閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

覆水盆に返らず

2017-08-16 21:49:13 | 閃き
夏休み期間中に一人で書類を作っていたのだが、県の出先機関から面談の為に遠路来社戴くことになった

公務員には夏休み制度は無く、平日は業務なので気にしないで欲しいとのことだった

民間人は夏休みなので暇を持て余してドライブ気分で遠出したのかとひねくれて考えてみたが、わざわざお出でいただくことには変わらないので敬意を払うことにした

夏休み中なので、事務員は誰もいない

従って、お茶も出せないので、来社時間に合わせてペットボトルのお茶とカチ割り氷の入ったグラスを用意した



応対したのは応接室、事前にしっかり部屋を冷やしてお迎えして用意したペットボトルと氷の入ったグラスを勧めた

しかし担当者は冷たいものを飲みすぎてお腹の具合が悪いと言って手を付けなかった


面談を済ませて見送った時にはペットボトルのお茶は暖かくなり、氷はすっかり溶けていた

カチ割り氷も溶けてしまえばただの水

又、包装紙も残ったままのグラスに入った水があるだけである

ペットボトルのお茶は再び冷やせば冷たく飲めるが、一端溶けた氷はもう一度冷やしても氷にはなるが、カチ割り氷には戻らない


これも、覆水盆に返らずの一つなのだろう
コメント
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