古書店に行ったらたまたま目についた
石田ゆり子さんのエッセイ写真集、
「LIly-日々のカケラ」(文芸春秋社刊)
特にファンではないのですが、
つい手に取ってしまいました。
48歳、若いなあ、
イマドキの40,50代は、
美容術や栄養面での進歩もあって
本当に若い。
にもかかわらず、なぜか
30代、40代はオバンとか
言われている~~。
60,70代になると、
逆に「若い!」と。
これは何?
この年でこの若さ、
と最初は写真を眺めているだけだったのですが、
本文を読むといいこといっぱい書いてある。
さすが「いい年の重ね方していらっしゃるわ」
と尊敬の念。
「実力の伴わない、ただ若いだけの自分は
辛かったです」と20代を振り返る。
「若くてきれい」というだけで価値あるとする
20代が普通なのにね。
この方、20代にある俳優と婚約して
相手の不実で破談になっている。
辛かっただろうなと想像します。
何か引っかかったときには、
「自分はなぜこう思うのだろう」
「なぜこういうことが起きるのだろう」と
言葉に記しながら、自分と向き合っていく、
とのこと。
芸能界って、華やかだけど、それ相応の
キビシイ場所。
辛く苦しい日もあるけど、
そんな場所で日々を、一日一日を
丁寧に過ごしていく。
ベッドにもぐりこむとき、
毎日呪文のように
「今日も一日ありがとうございます」
と呟き、深呼吸して
「微笑んだ顔で眠る」そうです。
どんなことがあっても、「笑って眠る」
疲れ切った頭であれこれ考えようとせず、
可能ならとにかく眠ってしまうこと。
可能なら、という言葉に
眠れない夜もあるよね、と
そんな夜を知っていることを思わせます。
「ある程度は眠りの神様に委ねて
翌朝すっきりした頭で考えてみると、
たいていのことは
明るい方向に向かうように思います」
って。
そうか、
私も早速今夜から「笑顔で眠る」ことにしましょう。
たまたま手にとった一冊ですが、
これも誰かが授けてくれたのかも。
とてもいい本です。
というわけで、
本日はこれにて。
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