ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

卑屈が伸びてゆく

2017-12-08 21:34:03 | Weblog
無意識に瞳を強く握りしめていた

初冬の太陽にさしたる力はない

それでも僕はしばらく目を強く閉じていた

もう何も見たくないのかもしれない



立派なものは、より立派に映り

輝いているものは、より輝いて映り

みすぼらしいものは自分に見えた

卑屈が高く高く伸びてゆく



生きていることが恥ずかしく

だから穴に入りたいのだが

コンクリートはそれを許してくれない

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