ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

小さく泣いて、旅をする

2017-11-14 21:03:52 | 
朝、目覚めるたびに、新しく生まれる感覚がある
だから僕は小さく泣く
今日を生きる苦しみを凝縮させるように
 
歴史の光が眩しく感じても
振り返らない方がいい
ただ、その背中に温もりを感じて
前だけ見ていればいい
車やスマホにぶつからぬように
時々、つま先を確認しながら
石ころに躓かないように
気分を変えたければ、首を後ろに倒し、宇宙を見るのもいい
左右の視界に入る景色が、秋から冬へと流れてゆく
 
今日一日が終わってゆく
苦しみの旅路の果てに何が待っているのか
それがぼやけているから、今も生きているのだろう
 
 
コメント
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