閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

内向き

2017-08-01 07:36:49 | 閃き
歳を重ねると身体が硬くなると言われるが、具体的にはどういうことかを実感している

筋力の低下の原因はさておき、筋力が低下してくると、所謂、伸ばすという行為が出来なくなる

身体で伸ばすと言えば、背筋、腕、足、指、首などが馴染みがあるが、そういった場所が縮んできて伸びなくなる

お年寄りになると腕が曲がったままで伸びないとか、背筋が曲がってとかいわれるように、どんどん内向きに曲がってくる、というか縮んでくるのである

こういう状態になると身体が硬くなったと評されるのである

従って、若さを保つためには伸ばすという行為を意識的に行わねばならないのである


弟の様に付き合っている近所の後輩に久し振りに会った

会社にひょこんと訊ねてきてくれたのだ

彼は自営業であるが、この所の経済復興の波は来ず、縮小してこぢんまりとしているという

毎日が会社と自宅の往復だけで、近しい友人達とも会わなくなった

それが最近は地域の有志のゴルフ会に参加して月に1度のプレーが唯一の楽しみだとか

以前の元気さは彼には観られなかった


仕事が順調で有り、勢いがあるときは外へ向かって力を発揮していかねばならないが、内向きになると自然に外への力は弱まり、内へ内へと縮んでくる

まるで年老いた身体のようである

未だ若いのに元気の無い彼の姿を観るのは辛かった

外へ意識的に伸ばす事、そういった習慣、姿勢を持ち続けることは身体だけのことではない

ほんの少しでも外へ向かう気持ちを持ち、無理をしないで行動して行く事が老化を防止する

彼にそう語りながら、自分自身へ教えていた

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする