最後に疾走したのはいつだったろうか
気まぐれに外出したら
太陽に冷やされ
風に刺され
星に撃たれた
家に帰り、傷口が気になり
シャツを脱ぎ、心を確かめた
触れてみると、氷のように冷たく
出血していて、無数の穴が開いていた
とりあえず傷の手当てをして
痛み止めの薬を飲み
明日はもう一枚重ね着すると決め、眠りについた
日ごとに服は重くなり
もう二度と疾走することはないだろう
気まぐれに外出したら
太陽に冷やされ
風に刺され
星に撃たれた
家に帰り、傷口が気になり
シャツを脱ぎ、心を確かめた
触れてみると、氷のように冷たく
出血していて、無数の穴が開いていた
とりあえず傷の手当てをして
痛み止めの薬を飲み
明日はもう一枚重ね着すると決め、眠りについた
日ごとに服は重くなり
もう二度と疾走することはないだろう