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静岡着

渋滞で遅れましたが、先ほど静岡に着きました。。
はー、秋のお楽しみが終わっちゃったなあ。
都ちゃん、ギエム、素晴らしいバレエをありがとう~♪


今日のBプロも、やはり美佳さんは別格だったなあ。ムッルも素晴らしかった!

はうあ~…。
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あっこちゃんおめでとう!

あっこちゃんフリー1位で総合2位でしたね!
おめでとうございます♪
大ちゃんも3位。
良かった良かった♪
いやー、大ちゃんはジャンプのまともな練習は9月からだったと言うし、歌子先生も「初戦は間に合わないですよー」なんておっしゃってたから、かえって3位に驚きです。(ソチまでに完成すればいいですもんね)

あーそれにしても…早くペアとダンスが観たいなあ。
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シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2011 Aプロ 2011年10月26日公演


シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2011 HOPE JAPAN TOUR
Aプロ
2011年10月26日(水)
東京文化会館
18:30開演

観た場所:1階 左ブロック 前のほう(とても見やすかったです。ありがとうございました。)

第1部

「白の組曲」
音楽:エドゥアール・ラロ「ナムーナ」からの抜粋
振付:セルジュ・リファール

シエスト: 乾友子、高木綾、渡辺理恵
テーム・ヴァリエ(パ・ド・トロワ): 奈良春夏、木村和夫、柄本弾
セレナード:小出領子
プレスト(パ・ド・サンク):岸本夏未、高橋竜太、小笠原亮、長瀬直義、宮本祐宜
シガレット:田中結子
マズルカ: 後藤晴雄
アダージュ(パ・ド・ドゥ):上野水香、柄本弾
フルート: 西村真由美
東京バレエ団

たぶん全体的なレベルは低くはないと思うのですが、この前書いたように、Aプロ最終日だったせいなのか、なんとなくお疲れ気味にも感じました。
疲れちゃってて踊りきれてないとか、あちゃー、、、なところがあったとか、そういうわけじゃないんですが、「うーん、いつもより、、重いかも?」というダンサーが多かったような気がします。
木村さんや領子さんなんかは、期待値が高い分、余計にそう感じてしまったのかな。
それでも、舞台が進行するにつれて、「エンジンかかって来た!」みたいな感じで、フィナーレに近づくと
「あ、いい感じ♪」なラインになってくるのはさすがだな~、と思いました。

それから、、、やっぱり「白の組曲」って、パリ・オペラ座のダンサーで観ちゃっていると、
あの派手というか華やかな感じ、ちょっと高飛車でもいいんですが、押しの強さみたいなものが、物足りないかもしれません。
綺麗にまとまっちゃってるというのもあるのかなあ。
いわゆる「どや顔」だったり大見得切ったりだったり、、、そういう雰囲気でごまかすんじゃないところはむしろ好ましいと思いますが。。
もちろん時と場合によっては、はったりに近いくらいの「騙しのテクニック」でごまかされちゃうのも嬉しいものですけども。それは演技要素の必要なバレエの場合で。
わたしが好きな「白の組曲」は「しれっと、さりげなく、高難度のものをてんこもり」で最後まで疾走してほしいんですよね~。
しかし、水香ちゃんは、さっぱりしすぎというか。そこはもう少しババーンとキメキメでもいいような気もするんだけども。あんまり欲が無いんですかねえ。
(これは昔も書いたことなのですが、なーんかこう、水香ちゃんの踊りは、不思議なくらい、わたしはときめかないんですよね。
彼女の踊りから詩的なものを感じたのって、ローザンヌコンクールのときなんですよ。
あのときのオーロラ、未完成だったかもしれませんが、、、
あれ以上の水香ちゃんには、わたしはいまのところ出会えていません。
受けとるわたしの気持だったり好みのずれなのかもしれませんが。。。。)


そんな中、この日キラキラだったのはシガレットの田中さんと、フルートの西村さん。
まあ、西村さんのことは、好きな踊り手さんだから、「ファンフィルター」かかっちゃってるし、
舞台にいらっさるだけでもう、癒されちゃうから、冷静には語れないんですけども。

田中さんは、わたしが今まで観た田中さんの踊りの中で、一二を争う素晴らしさだったと思います。
ラ・バヤデールのときの、寺院のソロも素敵だったけれども、この日のシガレット、美しかったです!
身体と心がひとつの美しい名器のようで。。。楽器そのものも美しいし、その音色も最高、みたいで。
わたし、実は今まで、そんなに田中さんにはこう、心惹かれるものがなかったといいますか、
もちろんとても上手な踊り手さんだというのは、承知していましたが、
舞台を見て、その時は「わー素敵」と思っても、あとあとまで尾を引く、、、、みたいなことはなかったのです。
いやー、あの日のシガレットはほんっとに素晴らしかったですね。
ダンサーと、振付家の魂と、そして客席とも一体になっていた素敵なひと時でした。

