つの俳句」(ジョン・ノイマイヤー振付)



ジョン・ノイマイヤーのガラのこと書き始めたのですが、ついついユカリューシャにいってしまいました。
ぼちぼち書いてます。

ああ、ガラを二日間見られた方がうらやましい!


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ガラ

ハンブルクバレエのガラ観て来ました!
良かったわ~!

ドイツまで遠征する方の気持ちがよくわかりました!

ほんとに素敵な演目ばかりで、幸せ。

感想は明日ゆっくり書きます。やっとのゆっくり安める。


ノイマイヤーが語る、ガラ公演〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ 次ページ »