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都民芸術フェスティバル~日本バレエ協会「コッペリア」 2015年3月8日 マチネ

ここのところ暖かく、今日なんて暑いくらいだったですけど、つい2、3日前、夜寒いなあと思ったんですよ。

しかしそのまま寝てしまったら、なんと窓が開いてたよ、という。。。。

喉をやられた模様です。

どおりで寒いわけだわ。。。。。まあいいや、明日休みだし~、なんて出勤したら、休みを勘違いしていて、哀しくなってしまいました。
勤務が変更になったとかじゃなくて、単に自分の勘違い。

さてさて、本日はようやくPCに向かう時間がとれましたので、メールチェックしたら、ダンススクエアさんからのお知らせで、先日観た「コッペリア」の舞台写真とレポートのアップデートのご連絡でした。


ダンススクエアさんのサイトはこちらです。

日本バレエ協会「コッペリア」
原振付:アルトゥール・サン=レオン
改訂振付:マリウス・プティパ
復元振付:セルゲイ・ヴィハレフ

音楽:レオ・ドリーブ
指揮:アレクセイ・バクラン
演奏:東京ニューシティ管弦楽団

芸術監督:薄井憲二
バレエ・ミストレス:鈴木未央、伊藤範子、川喜多宣子
照明:五十嵐正夫
衣裳・装置協力:NBAバレエ団
舞台監督:森岡 肇
制作担当:金田和洋
制作補佐:前田藤絵、江崎由美
マネージメント/インターミューズ・トーキョウ

出演
スワニルダ: 法村珠里
フランツ: 浅田良和

コッペリア: 伊藤名南子
コッペリウス: 本田実男
神父: 柴田英悟

スワニルダの友人:小泉 菜摘 小林 旺世 菊地 結子 斎藤ジュン 鮫嶋 美里 田口 諒美 中村ひかる 新田 春保

マズルカ:
 ソリスト;小岩井香里 小笠原一真
 アンサンブル;
宇土恵 大久保波季 葛西仁黎花 菊池裕香 佐藤愛美 塩山紗也加 
鈴木若菜 原田貴子  東葉子 福永桃子 宮崎知美 吉原夏紀 
五十嵐耕司 石井滉太 市橋万樹  奥野浩行 佐藤祐基 澤井秀幸 
関根清 廣瀬陽  細谷森 宮川新大 宮澤良輔 山内健司

チャルダッシュ:
 ソリスト;小林由枝 奥田慎也
 アンサンブル;
市川忍 宇高梨那 大塚彩音 久保田澄佳 柴田良子 市橋万里子 
田中里奈  濱田梓 松井薫 宮川果穂 山村練 渡辺花菜
市橋万樹 沖田貴士 奥野浩行 オリバー・ホークス 小山憲 佐藤祐基 
関根清 長瀬智 廣瀬陽 宮川新大 宮澤良輔 山内健司

村人たち 蟹江あずさ  鹿子みづき


2幕;
中国人形: 近江谷あか音
アラビア人形: 葛西仁黎花
道化人形: 蟹江あずさ
天文学者人形: 鹿子みづき
スペイン人形: 佐藤菜穂子
手品師人形: 中島まい
スコットランド人形: 山村練
甲冑騎士人形: 伊藤巽之 松原史宣

3幕;
領主: 関口武
時の神様: 田中英幸
天使: 須田優花 建部水希 橋本咲希 長谷川侑美 古瀬望 吉田陽夏

時のワルツ:
 朝; 菊池祐香 清水美帆 寺坂史織 永井絵麻 宮川果穂 渡辺幸
 昼; 石川千笑 大塚彩音 北原佑希子 染谷知香 日疋暖子 平子麻梨絵 
 夕; 出雲加奈子 大川真紗子 梶川りり 塩山紗也加 松井薫 皆川めぐみ
 夜; 菅麻衣子 鈴木綾乃 鈴木若菜 名木田弓音 濱田梓 宮崎知美

曙の踊り: 副智美
祈りの踊り: 榎本祥子
仕事の踊り:
 ソリスト; 木下真希
 アンサンブル;細野友美 佐藤優美 高橋静香 新田春保
結婚の踊り:
 ソリスト; 小原麻衣  澤井秀幸
 アンサンブル;
佐藤菜穂子 中島まい 鳴瀬亜依 山口千尋
沖田貴士 奥野浩行 鳴瀬陽 吉田邑那

辻楽師: 石井滉太 細谷森

戦いの踊り:(※振付:安達哲治)
 ソリスト; 小山憲
 アンサンブル;佐藤祐基 オリバー・ホークス  市橋万樹 宮川新大

フォーリーの踊り: 戸田有紀

村人たち: 葛西仁黎花 蟹江あずさ 鹿子みづき 山村練 渡辺花菜

ワタクシが観たのは3回公演のうち、2日目のマチネ。
それもチケットプレゼントでいただいたという。。。。ありがたやありがたや。
何故この日にしたかというと、下村さん&芳賀くんコンビはそりゃー、いいだろう、是非とも観たいぜ!でしたが、お仕事だったので無理。