こういうのって、いつもいつもあるわけじゃないと思います。
ダンサーのその日のコンディションもありますし。
こう、幕が上がった瞬間からカーテンコールまで、ずーっと神がかり的なレベルでやってのける、それも毎回毎回、どの舞台でも完璧にこなせるという稀有なダンサーもいますけれども(まあたとえば、ギエムとかね)
そういうことができる人ばかりじゃない。
どんなに経験を積んだベテランだって、不調のときもあるし。
でも舞台で表現することを生業としている人は、そういう一瞬の奇跡のようなひと時を味わうために、日々努力していると思うんですよね。


そういう、素晴らしいひととき、表現者とこちらが一体になれるような喜ばしいことが、
これからも、田中さんと私たち観客の間でたくさん起きるといいなー、って思います。

わたしが観に行った日は、水曜日の夜。
普通の会社勤めの人は、仕事を終えて疲れた体で直行という人も多かったと思うんですよ。
だからやっぱり、そういうときは、しかたないなあという反応、、、
ちょっと眠い目をこすりつつ、がんばって観ている、感じの人がかなりいました。
(わたし、サイドの席だったから、けっこうほかの人が視界に入っちゃうんですよね・苦笑)
白の組曲って、日本では上演機会少ないですし、慣れ親しんだメロディーでない分、見るポイントを知らない人も大勢いるわけで。
加えてあの白と黒の世界ですから。
「寝ちゃいけない。。。。」と思ってはいるのでしょうが、頭が垂れてくる人が、、、、

でも、そこでも正直な反応と言いますか、田中さんのときは「わぁ!」って感じに盛り上がっていましたからねー。拍手の大きさも全然違ったしねぇ。


余談ですが、わたしが、バレエに関わらず、眠気を催したときに取る方法として。。
きょろきょろするってのも、割と効果ありますね。
やはり人間、一点に集中するには、せいぜい15分~20分が限度です。
特に白いバレエなんかは結構大変。
(授業中黒板ずっと見てると眠くなるでしょ)
ま、お目当てのためには、「驚異的な集中力」を発揮できますけどね、ファンというものは。

大切な会議中にあんましきょろきょろするのは、目立ちますが、ほどほどにいろんなものを見るのは、
眠気防止には効果あると思います。


舞台後半あたりから、みんな身体が動いてきてるな、という感じだったから、フィナーレのときは「この雰囲気が最初からあればなあ」ともったいなく思いました。



「マノン」より第一幕(寝室)のパ・ド・ドゥ
音楽:ジュール・マスネ
振付:ケネス・マクミラン

シルヴィ・ギエム、マッシモ・ムッル

お客さんは正直というか。
田中さんのときも若干盛り上がったと思ったのですが、
やっぱ、、、オフになってた人多かったんだな、と。
だって、このマノンで一気にお目目を覚ました人、かなり多かったんじゃないでしょうか(笑)
それくらい、客席の反応がけた違いだったわね。


やー、しかし、ギエムはすごいや。
都ちゃんとはまた違った意味で、若返りの薬でも飲んでるんじゃないか?と思ってしまいます。
今まで一度だって「あれ?今なんかおかしかった?」みたいなことに遭遇したことないもんなあ。
永遠に踊り続けていられるんじゃなかろうか。
凄すぎる。
いったい全体、これだけのものを持続していくのに、どれほどの努力をしているんでしょう。
尊敬しちゃいますね。

ま。なんだ、その。これだけ利発なら、彼女の手腕で上手いこと逃げおおせちゃえるんじゃないか?と思わなくもないですけども。
高級娼婦って感じではないしね。高級は高級だけども。
若い神学生があこがれてクラクラしちゃう魅力は存分にありますが、
その神学生のムッルが、思いのほか、濃くないというか。
地味じゃないんだけども、わりとさっぱりめ?

