ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

阪神大震災から10年

2005-01-17 19:16:29 | Weblog
6433人の命を奪った阪神大震災から今日で10年が経った。復興著しいという声もあれば、まだ道半ばという声もある。復興著しいのは華やかな神戸の街並みで簡単に回復しないのは実際に地震の被害をこうむったり、家族を失った人々の心だろうか。
ただ確かなことはあれから10年の時が流れたということである。関心が薄れたことは否めない。この10年の間に日本にも様々な事件、事故、災害があった。地下鉄サリン事件、神戸児童殺傷事件、北朝鮮拉致問題、新潟中越地震など数限りない。そんな中で阪神大震災は古い地層のように埋もれていった。だからこそ今日ぐらいあの震災のことを考えてみたい。
6433人といわれてもあまりにデジタル的で正直ピンとこないところもある。しかしそこには確実に6433通りの物語があったはずだ。長さは違えど、楽しい物語、悲しい物語、色々あったはずだ。それが一遍に終わってしまった。無条件に奪っていった。自然を罰するわけにはいかない。自然の前では人間はあまりにも無力だ。せめて大地震が起きた時、1人でも多くの人間が助かるよう、みんなが知恵を出し合い、対策を練る以外に方法はないような気がする。
コメント
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