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2012年2月26日 Peter Barakan and Morgan Fisher 

昨日はピーター・バラカンの「音を見る。アートを遊ぶ。」
第5回 「現代音楽をあそぶ」というイベントに行ってきました!

2月26日は亡くなった父親の誕生日なのですが、できるだけこの日は「何か思い出に残ることをするようにしたいな~」と思っています。
仕事に当たっていたら仕方ないのですが、休日だったらなるべく。。。

たまたま市の広報誌を読んでいたら「なぬ?あのピーター・バラカンが静岡に来るの?」と目に留まり、
しかも仕事が休みの日だったので、さっそく申し込み。当たればラッキー、当たらなかったら契丹展に行けばいいや、と思っていましたが、当たりました。良かった良かった♪
(でも知らなかった。。。。このシリーズもう5回目なのね。なんてこった!次からは見逃さないようにしよう!)

けっこうラジオっ子だったので、ピーター・バラカンさんは憧れの人です。
あの涼しげなまなざしと穏やかな語り口、そんでもって、けっこうずけずけ辛口のコメントも面白くて大好きです。

モーガン・フィッシャーさんは、著名なキーボード奏者、作曲家ですが、最近だと日本のCMをバンバン手がけているイメージがありますね。
彼のCM曲を何曲かかけてくれましたが、わたしはあんまりテレビを観なくなってしまって、、、残念ながらよくわからず、、、
ただ、真央ちゃんの出ていた「アジエンス」のCMの曲は一発でわかりました(苦笑)。こんなところでスケオタっぷりが役に立つとは。
原宿駅が真央ちゃんのポスターで埋め尽くされていたころを懐かしく思い出しちゃったよ。
あとは日産やNTTの曲とかいろいろかけてくれました。


葵タワーに移った『静岡市美術館』。実はまだワタクシ、この美術館へは行ったことがありません。
(サウスポットにあるときはやたらとお世話になったのに)
今回は美術館フロアにある、多目的室で開催。

15:00~17:00までの予定時間でしたが、結局終わったのは17:30近くだったかな?
現代音楽をテーマにピーターさんとモーガンさんのトークイベントで、最後はモーガンさんの即興ライヴパフォーマンス!
と~っても楽しいひとときでした。

モーガンさんが自分で用意してきてくれた資料映像・音源を紹介するのを、ピーターさんが補足説明していく構成です。
ものすごくたくさんの資料を用意してきてくれたのですが、全然時間が足りなくて、全部は紹介しきれなかったもよう。

「現代音楽」がテーマだけども、進行役がピーター・バラカンで、ゲストがモーガン・フィッシャーだから、いわゆる「クラシック音楽にカテゴライズされるような作曲家」は紹介されないだろうなぁ、、、、、
そうすっと、ほんとに、わたしが知らない作曲家が多いだろうな、こりゃ楽しみだ~、と出かけて行ったわけです。

こう、わたしが頭に浮かべる「現代音楽家」っていうと、
時代とかバラバラですが、
武満徹、黛敏郎、芥川也寸志、伊福部昭、レナード・バーンスタイン、アルフレート・シュニトケ、アルバン・ベルク、シェーンベルグ、ピエール・ブーレーズ、シュトックハウゼン、かなあ。

ブロッホ、エネスコ、ストラヴィンスキー、コダーイ、バルトーク、シマノフスキ、ミヨー、プロイコフィエフ、ロドリーゴ、ガーシュイン、ブリテン、ヒンデミット、オルフ、ギーゼキング、グロフェ、ショスタコーヴィチ、ハチャトゥリアンは、、、「現代音楽ぅ!」じゃないような、、、、既に古典っちゅうか、近代というか、、、。

しかしそうすっと、シチェドリンやカレン・ハチャトゥリアンは現代音楽?ペルトも入るかな。

ニーノ・ロータやバーナード・ハーマン、フランツ・ワックスマンなんかは現代音楽のくくりでいいのだろうか?ション・ウィリアムスや三枝さんや教授やダニー・エルフマンとかどうなるんだ?喜太郎は?


んなこといったら、最近の人は全部現代音楽だよなー。







ええと、メモとってこなかったので、記憶が既に曖昧ですが、
昨日のイベントで紹介されたのは主にミニマル・ミュージック的な分野の人が多かったかな?
(あんまり詳しくないからなにしろわかんない・苦笑)

エリック・サティ自身が映っている映像に、モーガンさんがいろいろなジムノペティの演奏(あまり原曲どおりではなく、独自のアレンジをほどこしてあるもの。モーガンさんのものも含めて)をコラージュした映像からスタートしました。
あ、その前に、宿題の答えと、モーガンさんのプロフィールやCM曲のいくつかが紹介されました。
宿題の答えはフランシス・ベーコンの「ニュー・アトランティス」(1647年著)の1節でした。
(昔読んだっきりでしたが、また読み直そうと思います)


