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ボヘミアン・ラプソディ と 桜えびコロッケバーガー
さくらももこさんのマンホールにおはようを。
昨日水曜日は新静岡セノバのシネシティ・ザートのルルカデーで1100円で映画を見られる日。
ちょうどお休みだったので、「ボヘミアン・ラプソディ」を見てきました!
泣いてしまった。
ものすごく感動したというわけではなく、この映画を世紀の大傑作だとか、歴史に残る名作、とは決して思いません。
感動するにしろ、打ちのめされるにしろ、心をえぐられるにしろ、、、そういうテのクイーン関連の書籍やらドキュメンタリーやらは、もうフレディの死後にたくさん出ていて、その中でも「こんなんあかんやろ」もあれば「凄いわ、これは凄い、よくここまで描けたな。。」と感心するもの、いっぱいあります。
あとから作るものはとてもプレッシャーで大変だと思います。
個人的には、伝記映画云々とか、クイーンやフレディをモチーフにしたものの中で好きなものはベジャール・バレエの「バレエ・フォー・ライフ」とそして、フレディ・マーキュリー追悼コンサートのDVDです。
(あ、もちろん、クイーンそのものの映像にはかないませんがね)
もちろん人によって思いはさまざまだし、バレエ・フォー・ライフを見て「こんなん、ちゃうやろ」という人もいるでしょう。
ああ、ベジャール・バレエ、、、またこれやってくれないかな。
私は1971年生まれなので、洋楽好きな両親がクイーンのことも好きでよく聴いていたとはいえ、小学校高学年、中学くらいでさあ、自分で積極的に音楽を聴くようになったころはというと、クイーンはめちゃくちゃレジェンダリーなバンド、ではなく、なんだろうなあ、そりゃ、人気はありましたよ、ええ。でもな、ロックでポップですごく実力もあって、でもなんだかさ、イロモノ的な部分もあって、ケッタイな人たちだな~、って思っていました。
そんなに「クイーンさまさま!」ではなかったと思う。
ただ、プリンスが「まちがえてレコード屋でジャケットを手に持ったら、ちょっと後ろへ隠すかも」という感じのイロモノだとしたら(あ、わたし、プリンスもクイーンも好きですよ)
クイーンの場合は明るいイロモノというか。
なにしろ、フレディが、タンクトップにピチピチパンツのスーパーマリオかルイジか、みたいなヴィジュアルで、でもすんごい歌声でなにもかもをなぎ倒してくれて、なんですかねえ、どう考えてもギャグみたいな恰好なのに太陽みたいでさ、もう、フレディはフレディでいいんだよねぇ。。。って気持ちにさせてくれる人でした。
ま、母なんかは、長髪だったころのフレディが好きだったから、タンクトップピチピチパンツ、短髪になってしまって以降は、「残された希望はロジャーだけ」という感じでしたが。
私はロジャーとジョンが大好きだったので、フレディの見た目はどうでもいいというか、いいんですよ、あの声が全てですわー。。。
いや、大人になった今だから、思えるんですけども、フレディの足の長さとか、あのプリッケツ(ごめんなさい)、、今回の映画で一番クイーンのメンバーに似ていなかったのは、フレディ役だけでしたが、あのお尻を再現するのは無理でしょう。お尻選手権でキャスティングするわけにはいかなかったでしょうし。
クイーンのメンバーの再現率としては、ジョンがとてもよく似ていましたね、まさかあれが、ジョゼフ・マゼッロ、推定無罪やジュラシックの子役さんが、ジョンになるとは、びっくりでした。
ブライアンもよく似ていたというか、ブライアンがヴォーカリストを見る仕草、、、フレディのことにしろ、ほかのアーティストとステージに立つにしろ、そうそう、、そういう感じでヴォーカルを見るんだよね、、、って少し目頭が熱くなりました。
ロジャー役はもう、可愛いの一言です。
私の中では、この映画のヒロインはロジャーでした。
ツアーバスで女の子両脇に抱えていても、女装PVでも、ロジャーが一番キャッキャうふふで可愛かったです。
