ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

暴力教師

2014-10-05 21:08:08 | 
その教師はこぶしを握り締め

ほかの部の生徒の顔面を殴る

何秒か間をおいてまた殴る

何発も、何発も

殴られている生徒は逃げようともせず、それを受けている


暴力教師は僕らの顧問

東大出の、銀縁めがねのインテリ暴力教師


僕らはドアを開ければ屋上の床に腰を下ろし

「ああいう奴がいるから駄目なんだ」と愚痴るしかない


その後、いくらか時が経ち

僕は暴力教師と体育館を出たところで話をしていた

内容は覚えていない


その時、はるか頭上を何台もの自衛隊機が通過した

暴力教師は青い空に浮かぶ、それらを眺めながら

「いいよな、君らは。これから航空機のパイロットにだってなれるんだから」と言った。

僕は生返事を返していたに違いない

目を細めている暴力教師の顔を、ポカンと眺めていたに違いない

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