エリック・サティ、ジョン・ケージ、バルトーク・ベーラ、シュトックハウゼン、テリー・ライリー、
スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラス、ペンギン・カフェ・オーケストラ、ザ・チーフタンズ、
ショーン・オリアダ、ロリー・アンダーソン、、、、、モーガンさんの関わってるミニチュアズとか。
ええと、もっともっと挙げてくれたはずですが、、、わかんなくなっちゃった。すいません、メモしてくればよかったよ!残念!順番もバラバラです。


印象的だったのは・・・
・バルトークがハンガリー・フォークを蝋管蓄音機に録音している写真。
東ヨーロッパのフォークの紹介のくだりではやはり、民族音楽好きにはたまらない!血が騒ぐっていうんでしょうか、ワクワクしちゃいました。
・バルトークのところで、バーナード・ハーマンの「サイコ」が紹介されていましたね。
・シュトックハウゼンの影響が大きいビートルズの楽曲や(サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド。ジャケットにもシュトックハウゼンのお顔が!)、アルバム「リボルバー」の中の"Tomorrow Never Knows" はスティーヴ・ライヒのテープ・ループやドラミングの影響についてのお話。
・ジョン・ケージがボルトやねじをピアノにはめて新たな音を作っていく映像
・ローリー・アンダーソンの「オー・スーパーマン」の映像や、彼女のオリジナル楽器についての話、モーガンさんが聴きにいった最近の来日コンサートでのエピソード。
・ペンギン・カフェ・オーケストラ!わたし好きだったのよね~。
・ブライアン・イーノの名前も何度も出てきました


私個人の好みに合うのはやっぱり、バルトークですかね。
アイリッシュ音楽のショーン・オリアダやチーフタンズも「血が騒ぐ」から、アルバム買ってみようかな~。
それよりもデヴィッド・ボウイの「Low」や「Heroes」をオーケストラ編曲したフィリップ・グラスのアルバムが先かな!
ロリー・アンダーソンも是非ライヴ行ってみたいです。
再生ヘッドをつけた弓や、レコード針をつけた弓で弾くなんて発想、素晴らしすぎますよ!

再生ヘッドなんて、最近の若い子はわかるのかしらねぇ。まあ、昨日のイベントに来ていた人は、平均年齢高かったから、そこらへん全く問題なしでしたが。



モーガンさんの即興演奏の間、彼のライトペイント?そういうものが投影されていたのですが、
あの鰹節というかカンナくずのような光の帯はなにを表しているのかな~(だって鰹節に見えるんだよ、ほんとに・苦笑)
鰹節ばっかりじゃなくって、もっとキラキラ~っとしたのもあるのですが、鰹節のインパクトが強い。
彼が吹いた豆腐屋さんの笛のせいかも・・・
モーガンさんがライトペインティングに目覚めたのはイルミネーションを撮影したときの「手ブレ」がきっかけだったそうです。


モーガンさんのシンセサイザーにもうっとりでした。
わたし、YAMAHAの幼児科のあと、専門コースに進みましたが、そんで、ピアノ1本にしぼっちゃったんだけども、実はエレクトーンの合奏とかめちゃめちゃ興味あったのよね~。
お教室にあるエレクトーンてさ、ものっすごくたくさんたくさんたくさんボタンがついててねぇ。
いろんな音が出せてさー、うっとりだったのよね。
あれいくらくらいするんだろう。。。。(高そうだ)欲しいなあ。
今はあんなの買わなくても、ちょとしたキーボードでいろんな音作れるんだろうけども、あのボタンやレバーやペダルがいっぱい付いてる、アレがいいんだよ!


いろいろな曲紹介の最後はジョン・ケージの「4分33秒」を聴いて(と言っても、33秒くらい・笑)〆。
そしてモーガンさんの即興演奏、それから物品購入者対象のサイン会でした。

いつもと違うかばんで、小銭入れしか持ってなかったから何も買えずにサインはいただけず。

というか、もう、一目散で家に帰って、バルトークや、ブルガリア民謡や、デヴィッド・ボウイのベルリン三部作やらが聴きたくてたまらなくなっちゃったのがほんと。
自転車飛ばして帰りましたよ。

あー、音楽っていいなあ。


で、昨日さんざんバルトークと「ロウ」と「ヒーローズ」を聴きまくったので、今日は仕事から帰ってからベートーヴェン聴いてました。人生バランスって大事よね。
(あたしだって、年がら年中ハチャトゥリアーンじゃないんですよ。)

今夜はデヴィッド・ボウイのアルバム、、、何をかけて寝ようかな。
「ダイアモンドの犬」は好きだけども、、、一番好きな「レベルレベル」にたどり着く前に寝ちゃうんだな、これが。

音楽を聴いているときも幸せなのですが、CDやカセットを選んでいるときもなんかウキウキしますよね。
(たぶん人が見たら、ものすごーーーーく、へんな顔してるんだろうな。)



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