ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

清原逮捕

2016-02-03 15:46:32 | 人物
このブログの2014年9月20日付けの「清原はなぜ転落したか」という自らの文章を読み返して、そのまま今日コピペしてもおかしくない内容が記されているので、出来るだけ繰り返しは避けて書きます。

ただ、転落場所が、このような薬物になるのか、自殺になるのかはよく分かりませんでした。まあ、とりあえず自殺でなくて良かったかなぐらいの気持ちです。

簡潔に言えば清原さんは弱かった。それに尽きるのだと思います。10代の眩し過ぎる記憶も、重荷だったことは確かでしょう。あとは一つ一つのボタンの賭け違いを繰り返し、今日という日を迎えたわけです。こんなにも弱い人間に、類い稀な才能とスター性が与えられた不幸。

ボタンの掛け違いの中でも大きかったのが1996年オフのFAです。清原さんは巨人か阪神かで迷った末の選択。まだ彼自身が決めたのならいいのですが、彼のお母様の言葉に突き動かされての巨人入りでした。清原さんは自分では決められない。そんな弱い心で、あえて火中に飛び込んでいったのですから、苦しむのは明白でした。阪神ファンならもっと優しい目で見てくれていたと思います。しかし、そうした生きるために必要最小限の打算もなかった。

巨人入団以後は皆さんご存知のように、人相やスタイルも西武時代とはかけ離れてしまいました。結婚という流れを変えるチャンスもありましたが、それを生かせなかったのも彼の弱さからでしょう。ゲームにおいては勝負強さが大きな持ち味だった人が皮肉ですね。

ファンの方々もショックだとは思います。しかし、何より二人の息子さんが深く傷ついているいと思われます。罪深いですね。ファンのひとりとしては、大阪に帰って静かに暮らしてくれればという想いだけです。

自分もパニック障害という病気ですから、酒の飲める体質だったら、確実にアルコール依存になっていたと思います。その苦しさから逃れるために。清原さんも何か巨大なものから逃げようとした末の覚醒剤だったのでしょう。残念です。
コメント
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