ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

自殺大国日本

2011-05-14 22:54:09 | 社会
TBSラジオ「久米宏、ラジオなんですけど」の冒頭12分間は久米さんのフリートークなのですが、今日の主なテーマは「自殺」でした。

久米さんの頭の片隅に若い女性タレントの自殺があったかは分かりません。彼女の話題には全く触れず、自殺する人がいかに多いかをリスナーに伝えていました。98年以降、日本の自殺者は13年連続で3万人を突破しています。久米さんによると自殺者の裏には10倍以上の未遂者がいるそうです。自殺率では世界6位。日本は自殺大国になってしまいました。

要因としては高齢化による病気が最も割合が高いそうです。国の幸福度を測る調査もあったそうですが、日本は生活水準が高い割りに、非常に低い順位にとどまっているのに対し、国も貧しく、寿命も短いブータンが上位に入っています。

個人的にはこれまでの日本の価値観を変える時期が来たような気がします。「生活は便利なほうがいい。平均寿命が長いのはいいことだ」といった現在の価値観。勿論、便利なものを開発することは経済、文明の進歩にとって大切なことだし、ガンなどの難病の撲滅を目指す歩みを止めてはならないでしょう。

しかしその一方で、国民全員が上に記したようなことを目指す事はないと思います。一人ひとりに選択肢があっていいのではないでしょうか。決して自殺を肯定するわけではないですが、もっと色々な生き方が合ってもいいと思うのです。日本人は真面目で画一的なところがあり、それが戦後の奇跡的な経済復興のエネルギーにもなりましたが、今はそれが悪い方向に出始めているようです。もっと色々な生き方があっていい。数多くの選択肢があってもいい。硬く縮こまってしまっているこの国をほぐしていく事が、自殺者を減らす道ではないでしょうか。

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コメント
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