ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

しゅうちゃんは廃墟の住人。

2015-02-06 21:36:58 | Weblog
しゅうちゃんは昨日の夕方に帰ってしまった。新幹線に乗って。遠い遠い北国へ。
もっと居たらいいんじゃない?としつこく繰り返す僕に、「ダメだ!仕事が忙しいんだ!ミュージカルのオーディションがあるからダメだ!」と、ほんとだか嘘だかわかんない笑えないジョークみたいなことを言っていた。

おとといの話。

新宿歌舞伎町を出てちょっと寄り道をして、電車に乗って嵐山に帰ってきた。

実のところ、しゅうちゃんは怖かったらしい。何が怖かったって、嵐山の僕の家がくそボロだったらどうしようって。半分くらい本気で、テントに住んでいると思っていたらしい。半分以上本気で、崩れかけた廃墟に住んでいると思っていたらしい。
実のところ、だから歌舞伎町のサウナに泊まろうと言ったらしい。そんなボロ屋に泊まりたくないと思っていたらしい。

なんてヤツだ。

ボロ屋だったとしてもいいじゃないか。自分だって、10年前まで、みんなに「昭和の貧乏長屋」と呼ばれるあばら家に住んでいたじゃないか。と、声を大にして言いたい。

それはそれは、ひどくボロい家だった。「今日は廊下の床がズボッと抜けて、足が抜けなくなっちゃってさぁ」とか言っていたじゃないか。家の壁に、家の塀じゃなくて家の壁にペンキで「バカ!」って書かれた。とか言っていたじゃないか。おれ、今だから言うけど、しゅうちゃんの家のトイレには、怖くて入れなかったもんね。

嵐山駅から、ジムニーちゃんを停めてある駅のそばのヤオコーの駐車場まで二人で歩いた。
近道をしようと思ったら道を間違えてちょっとだけ遠回りになってしまった。しゅうちゃんは、下り道なのにゼーゼーハーハー言いながら、遠いじゃねーか!とか、どこが徒歩5分なんだ!とか、絶対道を間違えてるだろ!とか文句を垂れている。うるさい奴だなぁ。
道を間違えたので、通ったことのない道を通る。道端に、今は誰も住んでいない平屋のオンボロ屋敷群の横を通りかかった。もうそれはそれはひどい状態で、軒の屋根が瓦の乗った野地ごと、軒並み落ちている。便所から突き出たカラカラ回る煙突が倒れかかって隣家に突き刺さっている。窓は割れ、壁は剥がれ・・・完全な廃墟。

しゅうちゃんは、その家並みの横を通り過ぎながらこう言った。

「おっ、ここ、おれが住んでいたところみたいだな」

ははは。うけた。

ラーメン二郎ベイビー。

2015-02-05 03:17:02 | Weblog

昼間の歌舞伎町は、場末の商店街のように閑散としている。シャッターは閉まり人影もまばら、歓楽街の装いが剥げ落ちて夜から朝にかけての賑わいが嘘のよう。

そんな偽物みたいな歌舞伎町をしゅうちゃんと歩く。

何食うか?

ブランチだからなぁ・・・軽すぎず、重すぎず・・・がいいよねぇ。

ブランチ?

えっ?ブランチ知らないの?王様のブランチのブランチだよ!

ん?ブランチのランチはランチだから・・・えぇとぉ・・・。

ところで、ゆうべは寝られた?

うん、寝られたけど、お腹が減って目が覚めたよ。

しゅうちゃんの現在の体重は・・・95キロです。おだちゃんよりはるかにでかいなぁ。ちなみに、トラッシュで一緒にやっていた頃は・・・58キロ。二人とも58キロ。信じららな~い。おれも、だいぶ太っちゃったなぁ。

しゅうちゃんは太り過ぎだから、お医者さんに「歩け」と言われている。でも、お医者さんにはこうも言われている。「膝が壊れるから歩きすぎるな」。いやはや、何にしても難しい。

ラーメン二郎デビューです。新宿歌舞伎町店。

しゅうちゃんは大盛り。おれはチャーシュー麺。
スープ美味しい!麺は太麺で美味しい、
ごちそうさまでした。二人とも残してしまいました。ははは。美味しいんだけど、くどいからなぁ。ごめんなさい。

しゅうちゃんとは、起きている間はずーっと喋ってる。こんなに喋り続けていられる間柄っていうのは稀有だと思うよ、僕は。あぁ、楽しい。

歌舞伎町からの手紙。

2015-02-04 02:35:00 | Weblog


ここはどこか?ここは日本一の歓楽街新宿歌舞伎町。
なんでか知らないけど、歌舞伎町のサウナに泊まっています。
なぜかというと、しゅうちゃんが急に「嵐山まで帰るのが面倒になったな。泊まるか。」と言い出したからなわけで、フルフラットにならない、中途半端なリクライニングシートに寝そべって、夜を明かすのであります。

最近読んだ、奥田英朗の「純平、考え直せ!」は新宿歌舞伎町を舞台に繰り広げられるヤーさんの世界を描いたものだったので、歌舞伎町で泊まるのなら、真夜中の歓楽街を堪能しよう!と意気込んで来たのに、しゅうちゃんが「寒いから早くサウナへ行こう」と真顔で言うので、歓楽の世界は全然堪能していません。

