昨日の沖縄の工芸展のコーディネイト、最初に考えていたのは次の二つでした。
沖縄ということで、紅型帯。
これまでのコーディは、きものの色に対し反対色の帯が多かったのです。
たとえば、紫系のきものにからし系の帯の組み合わせ。
そのほうがメリハリがあるし、きものを着る楽しみは、洋服ではできない大胆な色合わせにあると思っていたから。
今回、しっくりこないで、急きょ、同系色の藍型の帯をもってきました。ちょっと寂しいのではないかと心配しながら、一方では、
紺系のきものには反対色は野暮ったい、それが仲居さん、お手伝いさんに見られるわけかもしれないと思ったのです。
紺の同系色コーディは、いわば紺色のワンピース感覚。これなら、中高と紺色の制服きているのだから違和感ないかも
夏大島に伊勢型染の絽帯。藍にグレーがなじんでいます。
水色の帯締めに林檎(りんご)に見立てた帯留めです。
顔映りを明るくするため、薄藍の刺繍半襟(自分で竹を刺繍しました)をもってきて、帯揚げと帯締めに合わせました。
比べるのもおこがましいのですが、富永愛さんの藍色コーディが頭にあったのかも。
昨日のきもののときには半襟を写さなかったのですが、同じ半襟です。
この同系色コーディ、結構評判がよかった?ので、今度は紫系で試してみました。
同系色コーディでも、きものも帯も明度が高いので、大島コーディよりシック度は下がり、そのぶん明るくなります。
これまで、この紫のきものに合わせていたのは、からし系の博多でした。
もちろん好みやTPOにもよりますが、これまでに気づかなかった同系色コーディに開眼したことで、少しはコーディネイトの幅が広がったように思います。
お口直しに美しいコーディをどうぞ
いつかはこんなクールビューティなコーディに
「和楽」(小学館・2010年11月号 大人の本格きものはじめ」
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