ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

さよなら清原

2008-10-03 20:48:42 | Weblog
さよならキヨ

10月1日。それは僕にとっても、ひとつの区切りの日。僕はテレビのチャンネルをオリックス・ソフトバンク戦に合わせた。勿論、清原の最後の雄姿を見るために。

一打席目、二打席目は凡退。やはり悔しかった。清原ファンは二つのタイプに分かれる。前者は結果はどうでもいいから、ただ清原の姿が見たい。後者は出るからには結果を出してほしいと思うタイプ。

僕は完全に後者。PL,西武の四番時代を知る者にとって、結果を出さない清原は考えられない。だから、僕は決して清原に対して優しいファンではなかった。

第三打席、ついに清原のバットが杉内のストレートをとらえた。打球は深々と右中間を破った。僕は残酷にも心の中で、「キヨ、走れ」と叫んだ。清原は痛みをこらえながら二塁ベースへ到達。僕は思わずこぶしを握り締めた。

第四打席は高めのストレートに手を出し空振り三振。清原の穏やかな顔を見て、終わったんだなと思った。

あなたのヒット、あなたのホームラン、あなたの空振り、あなたの笑顔が僕の支えだった。

これからは体を愛い、ゆっくり生きてほしい。さよならキヨ。さよなら不世出のプレーヤー。

コメント
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