フレディ役は似ている似ていないはさておき、演技が素敵だと思いましたが、メアリーとのすれ違っていく場面、窓越しのワイングラスのところ、メアリーからボーイフレンドを紹介された時の絶望感、、、とても悲しい場面ですが、心打たれました。それから新作のインタビューではなく、自らのセクシャリティや出自についての質問攻めで心を傷つけられる場面もフレディが可哀そうで可哀そうで、ほかのメンバーのように家族がいない孤独なフレディの姿に涙しました。
あ、それよりも、一番似ていないなあというか、ま、しょんないですが、ボブ・ゲルドフですわよん。うん、そりゃ、しゃーないけど、ボブ好きとしてはもすこし似せてほしかったぜ。
映画本編のつくりは、まあちょっと薄っぺらい、、浅い、いいとこだけ書いていると思います。
妥協して、なるべくマイナス面は取り入れていないというか、、、本当なら暗部や闇、メンバーとの確執、生活が乱れて行くさま、セクシャリティやエイズの問題、何よりもフレディが抱えている孤独を描く手法としてはメアリーとの場面に多くを割いて、それでよしとしているっていう感じ。
ほんとうは乱痴気パーティとか、ポールとの関係とか、メンバーとの溝とか、観ていていやになる部分について踏み込むべきではあるでしょう。
誰も悪役はいない、さらっとあっさり描いている作品です。あと、時系列的にちょっと「あれ?そうだっけ?」みたいなのもあるんですが、そういう重箱の隅つつくのもなし。
だからといって、じゃあダメなのかというわけじゃなく、クイーンの、というかフレディ入門編としては、ちょうどいいんじゃないかなと思います。
誰のことも極力傷つけない、あたりさわりのない内容になっているので、万人受けかなと。
絵本で言えば、10人中9.5人までは楽しめる内容ではないでしょうか?
それが難易度が低いからあかんとか、すくない限られた人にしか伝わらないから逆にすごいとか、そういうことじゃなくてね。
わたしくらいの年代だとぎりぎりライヴエイドをテレビで見ていますが、この映画をきっかけに、クイーンの音楽や、ライヴエイドの映像に触れてくれるひとがまた増えたらいいなと思います。
ライヴエイドの再現率も良かったですが、あれね、きれいな映像で見るより、ちょっと昔の、デジタルじゃない頃のテレビで見ていたから、「これじゃーない」感もあるんですよ。
でも観客との一体感がすごいあの場面とか見ちゃうと、涙が出てくるんだな。
映画本編が終わり、エンドロールのドント・ストップ・ミー・ナウからが、フレディ本人その他の方のお姿が拝めます。
ショウ・マスト・ゴー・オンではもう涙じょんじょろ。
その選曲は反則じゃろうて。
ルルカ・カードデイだったので、あさイチの回でもかなり人が入っていました。
客電がついてい、みんなお互いの涙を見てみぬふり、ちょっと無言で、、という雰囲気の中、さあ、帰ろうかとおもったらば、、、静かな音量で流れている客出しのBGMがアンダー・プレッシャーじゃございませんか!
ここでまたもや涙腺崩壊です。
なんでさ、なんでここでかけるんよ、、、
ボウイが亡くなった哀しみにまたどっぷりで。
さらに、ああ、この曲を、ボウイとアニー・レノックスがフレディ追悼コンサートで歌ったんだよな、その時のリハで、ジョージ・マイケルが口ずさんでる映像がよかったよな、、てか、ジョージももう。。。
わたし、優れたヴォーカリスト、、しかも、フレディっぽいタイプだとしたらば、それってジョージがとても近かったと思うんですよね。。。。。
ということで、帰り路はクイーンのアルバムを聴きながら自転車をこぎ、セノバ店ではなく、現在の仮住まいに近い、竜南店のモスへ寄って。。アンダー・プレッシャーを聴き、桜えびコロッケバーガーを待ちます。
12月、年内いっぱい、静岡県内のみ復活中。
ゆるくダイエット継続中ですので、味わって食べました~。
うーん、年内に40キロ台キープを達成できますでしょうか。
食べないでダイエットではなく、そうするとじゃ食べたら戻っちゃうんじゃ、意味がないのでね、時々たくさん食べる日(おつきあいの宴会とか、親類縁者との集まりとか、会社の旅行とか、単におやつの日とか)があっても、キープできるようにするのが課題です。
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