閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

柚胡椒を作る

2016-11-28 08:54:57 | 閃き
久々に柚胡椒を作った

柚胡椒を作るのは比較的単純であるが、大変手間が必要である

しかも、材料となる柚と唐辛子が同時に手に入らないと出来ない

地域の気候ににもよるだろうが、柚と唐辛子の収穫時期がずれているので同時に入手困難なのである


こう書いて、あれ?そうかな?と思われた方も多いと思う

一般には柚は青い(緑)ものを使用している

これだと柚と唐辛子は同じ時期になるのだが、私の作りたいものは黄色い柚を使用したものなのである

青い柚が熟して黄色くなり香りが増したものを使いたいのである

これだと、唐辛子の収穫からかなり遅れるので同時に入手出来ないのである


それが地元の友人が栽培していて、未だ収穫できると聞きつけて自宅に伺った

その唐辛子は一般のものとは違っていて、細長く曲がりくねったものもある

袋に一杯収穫させて頂いた

それから慌てて柚を買いに行く

山手の街にあるお気に入りの売店に安価で売られていた筈と出掛けた

すると運良く最後の残り物が売られていた

売店は来月からお休みになるという

これは良い兆しである


帰宅して早速唐辛子を洗い、種を取り除く作業に取りかかった

今回の唐辛子は細くて曲がりくねったものが多いので2倍の手間が必要になる

種を取り除いてもう一度洗い、パーパータオルで水分を取り除いて重さを計る

唐辛子と柚は同量なので、その分だけ柚の皮を用意する必要がある

柚は卸し金で摺り下ろす方法もあるが、私の場合は皮の部分だけを取り分けて使用している

表面がなるべく綺麗な柚を選び、黒く変色した部分や痛みかけている部分は取り除いた後、皮の裏側の綿状の部分を取り除くのである

これも大変な作業で随分時間を要した


これらの作業によって唐辛子の皮300g、柚の皮300gを別々にフードプロセッサーで細かくして混ぜ合わせ、食塩240g(80%)を加えて混ぜれば終了である

一般には唐辛子と柚と食塩は1対1対1の割合なのだそうだが、減塩仕様で80%にした

黄色の柚と青い唐辛子で作ると黄緑色の柚胡椒になるのだが、黄色の柚と赤い唐辛子で作るオレンジの柚胡椒も作りたい