まあでも、踊りのレベルとしては、全然文句のつけようはないです。
ハラショー。
欲を言えば、もう少しドキドキしたかったなあと。

ムッルがさわやかだからなのかなあ。うーむ。これまででムッルでドキドキしたのって、
コルプと一緒に踊ったプルーストだったかもしれません。
うん、あれは、よかった。


てなことはどうでもいい。


沼地ではなく、こっちのパ・ド・ドゥを持ってきたのは、破滅的な悲劇場面より、HOPE JAPANに合ってるからなんでしょうかねぇ。

あと1回くらい、、、ギエムで「マノン」全幕観ておきたいけれども、そういうチャンスはめぐってくるかどうかわからないですね。ギエムも自身のキャリアが終盤だということは重々承知しているだろうから、新作を含めて、「その時踊るべきもの」「踊っておきたいもの」を考えているだろうし。




「スプリング・アンド・フォール」よりパ・ド・ドゥ
音楽:アントーニン・ドボルジャーク
振付:ジョン・ノイマイヤー

吉岡美佳、高岸直樹

美佳さんを観てたら、涙がじんわり出てきちゃいました。
美しくて儚くてうっとり。
でも決してそれは悲しい涙じゃないんです。むしろ喜びの涙と言いますか。
天使やら妖精やら、天女のようでもあり。
可憐な少女のようでもあり。
高岸さんも、なんとなく、美佳さんとの方向性は違うような気はしましたけれども、
あれはあれで、高岸さんらしいというか。
良かったんじゃないかなあ。

それよりも、高岸さんて、もっとぎすぎすしていたイメージなのですが、ちょっと太った?
ダンサーというより、指導者へとシフトしていく難しい時期なのかなあ。

あー、それにしても、ノイマイヤーの作品って、美しいですねぇ。





第2部
「田園の出来事」

音楽:フレデリック・ショパン
振付:フレデリック・アシュトン

ナターリヤ:シルヴィ・ギエム
ベリヤエフ(家庭教師):マッシモ・ムッル
ラキティン:後藤晴雄
ヴェラ(養女):小出領子
コーリア(息子): 松下裕次
イスライエフ:アンソニー・ダウエル
カーチャ(メイド):奈良春夏
マトヴェイ(従僕):永田雄大

指揮: アレクサンダー・イングラム
ピアノ: ケイト・シップウェイ
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団



あれー?と思ったのは、プログラムに載ってた領子さんのヴェラの写真。
金髪の鬘。。。。

んんんんんん?そうでしたっけ???????
うーん、覚えてないなあ。地毛だったと思ったんですが。

前回観たときもギエムが領子さんを平手打ちする場面の迫力(というか緊迫感)はなかなかのものでしたが、今回も素晴らしい場面でした。

わたしがAプロとBプロ両方選んだのは、ひとえにこの「田園の出来事」が入っていたからです。
「マルグリットとアルマン」でも、、、、まあ、買ったかもしれませんが、
「田園の出来事」のナターリアを踊ってる・演じているギエムが大好きなんですよね~。
貞淑なよろめく(というか、よろめきかける?)人妻がすごく似合うし。
美しいんですが。
それよりも、かわいいし。
チャーミングなんだよなー。
そう、かわいいんですよ、もう、めちゃ可愛いのさ。
こう、経験を積んだバレリーナって、若い時よりなぜか愛らしくなってくるんですよねえ。
人間国宝クラスの70代80代の、歌舞伎の女形の童女が若い人が演じるより、ほんとの童女みたいに見えるのと似ているような。

もうこの先、彼女以外のナターリアは、観られないと思います、わたし。
(って、前回観たときも、そう書いたかな・笑
だって、と~ってもすばらしいんですもの~~~~~~~~)
演技と踊りが混然一体となっていて、芸術的で。。。。
感動しました。



ほんと、よくぞこれを今回の演目に選んでくれたなあと、感謝しています。
ギエムも日本人の好みを分かっているといいますか。
たぶん、前回踊ったときの反応とかで、再演の声が高いのは知っていただろうし。
ありがたやありがたや。


松下くんの小道具の扱いはおみごとでしたねぇ。ボールも凧も自在に操っていて。
領子さんがわりとポーンと好き勝手に投げたボールも上手くキャッチしてたし。
ムッルに言いくるめられちゃうところもかわいい。

領子さんは、白の組曲より断然こっちのほうがよかったです。
初役のときの可憐な瑞々しさも捨てがたいですが、今回の「大人になりかけた恋する女」っぽさもよかったです。それにしても、前回の金髪の記憶は全くかけらもない・・・・不思議だ。


後藤さんは、ムッルの胸の花をつついて「ったく、もちっとうまくやれよ」みたいな突っ込み具合がなんともグー。同類だけに、「ああああああもう、なにやってんだよぅぅぅぅぅ」みたいな頭くしゃくしゃしちゃう気分がよく出ていて面白かったです。


うーん、今はとりあえずこんな感じかなー。

また思い出したら付け加えます~。







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