ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

鈍感力か繊細力か?

2007-03-03 22:48:10 | Weblog
最近話題の鈍感力。確かに大切ですよね。この力を持っている人が羨ましい。私には鈍感力がまったく欠如しています。だから、清原和博や菅野美穂に惹かれるのかもしれない。

清原や菅野は間違いなく繊細力の人です。清原は高校時代、甲子園球場が近づくと急性の下痢になってしまったり、巨人時代、名古屋での応援拒否にも過剰な反応を示しました。ふてぶてしくは見せているけれど、野茂や松井の図太さには到底及びません。

菅野は菅野で神経が細い。それは決して悪いことではなく、だからこそ並の役者には表現できない部分も見事に演じることが出来るのでしょう。

ファンではないけれど(私は谷川ファン)将棋の羽生善治も繊細力タイプですね。勝利が見えてきたとき、彼の手はよく震えます。何らかのセンサーが反応するんでしょうね。この手の震えがなければ羽生は二流の棋士だったかもしれません。

このような特別な世界では繊細力が役に立つこともあるでしょう。しかし、一般社会では鈍感力人間のほうが強いと思います。周りの目を気にせずわが道を行くからストレスがたまりにくい。繊細力人間はその逆です。

しかし、繊細力人間が鈍感力人間になりたがって、今話題の本でも読んで上っ面の部分だけを変えようとしても、何もならないような気がします。結局中身の構造は変わりませんからね。遺伝と幼少期の環境で鈍感力人間と繊細力人間に分かれるんでしょう。

ただ、無理して変えようとする必要はないと思います。鈍感力社会も繊細力社会も成り立たないはずです。鈍感力人間、繊細力人間。この両者が交じり合ってこそ社会は正常に動き、文化は成熟するのだと思います。

は~い。鈍感も繊細も席について~!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする