日本酒が心配

夏休みが無かった事もあるのか、振り返ればもう８月も終わりになる

９月の声を聞くと秋である

秋と言えば秋の味覚、そう味覚の秋である

しかし、この所の天候不順で日照不足による作物の影響が懸念されてきている

このままではお馴染みの秋の味覚だけで無く、主食の米の収穫にも影響が出てきたら深刻である

生産者の農家の皆さんは元より、消費者も価格や量の点で何某か影響が避けられない

１９９３年の米不足も私の記憶には未だ新しい


この年も長雨で日照不足になり育成が遅れただけで無く稲熱病も発生するなど大きな被害が出たために、日本国中で米不足になり、当時政府が保有していた米を大量放出しても足りずにタイ米を緊急輸入する事態になった

東京の知人からも米の打診があり、僅かだったが対応に追われた記憶がある

この様な危機が発生する事を農家は長い経験の中で学んでいるために、米倉にはいつも米の保存があり、毎年収穫する新米など口に出来ないと言っていることも理解出来る

個人的にお米を購入している山家の知人に連絡してみたところ、育成は良いとは言えないが収穫時期は遅くなるかもしれないが毎年購入している量は大丈夫だろうとの話しを聞いてホッとしている


もう一つ心配なのが好きな日本酒の影響である

米といっても食用の米だけでは無く酒米もある

原料の米の出来の善し悪しで日本酒の味や量に影響が出る

足りないといって食用の米で直ぐに間に合わせることも出来ないだろう

今の内に酒蔵に貯蔵しておこうかと心配している

結局は酒飲みの戯言である