ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

僕が考えるパニック障害の定義

2010-03-04 20:00:57 | Weblog
自分の経験と僕の耳に入ってきた情報をもとに思いつくままパニック障害の定義について書いてみます。

まず、僕の場合、息苦しくなり過呼吸発作が起きました。この経験は多くのパニック障害の患者さんもしていることでしょう。しかしこれだけではまだパニック障害とは言い切れないと思います。そこに恐怖感が伴うかどうかが大きなポイントです。「死ぬかもしれない」。そんな恐怖感ですね。

過呼吸発作、それに伴う激しい恐怖感。この2つが揃うとパニック障害の可能性は一気に高まる気がします。しかし、ここまではあくまで点です。これが線になるとよりパニック障害を疑う必要があるでしょう。

線になるとはどういうことかといえば、恐怖感の継続です。今度、またいつ発作が来るんだろうという不安が常に付きまといます。これが予期不安ですね。この状態になると何処にいても落ち着かなくなりますし、外に出ることも簡単にできなくなります。特に、電車の中のような閉鎖された空間や理容室や美容室などでは一層の恐怖を感じます。

症状が長引けば次第に発作は起きにくくなりますが、その反面、慢性化して治りにくくより複雑化してしまいます。少なくとも僕はこの状態ですね。

大雑把にパニック障害の典型を記しました。勿論、僕もここに書いたことはすべて経験しています。

これらはいわば最大公約数であとは患者さん一人ひとり異なる症状を持っている可能性があります。僕にも色々あるのですが、ここにまとめるのは大変なので省略します。

恐怖感を伴う過呼吸発作、動機。それが持続して外出がままならなくなったり、電車や床屋、美容室が苦痛。これらの状態が一定期間続いていたとしたらパニック障害の確率が非常に高いと思います。もしこれらの症状に悩んでいたり、あるいは家族など身の回りにこのような症状を訴えている人がいたら早めに精神科、神経科や心療内科などを訪れたほうがいいと思います。

勿論、僕は専門家ではないので一人の患者の視点から書きました。素早い行動も大事ですが、いい病院、いい精神科医に出会うこともとても大切なことだと思うので複数の病院をあたってみるのもひとつの方法だと思います。
コメント
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