ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

久米宏の正体

2011-03-19 22:30:37 | 人物
今日の午後1時からラジオで「久米宏 ラジオなんですけど」を聞きました。先週に引き続き、今日も大震災関連の特別編成で放送していました。

「いまでも2時46分が近づくと心臓がどきどきする」という言葉が印象的でした。とはいえ、普段の明るく、歯切れのいい久米節も健在でした。

2時からのゲストは池上彰さん。久米さんが、「番組(降板)のことで大変な時期に来てもらえるとは思いませんでした」と言うと池上さんは「この世界から消える前に1度、(久米さんに)会ってみたかったんです」との事。さらに池上さんは「去年の3バブルはマツコ、戦場カメラマン、池上彰(笑)」と話し、暗に自分の人気は長く続かないことを予知しているようでした。

久米さんは池上さんが解説していた「週間子供ニュースだけは見ておけ」と番組スタッフに話していたそうです。そのことは池上さんも知っていて、「自分たちのセットが2週間後にニュースステーションに出てきました。出来はNステのが豪華でしたけど」と話していました。

番組は滞りなく終わりました。驚いたのは帰宅後です。インターネットのニュースに「久米宏が2億円寄付」とありました。もちろん、東日本大地震に対してです。2億円という額にも驚きましたし、久米さんが全くそのことについてラジオで触れもしなかったからなおさらです。おそらく「久米さん凄い」的なメールやファクスは多数届いていたはずです。そういったものはすべてシャットアウトしたのでしょう。

「ザ・ベストテン」「ニュースステーション」。久米さんが司会者として天才だということは昔から分かっていましたが、人間的にはどこかつかみにくい面もありました。しかしその正体は今日、はっきりしました。ナルシスト。同じく多額の寄付をしたイチローにも言える事ですが内面的なナルシストですね。人としての誇りが高く、彼一流の美学があるのでしょう。久米さんは現在の仕事は実質的に、このラジオ1本だけだと思います。いかに久米さんとはいえ、このご時勢、ラジオでのギャラはタカが知れています。年収もそれほどではないはずです。その上での2億円の意味は大きいですね。

その反面、関東から避難する人々で名古屋や大阪、福岡のホテルはにぎわっているそうです。久米さんとは真逆の人々です。色々な生き方、生き様があるものです。



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