8日が休みだったので、さてどちらに応募しようかなと思い、、、橋本くんは観たことあるし、志賀さんも、好きなバレリーナなのですが、どうせなら、全く観たことのない組み合わせである、法村&浅田主演日がいいかなー、って思ったのです。

それに、ソワレなんて観てしまったら、ヴィハレフ会いたさに、うかれて出待ちなんぞやってしまいそうで、いかんいかんいかんぞう~~~~、大人しく帰るぞ、(何しろ決算月だから、仕事頑張らなくちゃならんのよ・苦笑)、、、

で、昼間のチケットプレゼントに申し込んだ次第です。



コッペリアの法村さんはワガノワ系だと思ってたら、モスクワバレエ学校へ行った方なのですね。法村さんちはみなさんワガノワだと思ってたので、なんか面白いです。
フランツの浅田くんはKバレエにいた時に観たかどうかも覚えていないという、、覚えていないということは、たぶん観てないんだろうな。


法村さんも浅田くんも純朴さがチャーミングでした。お二人ともそれぞれのテクニックはとても素敵でしたが、グランパ・ド・ドゥで一か所だけ怖い所があったのだけが残念かなー。

コッペリウスの桝竹さんはとても素晴らしかった。上手いなあ。このバージョンでは、人形コッペリアに奇跡が起こることはないのですが、このコッペリウスには幸せが訪れるといいなと願います。素敵でした!


日本バレエ協会の公演はこれまで数回観ています。チケプレ当選というのもあったし、一昨年みたいに「サニーとシヴァですと!!!!」と色めき立ってお出かけしたこともありました。
だいだい同一演目を3回ほど公演するパターンですが、全てを観ているわけではないのでこう言ってしまうのもなんですけども、どうしても合同公演のさがと言いますか、一緒にいっぺんにリハーサルする機会が少ないせいもあって、コール・ドは場面ごとにぶつ切り感が否めない印象でした。
場面場面のみなさんはもちろん揃ってるし、綺麗なんですけどね。
だからこれまで、主役とかソリストクラスの踊りを楽しむとか、ああ、あのバレエ団のあの人があそこにいる~、みたいな感じで観賞していました。

ですが!

この「コッペリア」は、ソリストさんたちの踊りも素晴らしかったんですけども、なによりもコール・ドの踊りに感動してしまいました。
これは高い席から観たってのもあるかもしれませんが、3幕の「時のワルツ」や「時の踊り」、カラフルな衣装で4色(朝・昼・夕・夜)に分かれていて、最初はちょっとびっくりするくらいきつく感じたあのカラフルなお衣装のダンサー達のフォーメーションが、、、素敵で美しくてね、、、良かったなあ。


改めて「プティパのバレエって、コール・ド・バレエこそ真髄があるんだな」って思いました。


レポートでも触れられていますが、復活蘇演を担当したヴィハレフと補佐をしたミストレスの鈴木未央さんの力は大きいと思います。そして振付・演出の意図をくみ取って体現したダンサーに拍手です。

たった3回の公演なのが勿体ない。





普段見慣れているの、、というと圧倒的に回数ではライト版が多いワタクシですが、この復刻版だと、1幕のマズルカとチャルダッシュは村人が踊る演出、、っぽいのかな?旅芸人バージョンではなくて。(それにしちゃー、村人の衣装ではないけども)
復刻版だとノヴォシヴィルスクのは観ていませんが、ボリショイがたしかレパートリーに入れていましたよね。
今度見直してみよう。


それにしてもマズルカとチャルダッシュって、どうしてこんなに楽しいのかしら・笑

血が騒ぎますねー。

スワニルダとフランツのやりとり、捕まえた蝶々を帽子の飾りにする振付とかありましたっけ?
あとは、スワニルダのお友達って、8人もいたかなー、とか。(これはあれよね、予算やバレエ団の規模とか人数の都合で6人とか5人とか変わってくるだろうし)
戦いの踊りは安達さんの振付らしいですけども、ギリシャとかスパルタちっくな衣装なのはこれはどこから着想したものなのかなー。

3幕のグラン・パ・ド・ドゥ(平和の踊りはアダージオ~フォーリーのヴァリエーション~フランツのヴァリエーション~スワニルダのヴァリエーション~コーダという形で、女性ソリストの踊りが追加されていました。フォーリーとは直訳すると「愚かな」「馬鹿げた」という意味になるそうですが、『盲目的な一途な愛』という意味でとらえられているそうです。

あとは2幕でスワニルダが何度もコッペリウスの魔道書の上にのる振付も面白かったです。

再演があったら是非観に行きたいと思います。
プティ版もライト版も大好きですが、こちらもお気に入りになりました。公演を観に行ってほんとによかったです!!!


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