ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

一山麻緒、西山朋佳 ヒロインの明暗

2020-03-08 12:40:32 | 人物
それにしても女子マラソンの一山麻緒選手、見事な走りでしたね。素晴らしい。一山さんに関してはこの後書きます。

昨日、行われた将棋のプロ棋士養成機関、奨励会の三段リーグ最終節が行われました。注目の西山朋佳三段は2連勝で14勝4敗としましたが、上位の二人も崩れず、3位と惜しくも四段昇段はなりませんでした。

それにしても14勝4敗は凄いですね。普通ならプロ棋士になれる成績です。あの藤井聡太七段でさえ、13勝5敗ですから。ぜひとも女性初のプロ棋士の快挙を見たかったですが、そこは男性陣も意地がありますからね。勝負の世界。仕方ありません。今回3位ですが、次点が付きました。もう一度3位の成績を残せば、フリークラスではありますがプロ棋士になります。

現在24歳、26歳の年齢制限まで残された機会はあと3回。女流棋戦にも参加しているため、棋譜が残り、研究もされていると思われます。伝統のある将棋の世界だけに「女性プロ棋士は是か非でも阻止する」という空気も一部にはあるでしょう。実力が紙一重の三段リーグ。なかなか現実的には難しいですが、これまで中学生からプロを目指すために、ほぼ男ばかりの奨励会の世界で、ここまで戦ってきた西山さんですから、何とか彼女の夢が叶ってほしいです。がんばれ西山朋佳。

夢が叶ったといえば、名古屋ウィメンズマラソンでオリンピックの切符をつかんだ一山麻緒選手です。五輪出場設定タイムを大きく上回る2時間20分29秒での見事な優勝。ちょっとこの子はモノが違います。高橋尚子、野口みずき級の素質を持っていますね。

レースは30キロ付近からスパートをかけ、逃げ切るマラソンの王道の勝ち方で、長い低迷期が続いた女子マラソンにもついに光が差しました。初マラソンが去年の東京で、わずか1年で急成長。東京オリンピックのマラソンの開催の場所が、酷暑の東京から北海道に移ったため、彼女のようなスピードランナーにチャンスが出てくる可能性は高いです。メダルの可能性は男子は厳しいですが、女子は一山選手の出現で一気に現実味を帯びてきました。
コメント
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