閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

節分と鬼門

2015-02-03 09:40:51 | 閃き
テレビを観ていたら、節分の鬼の由来を説明していた


易学で病気や災害などの災いがやってくるという方角を鬼門といい、その方向は丑寅の方向とされる

方角で言えば丑と寅の間をうしとら(艮)といい、北東の方角に当たる

古くからこの信仰が根付いており、古い町の中心から見た丑寅の方角には神社が祀られている

鬼門の反対の方角は羊申で、ひつじさる(坤)南西の方角に当たり、裏鬼門と呼ばれ鬼門同様に忌み嫌われる

風水では鬼門や裏鬼門に台所や風呂、トイレ、玄関などを配置しない風習が今も残っている


陰陽道では北と西は陰、東と南は陽とされる

これは太陽の始まりの東から日中の南を陽、陽の陰る西と北を陰としたことによる

鬼門の方角は陰と陽の中間の方角に当たると言う訳だ


節分は暦で言えば新しい暦の始まりの節目に当たる日ことで、新しい年の始まりに邪気を払うために豆をまく

鬼門にいる鬼が丑の角と虎の衣装をまとっているのは方角の干支からきているとか

真実かどうかは判らないが、話題にはよいだろう


豆は「魔滅」や「魔目」に通じ、それをまいて邪を滅する事らしいが、宇多天皇(880年頃)からの風習だとか

日本なりの風習として興味深い


節分と立春の関係では、立春の前日=節分では無いが、おおよそそうなっているから、記憶するのはそれで宜しいではなかろうか

ネットで調べると、正確には違うとコメントしている輩もいらっしゃるが、我々庶民には大きな違いは無い事だ


恵方巻きがはやっているが、恵方とは歳徳神が居るその年の方角をいい、歳徳神の居る方角に向かってあらゆる事を行う事を吉とする考え方を利用したものだとか、一説には大阪の寿司屋の企みとも聞く

土用の丑の鰻やバレンタインデーも同様なようだから、その程度のこと

恵方巻きのブームで節分や鬼門、恵方などに興味が生まれて、ひいては日本を愛する心につながればよい


今年の恵方は西南西、妻お手製の恵方巻きを恵方を向いて黙って食べる日だ

恵方巻きの味に文句を言わずに「黙って食べろ」が本当のところでしょうねぇ


コメント
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