名人戦第3局は熱戦でした。中盤までは挑戦者の豊島二冠がやや有利のまま終盤へ。連敗スタートとなった佐藤天彦名人はこの一戦にかける執念からか、細い攻めを見事なまでにつなぎ、最終盤で逆転、おぼろげながら勝利が見えてきたと思った瞬間、名人が悪手を指し、これが致命傷になりました。136手の戦いを制した豊島二冠はこれで3連勝。これで初の名人位獲得まであと1勝に迫りました。逆に佐藤名人は崖っぷちに追い詰められました。名人戦の長い歴史の中でも3連敗からの4連勝はなかったはずです。それにしても投了した後は、敗戦の落胆を微塵も感じさせず堂々とインタビューに答えるところが、さすがは名人といった気がします。豊島さんは対局姿勢が美しいですね。
名人の最後の見落としはアマチュアでも気づかれた方は多かったと思います。しかし、2日にわたる頭脳、体力の疲労は限界だったはずです。そこで秒読みで指さなければいけない訳ですから、当然ミスは出やすくなります。これが一番タイミングの悪いところで出てしまったのはやや運がなかったかなという気はします。名人も人間ですから仕方ありません。僕は終盤戦を中心に見ていたのですが、谷川さんや藤井君の対局でもないのに、手に汗握るような、対局者の息遣いが聞こえるような感覚になりました。名局と言っていいのではないでしょうか。
エンゼルスの大谷翔平選手が打者として復帰しました。3番・DHで出場しましたが、結果は4打数無安打1四球でした。まあ、今日は目慣らしということでいいのではないでしょうか。まずは打者として順調に復帰できたことを喜ぶ日だと思います。明日以降、徐々にエンジンをかけて言ってくれることを期待しています。大谷君の年齢だと、打者としてはこれから10年が全盛期。個人的には投手以上に打者の伸びしろの方が大きいと見ているので、打者に専念する今年はひそかに期待しています。
名人の最後の見落としはアマチュアでも気づかれた方は多かったと思います。しかし、2日にわたる頭脳、体力の疲労は限界だったはずです。そこで秒読みで指さなければいけない訳ですから、当然ミスは出やすくなります。これが一番タイミングの悪いところで出てしまったのはやや運がなかったかなという気はします。名人も人間ですから仕方ありません。僕は終盤戦を中心に見ていたのですが、谷川さんや藤井君の対局でもないのに、手に汗握るような、対局者の息遣いが聞こえるような感覚になりました。名局と言っていいのではないでしょうか。
エンゼルスの大谷翔平選手が打者として復帰しました。3番・DHで出場しましたが、結果は4打数無安打1四球でした。まあ、今日は目慣らしということでいいのではないでしょうか。まずは打者として順調に復帰できたことを喜ぶ日だと思います。明日以降、徐々にエンジンをかけて言ってくれることを期待しています。大谷君の年齢だと、打者としてはこれから10年が全盛期。個人的には投手以上に打者の伸びしろの方が大きいと見ているので、打者に専念する今年はひそかに期待しています。