雪の積もる福島から来たくせに、新宿が寒いとか・・・意味わかんない。意味がわかんないけど、しゅうちゃんの寒い顔は本物です。

関係ないけど、お風呂は地下3階にあって、ジュース売り場は地下1階にあって、階段を2階分上っただけで、しゅうちゃんが死にそうなくらいゼーゼー言っていて、僕は少し心配になりました。大丈夫かなぁ。

明日は嵐山に帰ります。たぶんね。

落ちてるゴミを見ると思い出す。

2015-02-03 14:18:45 | Weblog
今、電車に乗ってます。池袋でしゅうちゃんと待ち合わせです。
駅の階段を上っている時に、大きなビニール袋が階段の途中に置いてあるのが目に留まりました。
誰もが思うはずです。何が入ってるのかなぁ?って。
でもほとんどの人は、それを開けてみたりはしないのです。なぜなら、怖いから。何か変なものが入ってたら怖いから。でも、もしかしたら一億円が入ってるかもしれないと思っても、猫の屍体や毒ガスが入っていた時のリスクとを天秤にかけて、開けてみたりはしないのです。

もちろん、僕も開けない。なぜなら、怖いから。
大きなビニール袋の横を通りすぎながら、エムケイなら絶対開けるな・・・と。

エムケイはなんでも開けるのです。あの人はすごい。落ちてるものはなんでも確かめる。あの人はすごい。
昔、大宮のデッキの片隅に小さな段ボール箱が置き去りにされていた。
一万人以上が段ボール箱の脇を通り過ぎていく。
エムケイは、段ボール箱を見るなり、あれ何かな?何かな?とソワソワし始める。
やめなよぉ!とか、触らない方がいいよぉ!とか、危ないよぉ!とかそういう声が飛ぶ中、エムケイは段ボールに向かって突っ込んでいく。

一緒にいたみんなは、恐ろしいのでエムケイを置いてそのまま通り過ぎる。

しばらくすると、タッタッタッタという靴音を鳴らしながら、エムケイが小走りで追いついてくる。
「ティッシュだったよ!チェッ!」

エムケイは何を求めているのだろう?
これは、エムケイと一緒にいる限り永遠に付きまとう解けない謎なのである。
エムケイがロマンチストなのは・・・間違いないんだけどね。

メールアドレスが変わりました。

2015-02-02 03:56:09 | Weblog
そもそも、僕のiPhoneは壊れている。ずっと。1年半。
1年半前、夏。我が家の庭でiPhoneで音楽を聴いている時に、壊れた。
衝撃だった。突然音が鳴らなくなった。

これはまずいぞ!と思った。修理せねば!と思った。だって、音が鳴らないということは、電話が掛かってきてもわからないし、朝起きる時の目覚ましも鳴らない。そもそも、音が鳴らない携帯電話を、携帯電話とは呼ばないだろう!と思った。

そして、はや1年半経過。
音が鳴らないまま1年半が経過。
いやね、意外といけるもんだよ、音なんか鳴らなくても。
掛かってきた電話には気づけないし、届いたメールもリアルタイムでは見られないし、音楽も聴けないし、目覚ましにもならない。
実のところ・・・全然平気。

が、しかし。
僕のiPhoneの息の根が止まるのも時間の問題だと思われた。バッテリーは風前の灯火だし、電波は悪いし、なんか・・・いつ壊れてもおかしくない。

そんなわけで、iPhoneが新しくなりました。そんでもって、メールアドレスが変わりました。
二年間はauユーザーになります。初auです。これで三大キャリア制覇です。へへへ。携帯代が、安くなった。

番号はそのまま変わらず。

新しいアドレスは
sing.09086460048@ezweb.ne.jp
ですよ。
もう一個のアドレスは
singxx49@gmail.com
ですよ。

使えなくなったのは
sing.09086460048@softbank.ne.jp

sing.09086460048@i.softbank.jp
ですよ。

LINEはそのまま使えます。

どうぞよろしくお願いします。

岡山ひとでなし伝説。

2015-02-01 05:09:44 | Weblog
大洗海岸に海水浴に来る人の刺青入ってる率は・・・約60パーセント。実に、波打際でパチャパチャしている5人に3人が刺青を入れている。実に、怖いのだ。

岡山県出身のモンモンさん曰く、岡山県民の9割はひとでなしじゃけーのー。つまり、岡山県民は10人に9人はひとでなし。実に怖いのである。その話を聞いた自衛隊出身の青年が、モンモンさんに言う。「僕は岡山に行った時に、すごく親切にされました!」。モンモンさんは言う。「1割にあたったんじゃのー。運が良かったのー」
モンモンさんはなんでモンモンさんというのかと言うと、背中にでっかい紋紋を背負っているからである。つまり、刺青が入っているからモンモンさんと呼ばれる。という。
まぁ、実に怖いのだが、モンモンさんは日本で50本の指に入るくらい優しくていい人だと僕は思う。

タトゥーやら刺青のの話をしちゃってね、何事だと。
いやね、これはMRIの話なんですよ。

タトゥーや刺青が彫ってあると、MRIの検査が受けられないって、知ってた?
タトゥーを彫っている人がMRIを受ける時には、事前にタトゥーを消したりするらしいよ。知ってた?

てことはさぁ、やーさんとか、どうするんだろうか?全身に入れちゃっている人とかいるじゃない。某親方の義理の兄貴は、スキンヘッドの頭から足の爪の先まで刺青が入ってたりするのだよ。やーさんは、MRIを受けないのだろうか?

そんなことを考えながら、MRIの検査の前の説明を聞いていた僕なんだよなぁ。

つづく。