ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

喫煙率が下がっているのにガン患者が増える矛盾

2010-05-03 22:40:33 | Weblog
いまから30年ほど前でしょうか。僕らの子供の頃はガンは不治の病、でもめったにならない病気というイメージがありました。確かに当時は死因のトップはガンではありませんでした。それが今では日本人の2人に1人がガンになり3人に1人がガンで亡くなるそうです。

どうしてこんな事になってしまったのか?大きな要因と思われていたタバコはいまから45年ほど前のピーク時に比べ喫煙率は大きく下がりました。よって喫煙者とガン患者の数は反比例しているわけです。

勿論、タバコが体に良い訳はありません。肺がんなど一部のガンのリスクを高めるのは間違いないと思われます。しかし、喫煙率を減らせばガンになる人も減るというのは大きな錯覚だった訳です。

では何がガン患者を増やしているのか?ひとつには寿命が延びたことが考えられます。長く生きれば生きるほどガンになるリスクは高まりますからね。しかし、これだけでは説得力が弱いです。

もうひとつ考えられるのはこれもよく言われることですが、食生活の欧米化です。和食より洋食のほうがガンになりやすい食生活なのでしょう。

そしてストレス。貧困を抜け出し、経済発展を遂げ社会が成熟すればするほどストレスは増していくようです。これがいまの段階で考えられるガンを増やした一番の要因かもしれませんね。

最後に意外なところでサプリメントもガンになる確率を高めている要因の可能性があるようです。ビタミンB群のサプリメントを長期にわたって摂取すると肺がんになるリスクが大幅に高まるという研究データもあるようです。このように体のために良かれと思って実行していることも時としてマイナスに作用することもあるのかもしれません。難しいですね。

いずれにしてもガンを撲滅させることなど夢の夢かも知れませんが、できるだけその方向に持っていくには医療技術を向上させるだけでなく、ガンにかかりにくい生活習慣を見つけ出すことが大切なのだと思います。
リンクに表示されるテキスト

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする