閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

駅弁

2017-03-04 11:42:21 | 閃き
旅の楽しみといえば色々あるが、列車の中で食べる駅弁もそのひとつ

土地の名産品や名物の入った弁当を車窓からの景色を目で楽しみながら同時に舌でも楽しむ

この地ならではという風情満載の一時である


だが、東京駅の様に全国の駅弁が集められて売られるとその楽しみはちょっと違う

東京という中心地に居ながらにして全国各地の駅弁を味わえるという趣向は東京らしい

九州へ向かう新幹線の車中で北海道の海産物の弁当を楽しむという状況が生まれる

それはそれで楽しいのであろうが、何でもある東京だから何も無いという事かもしれない


丁度お昼頃に博多へ向け出発する新幹線の車両に居合わせた

出発して品川駅を通り過ぎた事から、車中は美味しそうな香りが充満し始める

見知らぬ人が食べている駅弁を覗き込むことはできないが、隣り合わせた家族、友人と思しき人々と笑顔で楽しんでいる様子は旅の楽しい一面を垣間見る

いつもならそのいい香りに誘われて、車内販売で何か買ってしまうのだが、前夜の日本酒が残っていて朝ごはんも遅かったこともあり、お腹が空いていないことが幸いして我慢が出来ている

我慢しながら今までに食べてきた各地のお弁当を思い出していた


思い出してみると、駅弁を車中で食べる記憶よりも、駅構内や駅ビル付近で食べた食事を思いだす

お昼の時間を車中で過ごす事より、お昼の時間前後に駅にいることが多いと言う事なのだが、駅ビルの食堂でなるべく名物を食べるようにしているが、名物に旨いもの無し、残念ながらこちらも記憶が薄い

駅の待合室で駅弁を食べる勇気も無いし、駅弁を買って列車に乗り込み食べてみるか?と考えたが、こちらも勇気が無い

在来線では駅弁は食べ辛い

思いを巡らせてみたものの、駅弁は家で食べる物なんだろう






コメント
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