ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

しゅうちゃんは野球が好き。野球だけが好き。

2015-02-08 22:17:56 | Weblog
嵐山にしゅうちゃんが来たら、庭でキャッチボールをしようと思っていたのに・・・やるの忘れた。ショック。
しゅうちゃんは野球が上手。野球が上手っていうよりも、野球しか出来ない。野球バカ。バカ。
サッカーとか、絶対に出来ない。うそ?っていうくらいに出来ない。驚く。
前にサッカーボールを蹴らせてみたら、サッカーボールにクンフーキックを食らわせていた。サッカーボールにクンフーキックとはどんなキックなのかというと、サッカーボールを地面にめり込ませるようなキックのこと。ただ蹴るだけなのに、それが出来ない。なんでサッカーボールにザ親の仇クンフーキックを食らわすのか・・・なんでって・・・それは・・・野球バカだから。バカだから。

昔、朝、仕事が終わったあと、野球をやっていた。仕事場の近所の公園で。
数人から始めた野球も、しゅうちゃんが誰も彼もを誘うもんだから、瞬く間に10人以上なった。元高校球児とかもいた。
僕の楽しみは、しゅうちゃんに「高く投げて高く投げて!」とせがみ、高く投げてもらう。それを取るのだが、しゅうちゃんが本気で投げると、球は遥か頭上まで飛んでいき豆粒のようになる。それがヒューっと音を立てながら落ちてくる。結構怖い。ポトっと落とす。
「もう一回投げてもう一回投げて!」と、僕はしゅうちゃんにまとわりつくという、お父さんと子供みたいなことをやっていた。

おだちゃんは、しゅうちゃんに無理矢理キャッチャーミットを買わされた。なんでキャッチャーミットかっていうと、おだちゃんは北海道が誇る豆タンク、体重0.1トンの男と言われていたからだよ。つまり、太っていたから。太っていたらキャッチャーをやらされるっていうのは、男子の中では永遠の不文律。ミットだけじゃなくて、マスクも買わされていたらような気がするな。

おだちゃんは当時人見知りで、一番若く、小僧のような扱いだったので、僕はキャッチャーの練習だ!10本取るまで帰らせないぞ!と言って、フェンスの前におだちゃんを立たせ、結構近い距離からバットで思い切り球を打って取らせる(ほとんど取れない)という、ノックという名のすごく面白い遊びをやったりしていた。

ある時、しゅうちゃんが僕に言った。
「おだっちも野球が楽しいんだな」

なんで?と僕は聞く。するとしゅうちゃんは
「だって、しんぐからひどいノック攻撃をされるのに、毎日野球をしに来るもんな」


話は変わって、しゅうちゃんが来るから水曜の夜に来られる?とおだちゃんにメールをしたらこんな返事返ってきた。
「今生の別れになるかもしれないから、行かせてもらいます」

そわなわけで、おだちゃんと合流するべく、エムケイ、まこ、しゅうちゃんと僕の四人は車に乗って焼肉屋へ向かうのであった。