ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

しらけた試合

2010-04-15 22:17:56 | Weblog
何ともしらけた試合でした。今日の巨人・阪神戦。

1対0と阪神リードで迎えた7回裏、巨人の攻撃は2死満塁。ここでバッターは坂本勇人。坂本の打球は左中間方向ふらふらと上がった。ピッチャーとしては打ち取った当りだったに違いありません。しかし白球はあれよあれよと伸びていきついには左中間スタンドに届いてしまいました。

逆転満塁ホームラン。これで4対1と巨人がリードし、ゲームはそのまま終わりました。本来ならば一番劇的な場面のはずです。巨人ファンは喜びを爆発させ、阪神ファンは悔しさが頂点に達するはずなのですが、個人的にはそういった興奮はまったくありませんでした。ここにいまのプロ野球人気の低迷を見た思いです。

かつての清原や松井がガツンと打ったならば、阪神ファンも納得がいくでしょう。しかし今日の坂本のふらふらの打球がゲームを決してしまうところにいまの野球のつまらなさが凝縮されています。本来なら外野フライで終わらなければいけない打球なのです。

最近のボールは飛びすぎるし、バットの性能も年々向上しています。このまま放置すればますます拍車がかかるでしょう。まずボールを国際球と同じサイズにすべきです。

松井秀喜は別格として日本ではホームランを30本、40本打っていた岩村や松井稼頭夫がメジャーリーグでは短距離打者になってしまうのもボールの重さに原因があります。

プロ野球人気の回復の第一歩は完璧に捉えた打球だけがホームランになるような本来の形に戻すことだと考えます。
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