閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

怪我の功名

2014-10-03 05:20:14 | 閃き
若い技術者と一緒に製造機械のメンテナンスを行った

技術移転、技術指導の目的だ

若い技術者といっても経験はあるので作業はスムーズに進行した


ほぼ組み終わるところで、若い技術者がビスを機械の心臓部に落としてしまった

横着な性格が出てしまった

ビスは幾つ落ちたのか判らない

このままにして置く訳にもいかず、ほぼ組み上がった機械を又、分解せねばならない

若い技術者は何度も謝ったが、それ以上責めることをやめ、作業に取りかかった

運良く、落ち込んだビスは2個だけで直ぐに回収することが出来た


組み立てに入った時、温度センサーの取り付け金具の破損が発見された

このままでは必ず不具合として現れる


直ぐに金具を修理した

メンテナンスの確認漏れだが、ビスが落ちたことで発見できた


若い技術者には、これは怪我の功名といって、失敗しても全てが無駄に終わることが無いのだと諭した


面倒な事でも、やらねばならない事がある

そこから逃げていると、それ以上面倒な事になるのを知って

些細な事も見逃さなければ、決して大きな問題にはならないものだよ


若い技術者は、よい経験をしたと思う
コメント
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